出版社 : オーバーラップ
音楽で魔力が回復する異世界へ召喚されたマスミ。召喚早々スパイ容疑をかけられるが、ヴァイオリンの腕を買われ、容疑が晴れるまではアークが団長を務める騎士団で楽士として働くことに!成り行きではあったものの騎士としての誓いを知り、楽士不足の騎士団を支えようと決意を固める。騎士たちもマスミの活躍により活気づき、騒がしい日々を過ごしていた。そんな折、アークとともに宮廷騎士団長から呼び出されるマスミ。閉ざされた楽士の世界に現れた、身元不明のマスミを問題視しているようで…?
元婚約者、襲来!? ループ7回目の人生で、皇太子アルノルトのもとへ嫁ぐことになったリーシェ。 各国を跨ぐ贋金騒動が決着し、リーシェから改めて婚姻の誓いを立てて、二人の関係も一歩前進。 婚姻の儀も迫るなか、二人は揃って歌劇場を訪れるが、幕が開いた直後に歌劇の主役である歌姫・シルヴィアが倒れてしまう。 リーシェのスキルで救護活動を終えたところ、元婚約者のディートリヒがその場に現れ……!? 一方、リーシェの新しい友人となったシルヴィアは、とある騎士に恋をする。 その人物は、未来のアルノルトが重用した騎士・グートハイルだった。 アルノルトへの気持ちの置き所がわからないリーシェにとって、シルヴィアから聞く恋の話はとても新鮮でーー。 婚儀でのキスを意識してしまうリーシェを、アルノルトはこれまで以上に甘やかしてくる。 さらに誕生日のおねだりを言い付けられて悩んでいたら、ついに恐ろしい現皇帝との邂逅で大ピンチ!?
その宮廷魔導師、史上最強 デザント王国の宮廷魔導師『七師』アルノード。 部下とともに強大な魔物はびこる領地の防衛に当たっていたが、領地を広げる戦果が挙げられていないと国外追放を言い渡されてしまう。 やむを得ずアルノードは同じく不遇な扱いを強いられてきた部下を引き連れ、隣国リンブル王国へ。 リンブルで冒険者登録を行ったアルノードは、今度こそ使い潰されないよう、大規模な冒険者集団『クラン』を作ることを目標に行動を開始する。 その矢先、アルノードは街中で王国騎士のサクラと出会う。 困った様子の彼女に話を聞くと、失踪した妹・オウカの行方を捜しているという。 アルノードは宮廷魔導師の力を発揮し、オウカの持ち物から居場所を魔道具で特定、救出に成功! さらに二人へアルノードが『七師』だった身分を明かしたところ、どうやらリンブルではその名を知らぬ者がいないほどの有名人だったらしくーー!? 最強の宮廷魔導師が、才能を見出した部下と成り上がっていく最強魔導ファンタジー、開幕!
RPG系恋愛ゲームの伯爵令息に転生した日本人のゼクスは、幼き妹カロンの未来を嘆いていた。悪役令嬢であるカロンは魔王の誘惑に堕ち、すべてのルートで必ず死ぬ。-こんなに可愛らしい妹が非業の死を遂げる。そんなこと許せるわけがない!運命を変えるべく、ゼクスはカロンを正しく育てようと決意する。無能と蔑まれる無属性魔法の適性持ちだったゼクスは、カロンを守るために前世の知識で新術式を次々と開発!常識破りの力を手に入れ、カロンにも正しい魔法の使い方を指導する。さらにカロンを狙う王宮のスパイを看破したり、カロンに愛情を注いで闇堕ちを防いだり、不安要素を払拭していきー!「お兄さまのお役に立てたのなら本望です!」「やばい。オレの妹、めちゃくちゃ可愛い」良い子に育つ妹を今日も兄は溺愛する!世界最強の兄が最カワ妹の破滅回避に挑むハートフル・ファンタジー、開幕!
“役立たず”とされる『生産魔術』適性を理由に、侯爵家を追放され辺境の村の領主となった少年・ヴァン。魔術を活かして戦地のど真ん中に砦を建造したものの、敵国の激しい攻勢によって砦は半壊してしまう。イェリネッタ王国のさらなる侵攻を警戒したヴァンは、砦を日本風のお城に大改築することに!城主を誰に任命するか頭を悩ませていたヴァンのもとに、とある人物が訪ねてきてー?
勇者と相棒の竜により拓かれた国ウィズレイン。男爵家の養子であるエルナは義姉に虐げられる生活の中で、竜として生きた前世の記憶を思い出す。初代国王である勇者を背に乗って飛び回ったそんな記憶。しかし、今世は人間。“人生”を楽しもうと考えていた。そんな矢先、国王として生まれ変わった勇者と再会しー?
婚約破棄されたことをきっかけに“大衆食堂ロベリア”をオープンしたリディア。するとリディアの作る料理に癒やしの力があることが判明!“聖女”だと崇められ始めてしまう!魔力がないことを理由に虐げられていた生活から一変、たくさんの人に囲まれ前向きに暮らし始めたリディア。そんなある日、公爵家令息・ロクサスが“大衆食堂ロベリア”を訪れる。ロクサスはリディアの不思議な力で未知の病「白月病」を患う兄を救ってほしいと、リディアを公爵家に連れ去りー!?不遇の少女が不思議な力と優しさで周りの人を幸せにする癒やしのグルメファンタジー、第2幕!
最後の舞踏会で復讐を遂げた公爵令嬢ディア。傍で見届けたノインに連れられファーシタルを後にした彼女は、物語の森にある屋敷で新たな生活を始めていた。人ならざる者の常識を学び、少しでもノインに相応しい存在になろうとするディア。一方、ノインもディアを伴侶とする未来のため、準備を進める。その一環としてファーシタルの民と因縁がある夏至祭の王のもとを訪れることになるのだが…?『長い夜の国と最後の舞踏会』の短編小説の他、リベルフィリアを舞台とする『来訪者』を収録。
砂漠と黄金の国で、まさかの主従逆転!? 魔法学院で姉妹が起こした事件も落着し、クラウディアとノアの月日は過ぎていく。 次に二人が向かったのは、砂漠と黄金の国。 その国は、先王が手に入れた『黄金の鷹』という宝によって作り上げられたという。 黄金の鷹が呪いに関連するとにらみ情報収集を進める二人の前に現れたのは、一匹の狐。 その正体は、三年前に死んだ王の跡を継いだ若き新王・アシュバルだった。 彼はノアを一目見ると衝撃の提案を持ちかけーー。 「俺の代わりに、王になってはくれないか」 事情がありそうなアシュバルの提案を受け、ノアは国王に、クラウディアは王の寵姫として後宮へ入り込んで、呪いの調査を行うことに。 王のノアと寵姫のクラウディア。 普段とは逆転した主従関係で自由に振る舞うクラウディアに、ノアは振り回されっぱなしで!? 伝説の魔女と黒髪従僕が織りなすファンタジー、第4幕!
銀河大帝国ー人類が生息可能な惑星のある宙域の7割を国土としている大国でジョン・ウーゾスは、傭兵を生業としていた。「オタク」「モブ」を自認している彼は「分不相応・役者不足・身の程を弁える」をモットーにし、日々を穏やかに過ごそうとしていた。ゆえに、イベントが起こりそうなフラグはいつでも全力回避!すると、いつも「なぜか」続々と自滅していく周囲の主人公キャラたち…!どんな依頼に際してもウーゾスは、変わらずモブを貫こうとするのだがー。「簡潔に申し上げます。私に乗り換えませんか?」「私のチームにスタッフとして来てくれないか?」モブに徹してきたことで培われた、迅速かつ的確な判断力と、些細なことに動じない精神力。ある者からは畏怖を込め「土埃」と称される能鷹隠爪な彼を、虎視眈々と狙う者が現れはじめ…?実は超有能なモブ傭兵による、無自覚爽快スペースファンタジー。ここに開幕!第8回オーバーラップWEB小説大賞銀賞。
名門貴族・ケーニッツ子爵の娘であるクラーラと結婚した領主ノエイン。そんな折、隣国ランセル王国との戦争が勃発し、ノエインにも出兵の王命が下される。ノエインが任されたのは要塞地帯にある砦の防衛。主戦場から遠く離れた場所に位置するため、容易な任務だったーはずが、開戦早々に仲間の砦が陥落してしまい!?これにより上層部が敵の戦略を読み違えていたことが判明。要塞地帯へ続々と投入される大量の敵兵を相手に、絶望的な防衛戦を強いられる。その時ノエインは戦況を覆すべく常識破りの奇策を講じて…!?
贄となって食べられるはずが、花嫁として魔物の王に優しく愛されてーー!? 幼い頃から、生贄として魔物の王に身を捧げて死ぬことこそが“幸福”だと教えられてきた王国の第二王女・リーディア。 国王や王妃たちから見向きもされず、離れに一人ぼっちで閉じ込められながらも願うのは、せめて課せられた役目をまっとうすること。 ついに迎えた運命の日。 魔物の王・ルイの来訪に人々が怯えるなか、彼から告げられたのは……!? 「やっと見つけた、俺のーー花嫁さん」 生贄としてルイにおいしく食べてもらうため、張り切って自らを差し出すリーディア。 だがルイは彼女を花嫁として扱い、一向に食べようとしない。 さらには、人としての生き方を知らないリーディアに料理を教えたり、外の世界に連れ出したりしてくれる。 初めての温もりに戸惑いつつも、ルイに手を引かれながら優しい日々を重ねていくリーディア。 沢山の温かな感情を得ていくなか、やがて彼女は本当の“幸福”を知るーー。
田舎の村で何でも屋「星さがし」をはじめた魔女レイシー。夏を迎えた村では季節ならではの困り事も多いようで、新たな依頼が舞い込んでくる!そんな折、聖女ダナがプリューム村にやってきた。癒やしの力で活躍しているダナだが、自分では解決できない悩みを抱えているようで…?
導かれた先で待つは女神との邂逅!? ルベリア王国の王太子となり、公爵令嬢エリナと結婚したアルヴィス。 側妃問題を乗り越えた二人は、アルヴィスの生誕祭を迎えていた。そこでエリナの懐妊も公表し、仲睦まじい二人の姿を見た周囲からもたくさんの祝福を受ける。 ーー生誕祭後、王太子妃の懐妊という吉報に王都はお祝いの空気に満ちていた。 しかし、国境からは隣国マラーナの荒廃した現状が知らされる。 同時に妙な胸騒ぎに悩まされるアルヴィス。 女神の眷属であるウォズからもその不安は正しいと告げられ、焦燥感は増すばかり……。 そこで近衛隊の遠征に同行し、女神ルシオラが眠る王家の墓所に足を運ぶことを決める。 国とエリナを守る意思を抱え、墓所に向かうアルヴィス。その先で待っていたものとはーー? これはとある王国のお話。 ふたりが恋を知り、愛を育んでいく物語。
己の立場を笠に着て生きてきた元『神童』の公爵令息・ヘルベルト。傲慢さとその見た目から周囲に豚貴族と馬鹿にされてきたが、平民マーロンとの決闘を控えた前日、謎の手紙が目の前に現れる。その手紙は二十年後の自分から送られてきたもので!?さらに、このままでは誰一人としてヘルベルトを認める者がいなくなる悲惨な未来が綴られていた!-だが、そこには希望も書き記されていた。ヘルベルトにはかつての大賢者が使った時空魔法の素質があること。行動を変えれば周囲の人の見る目も変わること。ヘルベルトはこれまでの行いを悔い改め、手紙のアドバイスを元に未来を変える行動を始める!まずは凋落の契機である、マーロンとの決闘に敗北する未来を変えることに。特訓を経て迎えた決闘の日。果たしてヘルベルトは勝利を掴み取り、未来を変えられるのかー!?人生やり直しファンタジー、ここに開幕!
竜王カインに嫁ぐこととなった弱小国の姫ミレーユ。求婚相手が違うという勘違いも解決し、二人は少しずつ距離を縮めていた。早く結婚したいカインにより結婚式の準備も進められていたが、膨大な量の衣装制作や先代王の行方不明など問題は山積みだった。一方、穏やかな時間を過ごすミレーユは、ドリスの誘いで術の検証を行うことに。彼女曰く「石に魔力を込め、術を発動させられる」性質は、初代竜王の遺産である魔石に似ているという。用意されたたくさんの石に順調に魔力を込めていくミレーユ。最後に魔石に触れたところ、そこに刻まれた記憶が流れ込みー、ミレーユは自身の術を理解し、能力を最大限使えるように!そんな中、祖国グリレスが崩壊の危機との情報がもたらされる。さらには妹エミリアが嫁ぎ先に戻らず引きこもっているとも。ずっとエミリアのことが気がかりだったミレーユは渋るカインを説得し、祖国へ足を運ぶことにするのだが…?
前世は伝説の魔女だった伯爵夫人ラム。隣国の訪問中、転生していた弟子のエペに捕まってしまうが、シャールたちにより無事救出!しかし騒動の中でシャールに前世の正体がばれてしまう。屋敷に帰ったラムが覚悟を決め、自身の口から真実を打ち明けたところ…「お前がお前であればなんでもいい」と受け入れられー!?そんな折、隣国視察の報告のために王宮へ召還されたラムたち。そこには国王の他にモーター教の司教がおり、揃って無茶な要求を突き付けてくる。その態度に怒ったラムは悪臭魔法で反撃!今後は依頼を受けないことを宣言するー!帰宅後、他国への引っ越しを考えていると、再び王宮からの手紙が届く。内容は教皇の訪問を祝う歓迎パーティーに招待するというもの。怪しく思いつつも教皇のことが気になったラムはシャールとともに参加するのだが、そこにいたのはかつての三番弟子で…!?
国の英雄にして“S級冒険者”の称号を持つルーク・オットハイド。その絶大な力を危険視された彼は、仲間に寝首をかかれ命を落とした。そして場所は変わり、寂れた田舎村アーゼマ。この村にやって来た「ルーゴ」なる人物は、規格外の剣技と魔法を行使し周囲の魔物をあっさりと一掃。妖精王すら倒したことで、シルフと共生することとなった村は大きく賑わうことに。だがルーゴを欲し、ルークの仲間であった聖女リーシャが村を訪れることになり…?
不死者の弟子、護衛依頼を受ける。 王都で諸々の依頼を終えたレントとロレーヌは、総冒険者組合長ジャン・ゼーベックと合流し、彼を連れてマルトへ帰還することに。 一方マルトでは、アリゼとともにイザークの指導を受ける鉄級冒険者リナの姿があった。 しかし周囲の実力者と比べてしまい強くなった実感を得られず、少し自信喪失気味のリナ。 見かねたイザークによって、一人で冒険者組合の依頼を受けることを勧められる。 シェイラの助けもあり、女性行商人ドロテアの護衛依頼を受注したリナ。 父親の反対を押し切って実家の商会から独り立ちしたドロテアだったが、多数のトラブルに遭っているために護衛を依頼したのだという。 行商の旅を無事に終えるべく、リナは己の技術、そして“吸血鬼”の力を振るうと決めーー!? 強大な魔物と戦い、多くの謎を解き、そして強くなる。 死してもなお遙かなる神銀級を目指す、不死者レントの『冒険』、第12弾ーー!
温泉旅館で最強の癒しを!? 異世界へと召喚されたものの、未開の地に追放されてしまったキダン。 彼が農場として地道に開拓を続けていた土地は、ギフトと呼ばれる力《至高の担い手》と仲間達によって大きな発展を遂げていた。 魔王ゼダンは農場で体験した温泉の素晴らしさを魔国に広めようと、温泉旅館をつくることに! しかし、ノウハウがない未知の事業ゆえ、計画は遅々として進まず頓挫寸前……。 そんな魔王ゼダンを見かねたキダンは、日頃のお礼も兼ねて彼を手伝うことに。 農場に温泉を掘った時のようにレタスレートやホルコスフォンの力を借り、さらには旅館建築のためにオークたちを動員! そして、温泉旅館の風物詩である浴衣や卓球、温泉卵も用意!? お出迎えの準備を整えるキダンだったが、陰ではヴィールがこっそりと何かを仕掛けていてーー? 未開の土地を賑やかな隣人たちと開拓していく、異世界スローライフ、第14幕!