出版社 : イースト・プレス
佳幸は新進気鋭の金属彫刻アーティスト。従兄弟の博光がパリで実業家のアルマンと恋に堕ちたのがきっかけで、アルマンの親友、ジャン・ミシェルから熱い秋波を送られているが、所詮彼は遊び人…と若干引き気味。そんな佳幸とジャン・ミシェルがラスベガスのコンテンポラリーアートフェアで再会した。煌めく夜に二人の関係も一気に燃え上がるかと思われたが…。素直になれない佳幸。パリー神戸ディスタントラブ。
ギリシア神話にしか登場しなかった伝説のトロイア。しかし、その伝説を信じ、ついにはトロイアの都が実在していたことを証明してみせた男ーシュリーマン。18か国語を操り、巨万の富を築いた実業家でありながら、どんな環境におかれても希望を見失わず、トロイア発掘の夢を追い続けた人物の情熱的な生涯をつづった自伝を漫画化。
『真昼の怪』の調査で夏休みを潰してしまった刻子たちは、雅の父・蒼然の紹介で、彼の知り合いが経営する海沿いの古民家へ宿泊することになる。飽きもせず愛の言葉をささやき続けるジャンに戸惑う刻子。そんな彼らの様子を見守る(楽しむ)佐々子と金之助。一方、刻子に思いを寄せる雅はジャンの存在に心中穏やかでいられない。旅先といえども相変わらずの彼ら、と思いきやー「生身だと、欲情して困ります」「ジャンのことが気になる?僕のことよりも…?」ジャンと雅が刻子に急接近!?美形でオタクなエクソシストと霊感女子高生の除霊ラブコメディ、初合宿は波乱の予感。
「こんな夢を見たー。」ときに現実よりも如実に真実の一面を写しだすのが夢だとすれば、はたして夢が現実なのか、現実が夢なのか?漱石は夢を文学的に再現しようと試みる。また、漱石が生死の境をさまよった病気療養中の手記『思い出すことなど』とあわせ、世の中と距離を置くことで現実を見つめ直す、日本近代文学の異色の傑作を漫画化。
小さいながらも平和な国、ポフィール国で大切に育てられてきたリリィ姫。しかし16歳の誕生日前夜、王国がとつぜん竜王に襲われる。皆が石に変えられていく中、王の機転でたった一人城から逃がされた姫だったが、ほっとしたのもつかの間、狼の群れが姫に迫る。絶体絶命の危機に彼女の前に現れたのは、無表情な美貌の騎士ランスロットであったー。
無事、アクアテラに帰還したシェルタは、自分に備わっていた強大な力の意味を知るために、父であり一族の長であるシンティリーオと向き合う決意をする。しかし父から告げられた真実は、シェルタの想像をはるかに超える衝撃的なものだった。そして同時に、シェルタの結婚話が持ち上がりー。秘されて育てられた意味、「水の一族」の起源、強大な力の理由、そして、「シェルタ」という名に込められた思い…。様々な思いが交錯する中、物語は核心に迫る。
青空、太陽、ステージ、楽器、森の濃い緑、風、テント、雨、レインコート、酒、ダンス、男と女、音楽ーロックフェスティバルの広大な空間と、そこに流れる濃密な時間をまるごと活写。掴みきれない“瞬間”をそれでも言葉で掴みとる、「夏フェス」小説。
平安時代末期。平氏の棟梁・清盛の太政大臣任命を機に、武家から貴族へと勢いを強めはじめる平家。しかし、清盛の台頭を面白く思わない後白河法皇をはじめ、朝廷の院政勢力による反平家の波が起こりはじめる…。平安貴族と武士たちの栄華から滅亡までを描くことで、日本独自の風情をかもしだす、軍記物語の傑作を漫画化。
萩尾望都さん(漫画家)、驚愕! 「彼女は産みたくなかった。子供は産まれたくなかった。 愛そうとした。憎しみが返ってきた。 ほんとうは何が起こったのか? 彼女は語り続ける、思い出を、記憶を。理解するために、ケヴィンのことを」 三浦しをんさん(作家)、絶賛! 「主人公・エヴァの手紙を読み進むうち、母性への幻想や常識が揺さぶられていく。 母と子もまた、謎に満ちた人間関係のひとつに過ぎない。そう認めるところからしか、真の希望は生まれないのではないか。 途中でやめられず徹夜して読み、朝の光のなかであれこれ想像と考えをめぐらせずにはいられなかった」 キャリアウーマンのエヴァは37歳で息子ケヴィンを授かった。手放しで喜ぶ夫に対し、なぜかわが子に愛情を感じられないエヴァ。その複雑な胸中を見透かすかのように、ケヴィンは執拗な反抗を繰り返す。父親には子供らしい無邪気さを振りまく一方、母親にだけ見せる狡猾な微笑、多発する謎の事件・・・・・・。そんな息子に“邪悪”の萌芽をみてとるが、エヴァの必死の警告に誰も耳を貸さない。やがて美しい少年に成長したケヴィンは、16歳を迎える3日前、全米を震撼させる事件を起こすーー。100万人が戦慄した傑作エモーショナル・サスペンス、日本解禁! 女性作家の最高峰・英オレンジ賞受賞作。 アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン主演/制作総指揮により映画化! 6月30日より全国順次公開(配給クロックワークス) ゴールデングローブ賞・英国アカデミー賞(主演女優賞)ノミネート カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品 監督:リン・ラムジー(『ボクと空と麦畑』『モーヴァン』) 出演:ティルダ・スウィントン/ジョン・C・ライリー/エズラ・ミラー 作曲:ジョニー・グリーンウッド
萩尾望都さん(漫画家)、驚愕! 「彼女は産みたくなかった。子供は産まれたくなかった。 愛そうとした。憎しみが返ってきた。 ほんとうは何が起こったのか? 彼女は語り続ける、思い出を、記憶を。理解するために、ケヴィンのことを」 三浦しをんさん(作家)、絶賛! 「主人公・エヴァの手紙を読み進むうち、母性への幻想や常識が揺さぶられていく。 母と子もまた、謎に満ちた人間関係のひとつに過ぎない。そう認めるところからしか、真の希望は生まれないのではないか。 途中でやめられず徹夜して読み、朝の光のなかであれこれ想像と考えをめぐらせずにはいられなかった」 キャリアウーマンのエヴァは37歳で息子ケヴィンを授かった。手放しで喜ぶ夫に対し、なぜかわが子に愛情を感じられないエヴァ。その複雑な胸中を見透かすかのように、ケヴィンは執拗な反抗を繰り返す。父親には子供らしい無邪気さを振りまく一方、母親にだけ見せる狡猾な微笑、多発する謎の事件・・・・・・。そんな息子に“邪悪”の萌芽をみてとるが、エヴァの必死の警告に誰も耳を貸さない。やがて美しい少年に成長したケヴィンは、16歳を迎える3日前、全米を震撼させる事件を起こすーー。100万人が戦慄した傑作エモーショナル・サスペンス、日本解禁! 女性作家の最高峰・英オレンジ賞受賞作。 アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン主演/制作総指揮により映画化! 6月30日より全国順次公開(配給クロックワークス) ゴールデングローブ賞・英国アカデミー賞(主演女優賞)ノミネート カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品 監督:リン・ラムジー(『ボクと空と麦畑』『モーヴァン』) 出演:ティルダ・スウィントン/ジョン・C・ライリー/エズラ・ミラー 作曲:ジョニー・グリーンウッド
片野萩子のイメージは、地味で真面目な委員長。一方、幼なじみの稲多大地は、気さくなイケメンで人気者。そんなカテゴリー違いの二人が、とある事件をきっかけに急接近!?山間の田舎町、幽谷町で繰り広げられる、恋と青春と、たまに変身(?)のハートフルご近所あやかし物語。
政治家カレーニンの妻アンナは、その美貌と振る舞いから社交界の賞賛を集める貴婦人であった。ある日、兄の離婚騒動を解決すべくモスクワへ向かったアンナは、青年将校ヴロンスキーと出会う。彼の激しい求愛に次第にアンナも惹かれていくが…。貴族社会の光と影を描いた、リアリズムの巨匠トルストイの長編小説を漫画化。
ある日、ひとりの少女が自殺をした。 名は彼女いわく姫草ユリ子といい、臼杵耳鼻科病院の看板看護婦として多くの患者に好かれていた。 しかし、彼女のある奇妙な「クセ」が真相をうやむやにしていく…。 「何んでも無い」「殺人リレー」「火星の女」の3編から成り、 奔走する少女たちを通して、この世の生き地獄を描いた幻想小説を漫画化。
15世紀イタリア。中世以降、覇権をめぐってたびたび戦火が広がるなか、各国の君主たちは芸術を保護し、「ルネサンス」と呼ばれる古典の復興運動が巻き起こっていた。その時代に活躍した万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。彼が生涯をかけて解明し続けた、自然の洞察についての極意が詰まった遺稿の数々を漫画化。
姉の代わりに出演したテレビの心霊番組で、イタリア人エクソシストのジャンに突然プロポーズをされた刻子。初対面なのにいったいなぜ?しかも神父は結婚できないはずなのに!つきまとうジャンをどうにか撒いてその日は無事に帰宅したものの、なんと次の日、校門で待ち伏せされていて…!?美形でアニメオタクなエクソシストと、霊感女子高生の除霊ラブコメディ。
1984年、世界は3つに分断され、オセアニア国はビッグ・ブラザーによる強固な管理体制が敷かれていた。その体制に疑問を抱くウィンストンは、政府に抵抗すべく日記をつけはじめるー。東西冷戦をモチーフに、人間と権力の危険な関係を暴露し、全体主義への警鐘を鳴らした20世紀ディストピア(反ユートピア)小説の傑作を漫画化。
19世紀フランス。男爵家のひとり娘のジャンヌは、20歳を機に修道院を出て両親とともにレ・プープル屋敷に住みはじめる。そこで紹介された子爵の青年と結婚し、順風な暮らしが続くかに見えたが、厳しい現実が次々と彼女につきつけられていく…。現実を美化せずにありのままの状態を描きだす、自然主義文学の代表作を漫画化。
「ラブホテルっていうのは、愛を作る場所なんですよ!」-先輩の後任でリフォームを担当することになった椿は、ラブホテルチェーンオーナー、華園のその言葉に戸惑う。だが見た目と性格のギャップの激しさになぜかほっておけない。椿は次第に華園に惹かれはじめるが…なんと華園は、椿だけには触れられても大丈夫という“接触嫌悪症”。お互い好きだと気持ちが通じたにもかかわらず煮えきらない華園に椿は…。