出版社 : イースト・プレス
若く可憐な男子妻・夏海は、超ハンサムリーマンの旦那様・恭彦と新婚生活真っ最中。平凡だが甘く幸せな日々。そんな夏海には、旦那様にも秘密の顔がある。警視総監直属の特命捜査官。潜入捜査のプロだ。新婚の身には辛い、新たな任務ー闇オークションの実態を探るため、資産家の屋敷に住み込みメイドとして潜入する夏海。愛しい旦那様に逢えない淋しさに耐え、辿り着いた事実は意外にも…。激甘新婚ラブコメ。
「SM小説は単なるポルノでは終わらせない、俺が文学にまで高めてやる」老いてなお盛んだった故・団鬼六氏の遺志を、その生前より受け継ぎ、男女の情愛と人間の業を、徹底的に肯定し、文学として昇華することを目指す書き下ろし官能文芸。 常識やルールに縛られない恋愛小説を世に問う裏には、妄想の復権という目論見もあります。あらゆる場所が閉塞感に満ち満ちている時代に、妄想力に溢れた情愛小説こそがなにかを突破していくと。 「悦」は一流の官能作家陣、賛同を得て越境してくる別ジャンルの作家陣、また、異能のエッセイストたちによって、ワンランク上の官能文芸を総合的に提供しています。
通訳として訪れたイルダニア国でテロに巻き込まれた春樹は、国王のナウファルに救出される。だが、それはナウファルではなく双子の弟アズハールだった。イルダニア国では双子は禁忌の存在。彼らの秘密を知った春樹は、性奴隷としてハーレムに監禁されてしまう。兄の影として生きるアズハールに次第に惹かれ始めていく春樹。しかし、国王の命を狙う魔の手が、身代わりを務めるアズハールに伸びてきて…。
七年前に恋人の誠樹を喪って以来、実業家の従弟の秘書を務めながらひとり静かに生きてきた千明。そんな千明にはここ一年ほど密かに気になっている相手がいた。それは従弟のビジネスパートナーである天才パティシエの加地だ。最近は仕事の上だけでなく、プライベートでも一緒に美術館巡りをする仲。自分は再び誰かを愛せるのか。もしまた大切な存在を喪ったらと千明の心にブレーキがかかり…。雨色ハートフルラブ。
不吉な塊が心を終始おさえつけていたーー。 なぜ人間は見すぼらしく壊れたものに魅きつけられるのか? 梶井基次郎は生涯死と隣合わせに生きながら、表題の『檸檬』をはじめ 『桜の樹の下には』『冬の蝿』などで、そんな人間の心の深淵を詩情豊かに表現し続けたーー。 「近代日本文学の古典」とも言われる小品群をあわせて漫画化。 梶井基次郎(かじいもとじろう) 大阪府出身。奉公先で肺を悪くして以降、病気と闘い続ける。 高等学校留年中に荒れた生活を送り、志賀直哉の小説などに傾倒し始める。 東京帝国大学在学中に同人誌『青空』
植物になりたいと願う青年。毎夜、午前一時に現れる男。言葉を探し続ける郵便局員ーーどこか奇妙で、愛おしい人々。 新潮新人賞、野間文芸新人賞、そして芥川賞、大江健三郎賞と数々の文学賞を受賞してきた著者が、デビューから10年を迎えたいま、初めて挑んだショート・ストーリー集。器用には生きられない人々に寄り添い描いた、珠玉の50篇。 *松倉香子の描き下ろしイラストレーションも贅沢に収録!
『テーラー・えのきだ』でスーツの仕立てに心血を注ぐ榎田。そしてそんな榎田を今夜も淫靡な世界へと誘う芦澤。一見何事もなく過ぎる日々。だが、一人の中年刑事が木崎と諏訪の関係…木崎の組への裏切り行為に気づいたことで、破滅へのカウントダウンが始まる。諏訪が組に捕らわれ、今度はその人質交換として木崎が榎田と優香を攫う。一方で木崎の殺害を命じられる芦澤。八方塞がりの闇の中、一発の銃声が響き…。
佳幸は新進気鋭の金属彫刻アーティスト。従兄弟の博光がパリで実業家のアルマンと恋に堕ちたのがきっかけで、アルマンの親友、ジャン・ミシェルから熱い秋波を送られているが、所詮彼は遊び人…と若干引き気味。そんな佳幸とジャン・ミシェルがラスベガスのコンテンポラリーアートフェアで再会した。煌めく夜に二人の関係も一気に燃え上がるかと思われたが…。素直になれない佳幸。パリー神戸ディスタントラブ。
ギリシア神話にしか登場しなかった伝説のトロイア。しかし、その伝説を信じ、ついにはトロイアの都が実在していたことを証明してみせた男ーシュリーマン。18か国語を操り、巨万の富を築いた実業家でありながら、どんな環境におかれても希望を見失わず、トロイア発掘の夢を追い続けた人物の情熱的な生涯をつづった自伝を漫画化。
『真昼の怪』の調査で夏休みを潰してしまった刻子たちは、 雅の父・蒼然の紹介で、彼の知り合いが経営する海沿いの古民家へ宿泊することになる。 飽きもせず愛の言葉をささやき続けるジャンに戸惑う刻子。 そんな彼らの様子を見守る(楽しむ)佐々子と金之助。 一方、刻子に思いを寄せる雅はジャンの存在に心中穏やかでいられない。 旅先といえども相変わらずの彼ら、と思いきやーー 「……生身だと、欲情して困ります」 「ジャンのことが気になる? 僕のことよりも……?」 ジャンと雅が刻子に急接近!? 美形でオタクなエクソシスト
「こんな夢を見たー。」ときに現実よりも如実に真実の一面を写しだすのが夢だとすれば、はたして夢が現実なのか、現実が夢なのか?漱石は夢を文学的に再現しようと試みる。また、漱石が生死の境をさまよった病気療養中の手記『思い出すことなど』とあわせ、世の中と距離を置くことで現実を見つめ直す、日本近代文学の異色の傑作を漫画化。
EMIQの大人気携帯恋愛ゲーム「幻想伝†騎士LOVERS」が小説に! 「この想いは騎士にあるまじきもの」 冷静沈着な天才騎士ランスロットとの禁じられた恋の行方は……? 小さいながらも平和な国、ポフィール国で大切に育てられてきたリリィ姫。 しかし16歳の誕生日前夜、王国がとつぜん竜王に襲われる。皆が石に変えられ ていく中、王の機転でたった一人城から逃がされた姫だったが、ほっとしたのも つかの間、狼の群れが姫に迫る。絶体絶命の危機に彼女の前に現れたのは、無表 情な美貌の騎士ランスロットであったーー。
無事アクアテラに帰国したシェルタは、 自分に備わっている強大な力の意味を知るために、 父であり一族の長であるシンティリーオと向き合う決意をする。 しかし、父に告げられた真実はシェルタの想像を超える衝撃的なものだった。 一方、カルフとソティラスは《水の一族》の力と寿命の関係を知り、シェルタのもとに向かう。 秘されて育てられた意味、強大な力の理由、そして、シェルタという名に込められた思い。 様々な思いが交錯する中、物語は核心へと突き進んでいく……。
空から奇蹟がふりそそぐーー言葉が奏でる、至福の音楽空間! 新潮新人賞受賞の31歳の小説家が、夏の野外ロックフェスティバルの広大な空間と、そこに流れる濃密な時間をまるごと活写。青空、太陽、ステージ、楽器、森の濃い緑、風、テント、雨、レインコート、酒、ダンス、男と女、音楽ーー掴みきれない<瞬間>の連続を、それでも言葉で掴みとる、「夏フェス」小説、誕生。写真:宇宙大使☆スター 装丁:川名潤(pri graphics inc.)
平安時代末期。平氏の棟梁・清盛の太政大臣任命を機に、武家から貴族へと勢いを強めはじめる平家。しかし、清盛の台頭を面白く思わない後白河法皇をはじめ、朝廷の院政勢力による反平家の波が起こりはじめる…。平安貴族と武士たちの栄華から滅亡までを描くことで、日本独自の風情をかもしだす、軍記物語の傑作を漫画化。
萩尾望都さん(漫画家)、驚愕! 「彼女は産みたくなかった。子供は産まれたくなかった。 愛そうとした。憎しみが返ってきた。 ほんとうは何が起こったのか? 彼女は語り続ける、思い出を、記憶を。理解するために、ケヴィンのことを」 三浦しをんさん(作家)、絶賛! 「主人公・エヴァの手紙を読み進むうち、母性への幻想や常識が揺さぶられていく。 母と子もまた、謎に満ちた人間関係のひとつに過ぎない。そう認めるところからしか、真の希望は生まれないのではないか。 途中でやめられず徹夜して読み、朝の光のなかであれこれ想像と考えをめぐらせずにはいられなかった」 キャリアウーマンのエヴァは37歳で息子ケヴィンを授かった。手放しで喜ぶ夫に対し、なぜかわが子に愛情を感じられないエヴァ。その複雑な胸中を見透かすかのように、ケヴィンは執拗な反抗を繰り返す。父親には子供らしい無邪気さを振りまく一方、母親にだけ見せる狡猾な微笑、多発する謎の事件・・・・・・。そんな息子に“邪悪”の萌芽をみてとるが、エヴァの必死の警告に誰も耳を貸さない。やがて美しい少年に成長したケヴィンは、16歳を迎える3日前、全米を震撼させる事件を起こすーー。100万人が戦慄した傑作エモーショナル・サスペンス、日本解禁! 女性作家の最高峰・英オレンジ賞受賞作。 アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン主演/制作総指揮により映画化! 6月30日より全国順次公開(配給クロックワークス) ゴールデングローブ賞・英国アカデミー賞(主演女優賞)ノミネート カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品 監督:リン・ラムジー(『ボクと空と麦畑』『モーヴァン』) 出演:ティルダ・スウィントン/ジョン・C・ライリー/エズラ・ミラー 作曲:ジョニー・グリーンウッド
萩尾望都さん(漫画家)、驚愕! 「彼女は産みたくなかった。子供は産まれたくなかった。 愛そうとした。憎しみが返ってきた。 ほんとうは何が起こったのか? 彼女は語り続ける、思い出を、記憶を。理解するために、ケヴィンのことを」 三浦しをんさん(作家)、絶賛! 「主人公・エヴァの手紙を読み進むうち、母性への幻想や常識が揺さぶられていく。 母と子もまた、謎に満ちた人間関係のひとつに過ぎない。そう認めるところからしか、真の希望は生まれないのではないか。 途中でやめられず徹夜して読み、朝の光のなかであれこれ想像と考えをめぐらせずにはいられなかった」 キャリアウーマンのエヴァは37歳で息子ケヴィンを授かった。手放しで喜ぶ夫に対し、なぜかわが子に愛情を感じられないエヴァ。その複雑な胸中を見透かすかのように、ケヴィンは執拗な反抗を繰り返す。父親には子供らしい無邪気さを振りまく一方、母親にだけ見せる狡猾な微笑、多発する謎の事件・・・・・・。そんな息子に“邪悪”の萌芽をみてとるが、エヴァの必死の警告に誰も耳を貸さない。やがて美しい少年に成長したケヴィンは、16歳を迎える3日前、全米を震撼させる事件を起こすーー。100万人が戦慄した傑作エモーショナル・サスペンス、日本解禁! 女性作家の最高峰・英オレンジ賞受賞作。 アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン主演/制作総指揮により映画化! 6月30日より全国順次公開(配給クロックワークス) ゴールデングローブ賞・英国アカデミー賞(主演女優賞)ノミネート カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品 監督:リン・ラムジー(『ボクと空と麦畑』『モーヴァン』) 出演:ティルダ・スウィントン/ジョン・C・ライリー/エズラ・ミラー 作曲:ジョニー・グリーンウッド
片野萩子のイメージは、地味で真面目な委員長。 一方、幼なじみの稲多大地は、気さくなイケメンで人気者。 会話の数もめっきり減った、カテゴリ違いの二人が、とある事件をきっかけに急接近!? 山間の田舎町、幽谷町で繰り広げられる、恋と青春と、たまに変身(?)のご近所あやかし物語!
国際テロを未然に防ぐ諜報部隊。その行動は徹底的に秘匿され、家族にも正体を明かさない。任務遂行のためなら手段を選ばず、民間人をスパイとして利用するーー。騙し合いの連続、予測不可能な結末、息もつかせぬサスペンス・エンターテインメント! 「ハゲタカ」のスタッフと「相棒」の脚本家が描いた映画「外事警察 その男に騙されるな」を完全ノベライズ!!