ユリシーズ(1)
ジョイス文学の輝かしき頂点であり、二十世紀文学の偉大な指針でもある、『ユリシーズ』の新訳決定版。ダブリン。1904年6月16日。それはダブリンにとってはありふれた一日だったが、ふたりの中心人物にとっては平穏無事な日ではなかった。22歳の文学志望の青年スティーヴンと、新聞社の広告とりである38歳のユダヤ人ブルーム。彼らはダブリンのなかを歩きつづける。まだ親しくはならずに。第1挿話「テレマコス」から第10挿話「さまよう岩々」まで。
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ユリシーズ 2ユリシーズ 2
図書館を出たブルームは、モリーのために猥本を探し、酒場でナショナリストと口論。浜辺で若い女の下着に欲情、モリーら女たちに思いを巡らす。読みやすい訳文、詳細な訳注で大作の全体像に迫る。 2003/09/24 発売
ユリシーズ 3ユリシーズ 3
午後10時。ブルームは国立産婦人科病院の談話室でスティーヴンに注目する。舞台は娼家へと移り、現実と幻想の間を彷徨するブルームはスティーヴンに死んだ息子の姿を重ねる。第十四、第十五挿話。 2003/12/21 発売