淡海乃海 水面が揺れる時 十三(13)
1584年。基綱が九州を平定し、太政大臣に就任した年。息子・堅絹を征夷大将軍に就任させることで、「幕府」という政の形に終止符を打った。そして新たに開いた政の府は相国府。相国として最初の仕事は外交ー対馬、琉球、朝鮮、そして、背後に存在する大帝国・明。“日本”としての舵取りに頭を悩ませる中、四国では動乱の兆しが…?ついに世界へと漕ぎ出した戦国サバイバル小説、最新刊!書き下ろし外伝×2本&もとむらえり描き下ろし漫画も収録!
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1586年。龍造寺が大友領へ侵攻を開始した年。大地震での負傷も癒えた基綱は、今度こそ九州の完全平定に乗り出した。再び十五万の大軍を動員し、三方向から破竹の勢いで進軍していく。しかし、敵の総大将・龍造寺隆信の本隊は動かず、不気味な沈黙を保ったまま。基綱の首のみに狙いを定め、朽木勢が肥前に踏み込んでくるのを虎視眈々と待っているのだ。天下を賭けたこの勝負に、敗北は許されない。知略の限りを尽くした壮絶な駆け引きを続けながら、いざ雌雄を決する戦いへ!弱肉強食の世を描く戦国サバイバル小説、最新刊! 2023/11/20 発売
1587年。朽木家が九州再征を果たした年。西日本から抵抗勢力を完全に排除したことで、残すは関東・奥州のみ。乱世の終焉までもう一息のところまで来ていた。だが、そんな折に宣教師たちが日本侵攻を企てているという報せが舞い込む!どうやら支援者であった大友の没落で切支丹が苦境に立たされている現状を打開するため、拠点のマニラから軍船を呼び寄せるのだという。これを放置しては朽木の支配体制が揺らぐだけにとどまらず、最悪スペインによる植民地化につながる危険性もある。天下統一を目前にして現れた海外からの脅威を前に、果たして基綱の打つ手は如何に…!?弱肉強食の世を描く戦国サバイバル小説、最新刊! 2024/03/19 発売