出版社 : かもがわ出版
英米文学研究者・吉田新一の横顔をご紹介するとともに、次世代へ手渡したい「本の楽しさ」について綴ります。エッセイ第3弾。英文学者で翻訳家の百々佑利子さんとの対談も収録。 はじめに 魔法をかけられたときのこと 一吉田新ーさんとの出会い一 物語るイラストレーションってどんなもの? -コールデコッ卜の絵本の楽しみ方ー ピーターラビットと私 読めば読むほど・知れば知るほど 自分好みの読み方を見つけよう! 本が好き、でも本だけが特別じゃない ときには寄り道したくなる 一思春期のこと一 すてきな人におすすめされると、本はもっとおもしろくなる 非日常と日常が交差するとき 本を読むことってなにかの役 にたちますか? ただいま奮闘中 一新聞連載のこと一 本をこどもに手渡すということ 対談: 百々佑利子(翻訳家) x 越高綾乃 おわりに
「幼年童話に慣れ親しんだことが、長い読み物を読むためのステップになっていた」という著者が、当時の気持ちを丁寧に振り返ります。 ひとりの子どもが「物語」と出会うとき、その内面でなにが生まれるのか。子どもと本をつなぐためのヒントが詰まった、ブックガイドにもなるエッセイ集です。 はじめに 冒険のはじまりはぬかりなくーーエルマーのぼうけん みんなのあおぞらようちえんーーおおきな おおきな おいも いつでも遊びに行ける場所ーーおひさま はらっぱ 「悪い子」だからこそ愛おしいーーきかんぼのちいちゃいいもうと 見守られている安心感ーーこぐまのくまくん 大切なものはずっとそばにあるーージェインのもうふ モヤモヤした感情の心強い代弁者ーーちいさいモモちゃん にんまり余韻に浸るーーどろんここぶた 「わたし、ちゃんと最後まで読めたよ」--はじめてのキャンプ 紙とクレヨンがあったら、なにつくる?--ももいろのきりん のんびり、ぽわぽわ へなそうるワールドーーもりのへなそうる ごっこ遊びの天才ーーロージーちゃんのひみつ いつだって「これが私!」--ロッタちゃんのひっこし こんなのあり? 型やぶりなヒーローーーロボット・カミイ 姉妹っていいな!--雪の森のリサベット 「いまの自分」を映す存在ーー百まいのドレス *コラム* 読んでもらう楽しさ、自分で読む楽しみ みんなと一緒に読んでもらうこと 本とごっこ遊びの関係 もう手に入らない本のこと *対談* どんな本が好きだった? ななちゃん×越高綾乃
信州から満州、明治から今日までを舞台に、戦争と激動の時を越え、愛と不屈の精神が織りなす人間讃歌。そして今、若者たちの「武器よさらば!」の歌声が響く。元特攻志願少年、米寿を迎える著者渾身の「遺言書」。
気楽な気分で読める海外児童文学案内 パディントンやピッピにローラ、マーニー、アントンなどなど、子どもの頃から現在に至るまでずっと読んできた海外の児童文学作品について愛情深く語るエッセイ集。 ーお話の世界にすっかり入り込んでいた幼少期はもちろんのこと、思春期のつらいときも、大人になってからも、著者の傍らにはいつも魅力的な彼らがいました。 同じように子ども時代から親しんでいる方へはもちろんのこと、子どもたちに手渡ししたいと考えている方にもぜひおすすめしたい。 エッセイ22本、コラム4本、 翻訳者の石井登志子さんとリンドグレーン作品やスウェーデンの児童文学について語り合った対談も収録。
明治を代表する女性作家・樋口一葉、芸術家小説のさきがけ・幸田露伴、転換期の時代にほんろうされる女性と男性の葛藤と自立を描き出す。