小説むすび | 三国志演義 (三)

三国志演義 (三)

三国志演義 (三)

出版社

講談社

発売日

2014年11月11日 発売

ジャンル

二世紀末、後漢王朝が崩壊する。群雄割拠の時代、魏、蜀、呉は「三国時代」に突入。千年の時を経て、膨大な「三国志」物語群、資料を整理・編纂し、さらに、史実と虚構を巧緻に交錯させ成立した、驚異の物語世界『三国志演義』。本巻は、劉備の蜀攻略、劉備と曹操の漢中争奪戦、関羽の戦死、張飛暗殺、蜀の大敗と劉備の死を描く。一大巨編の転換点。

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西暦220年、後漢王朝の崩壊後、群雄割拠の時代の中から魏、蜀、呉の三つ巴の戦いへと発展した。その約1000年後。複数の「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築してたのが、本書『三国志演義』です。中国文学に精通した訳者が、血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳した決定版です。 西暦220年、後漢王朝の崩壊により乱世が到来。やがて、その中から魏、蜀、呉の三国が生まれ、三つ巴の戦いへと発展していった「三国時代」は、陳寿による『三国志』(3世紀末)や『新全相三国志平話』(元の至治年間に刊行とされる)、芝居などの民間芸能の世界で、連綿と語られ続けてきました。そして、「三国時代」から約1000年後。いくつもの「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築して、現在知られる「三国志」物語のイメージを確立したとされるのが、羅貫中の白話(口語)長篇小説『三国志演義』です。 本書は、中国文学に精通した訳者が、その血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳しました。 全120話中、第1巻は、「黄巾の乱」の勃発による後漢王朝の危機到来から官渡の戦いまでの第30回分を収録。桃園で義兄弟の誓いを結ぶ劉備、関羽、張飛をはじめ、曹操や呂布、孫堅・孫策・孫権ら主要メンバーが登場し、群雄割拠の乱世の様相が描かれます。 2014/09/11 発売

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二世紀末、宦官が専横を極め崩壊寸前の漢王朝。黄巾賊が暴徒と化す乱世を正さんと、劉備 、関羽 、張飛 の三豪傑が立ち上がる。桃園に宴し義兄弟の契りを結び黄巾討伐するも、天下の支配権を巡り権力闘争が次々勃発。暴君・董卓の盛衰、劉備の宿敵・曹操の台頭、強将・呂布との攻防ーー群雄割拠の戦国の世が幕を開ける! 中国歴史小説史上最大のベストセラー。NHK人形劇の原作となった立間祥介の名訳で、不朽の大河ロマンが蘇る。 主な登場人物 後漢末地図 第一回 桃園に宴して 豪傑三 義を結び     黄巾を斬って 英雄 始めて功を立つ 第二回 張翼徳 怒って督郵を鞭うち     何国舅 謀って宦官を誅す 第三回 温明殿に議して 董卓 丁原を叱し     金珠を贈って 李粛 呂布を説く 第四回 漢帝を廃して 陳留 位に即き     董賊を謀らんとして 孟徳 刀を献ず 第五回 矯の詔発せられて 諸鎮 曹公に応じ     関兵を破って 三英 呂布と戦う 第六回 金闕を焚いて 董卓 兇を行ない     玉璽を匿して 孫堅 約に背く 第七回 袁紹 磐河に公孫と戦い     孫堅 江を越えて劉表を撃つ 第八回 王司徒 巧みに連環の計を使い     董太師 大いに鳳儀亭を鬧がす 第九回 暴兇を除いて 呂布 司徒を助け     長安を犯して 李催 賈クに聴く 第十回 王室に勤めんとして 馬騰 義兵を挙げ     父の讐を報ぜんとして 曹操 師を興す 第十一回 劉皇叔 北海に孔融を救い      呂温侯 濮陽に曹操を破る 第十二回 陶恭祖 三たび徐州を譲り      曹孟徳 大いに呂布と戦う  ほか 全三十回 解説 略年表1 2019/05/24 発売

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官渡の戦いに勝利し、勢力を一気に拡大する曹操。一方、劉備は稀代の賢者・諸葛亮孔明を、三顧の礼をもって新たな軍師として迎え入れた。一進一退を繰り返す二者の攻防の中、江東の孫権も黄祖を破り、虎視眈々と権力拡大をもくろむ。三つ巴の戦乱の行方を握るのは策士・孔明の見事な妙計ーーホウ統の連環の計を経て、80万の曹操軍を火攻めにすべく七星壇を築いた孔明。奇跡の東風を起こせるか。赤壁の戦いの結末がここに! 主な登場人物 後漢末地図 第三十一回 曹操 倉亭に本初を破り       玄徳 荊州に劉表を依る 第三十二回 冀州を奪って 袁尚 鋒を争い       ショウ河を決して 許攸 計を献ず 第三十三回 曹丕 乱に乗じて甄氏を納め       郭嘉 計を遺して遼東を定む 第三十四回 蔡夫人 屏を隔てて密語を聴き       劉皇叔 馬を躍らせて檀渓を過ゆ 第三十五回 玄徳 南ショウで隠淪と逢い       単福 新野で英主と遇う 第三十六回 玄徳 計を用いて樊城を襲い       元直 馬を走らせて諸葛を薦む 第三十七回 司馬徽 再び名士を薦め       劉玄徳 三たび草廬を顧う 第三十八回 三分を定めて 隆中に策を決し       長江に戦って 孫氏 讎を報ず 第三十九回 <外字>州城に公子 三たび計を求め       博望坡に軍師 初めて兵を用う 第四十回 蔡夫人 議って<外字>州を献じ      諸葛亮 火をもって新野を焼く 第四十一回 劉玄徳 民を携えて江を渡り       趙子竜 単騎 主を救う 第四十二回 張翼徳 大いに長坂橋を閙がし       劉豫州 敗れて漢津口へ走る  ほか 全六十回 略年譜2 2019/05/24 発売

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劉備が益州(蜀)を獲得し、ついに天下三分となる。さらに曹操にも勝利して漢中王の座につき快進撃を続けるが、密約を結んだ曹操と孫権に関羽を討たれ、張飛までも暗殺で失い悲嘆に暮れる。魏では曹操が病没すると跡を継ぐ曹丕が献帝から皇帝の位を奪い、後漢が滅亡。対抗した劉備は蜀漢の皇帝を名乗り、義兄弟の仇討ちに赴くが返り討ちにされ失意のうちに逝く。英傑たちの思いを受け継いだ次世代による戦いの幕が開ける! 主な登場人物 三国地図 第六十一回 趙雲 江を截って阿斗を奪い       孫権 書を遺して老瞞を退く 第六十二回 フウ関を取って 楊・高 首を授し       ラク城を攻めて 黄・魏 功を争う 第六十三回 諸葛亮 痛んでホウ統のために哭き       張翼徳 義をもって厳顔を釈す 第六十四回 孔明 計を定めて張任を捉え       楊阜 兵を借りて馬超を破る 第六十五回 馬超 大いに葭萌関に戦い       劉備 自ら益州の牧を領す 第六十六回 関雲長 刀単にて会に赴き       伏皇后 国の為に生を捐てる 第六十七回 曹操 漢中の地を平定し       張遼 威を逍遥津に震う 第六十八回 甘寧 百騎にて魏の営を劫い       左慈 盃を擲げて曹操を戯る 第六十九回 周易を卜して 管輅 機を知り       漢賊を討って 五臣 節に死す 第七十回 猛き張飛 智をもって瓦口の隘を取り      老いし黄忠 計をもって天蕩山を奪う 第七十一回 対山を占めて 黄忠 逸をもって労を待ち       漢水に拠りて 趙雲 寡をもって衆に勝つ 第七十二回 諸葛亮 智をもって漢中を取り       曹阿瞞 兵を斜谷に退く  ほか 全九十回 略年表3 2019/06/14 発売

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漢王朝再興という劉備の悲願を受け継いだ諸葛亮は、「出師の表」を奉呈し六度の北伐へ挑む。新兵器の投入、新運送具導入の持久戦と策を凝らした孔明だったが、ライバル司馬懿との争いの果てに陣没。魏では権力争いで司馬一族が実権を握り、司馬炎が晋を建国。諸葛亮亡き後、政治が乱れ疲弊する蜀、孫権の後継者争いに揺れる呉。破竹の勢いで侵攻する晋によって、ついに天下は統一へーー。壮大無比な歴史超大作ここに完結!  主な登場人物 三国地図 第九十一回 瀘水を祀って 漢相 師を班し       中原を伐たんとして 武侯 表を上す 第九十二回 趙子竜 力めて五将を斬り       諸葛亮 智をもって三城を取る 第九十三回 姜伯約 帰して孔明に降り       武郷侯 罵って王朗を死せしむ 第九十四回 諸葛亮 雪に乗じて羌兵を破り       司馬懿 日を尅めて孟達を擒とす 第九十五回 馬謖 諫めを拒んで街亭を失い       武侯 琴を弾じて仲達を退く 第九十六回 孔明 涙を揮って馬謖を斬り       周魴 髪を断って曹休を賺く 第九十七回 魏国を討たんとして 武侯 再び表を上り       曹兵を破らんとして 姜維 詐って書を献ず 第九十八回 漢軍を追って 王雙 誅を受け       陳倉を襲って 武侯 勝を取む 第九十九回 諸葛亮 大いに魏の兵を破り       司馬懿 入って西蜀を寇す 第百回 漢兵 寨を劫って曹真を破り     武侯 陣を闘わせて仲達を辱しむ 第百一回 隴上に出でて 諸葛 神を妝い      剣閣に奔って 張コウ 計に中る 第百二回 司馬懿 北原・渭橋を占め      諸葛亮 木牛・流馬を造る 第百三回 上方谷に 司馬 困を受け      五丈原に 諸葛 星を禳う 第百四回 大星 隕ちて 漢の丞相 天に帰し      木像を見て 魏の都督 胆を喪う 第百五回 武侯 預め錦嚢の計を伏し      魏主 拆ちて承露盤を取る  ほか 全百二十回 略年譜4 2019/06/14 発売

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