小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

三人のホワイトクリスマス三人のホワイトクリスマス

天涯孤独のシンデレラ。 ついに見つけた幸せは、儚い幻なの? 生後すぐに捨てられて施設で育った看護師のエマにとって、 クリスマスは独りで自宅で過ごすのが常だった。 ある日、町へ買い物に出かけた彼女は、 容姿端麗な新任ドクターのダニエルに出くわした。 親を亡くした幼い姪を引き取って育てている彼は、 エマの身の上を知り、クリスマスを一緒に過ごそうと提案してきた。 看護師たちがこぞって憧れる彼と特別な時間を過ごせるなんて! 人生で初の幸せなクリスマス。そのまま自然と二人は結ばれた。 ところが翌朝出勤すると、入院患者の指輪がないと大騒ぎになっていて、 エマが犯人扱いされてしまうーーそして、ダニエルからも疑われ……。 親を知らぬ身寄りのないヒロインと、親を事故で亡くしたばかりの姪を引き取って育てているヒーロー。それぞれ心に傷を抱えた者たちが出逢い、クリスマスという一年で最も特別な時間を分かち合うーーロマンスの名手ジェニファー・テイラーが贈る、温かな感動作!

初恋の夢のあとで初恋の夢のあとで

わたしの愛する一人息子は、 初恋のあの人と同じ目をしている……。 身代が傾いたシャーロットの一族の屋敷を買い取ったのが、 かつて愛を捧げた恋人ローハンと知り、彼女は打ちのめされた。 シャーロットの兄が川で溺れて亡くなったあと、 兄と一緒にいたローハンは責めを負って、追われるように町を出ていった。 その彼が、幾年もの年月を経て今、大富豪となって再び彼女の前に現れた。 「これはわたしへの仕返しなの、ローハン?」 あまりの衝撃に気が遠くなり、その場に倒れ込んだシャーロットは、 彼の強くたくましい腕に抱え上げられたことにも気づかなかった。 ただ、ローハンに知られることが怖かったーー7歳になる息子が、 彼と同じブルーダイヤモンドのような瞳をしていることを……。 眉目秀麗にして頭脳明晰、出世頭になると目されていたローハンが大物となって町に帰ってきた、その本当の目的とは? 2022年に惜しまれながらこの世を去った大作家マーガレット・ウェイが書き上げた上質なシークレットベビー・メロドラマをご堪能ください!

恋をするのが怖い恋をするのが怖い

彼を思い出さないと決めたのに、 夢に見るのは彼のことばかり……。 うぶなベスは恋人と信じていた男性の手酷い裏切りに傷つき、 傷心を癒やそうと、世界でいちばん美しい街プラハへ旅立った。 自身の店に並べるクリスタルを買いつける旅でもあるため、 現地で出逢ったギリシア神のごとき美男子アレックスに通訳を頼むことに。 「ベス、ぼくはどうやらきみに恋をしてしまったらしい」 あるとき彼から言われて、ベスは極度の男性不信に陥っていながらも、 優しくて知的な彼に急速に惹かれ、とうとう枕を交わしてしまう。 でも、アレックスに本気で恋をしたって、どうせまた傷つくだけ……。 臆病になるあまり、ベスは彼に愛の存在をきっぱりと否定し、帰国した。 数週間後に、後悔の嵐に襲われることになるとも知らずーー 中世の面影を残す町ライ・オン・アバートンに住む女性たちのロマンスを描いた4部作〈美しき報復〉の第3話をお贈りします。恋心と疑念が交錯して、悲しいほど空回りしてしまうベスの恋の行方は?

公爵に恋した身代わり花嫁公爵に恋した身代わり花嫁

愛が深まるほど、言えなくなるーー 本当の私は、貧しい孤児だということを。 ロージーは早くに両親を亡くして貧するしかない身だったところを、 資産家の娘で親友のアラベラに救われ、居候させてもらっていた。 今、アラベラが意に反して結婚させられそうになっていると知り、 恩返しをしようと、ロージーは身代わりになることを決意する。 “アラベラ”に扮した彼女が花婿候補の公爵アレグザンダーに会い、 奇行を演じて嫌われることで、縁談を台なしにする計画だ。 だが、強欲で鼻持ちならないはずの公爵は実際、ハンサムで高潔だった。 心ならずも惹かれ、彼につい唇を許してしまったロージーはしかし、 自分が本当はアラベラではないことを言い出せなかった。 しかも、元婚約者に騙された経験のある公爵は、嘘が何より嫌いで……。 本作で日本デビューを飾るエヴァ・シェパードは、ヴィクトリア朝時代の英国に造詣が深いヒストリカル作家。ロンドンのリッツやハロッズやサヴォイなどの華やかな雰囲気と、古い公爵領の美しさが堪能できる、ロマンティックさ満点のシンデレラストーリーです!

ハイランドの白き花嫁ハイランドの白き花嫁

無垢な花嫁につけられた、 不名誉な名前の秘密とは……。 マリアンはある日、好色な輩に絡まれていたところを助けられ、 見知らぬ救世主の魅力的な瞳が脳裏から離れなくなった。 でも、私は“ロバートソンの淫売”と呼ばれ、一族から追放された身。 誰かに恋をするなんてありえない……。 一方、美しい娘を助けたダンカンは彼女のことが気になりつつ、 同盟を結ぶためにロバートソン氏族長のもとを訪れた。 友好の印に酒がふるまわれ、不覚にも酩酊したダンカンは、 マリアンの家に行くと、彼女を胸に抱いて唇を奪い、地面に倒れ込んだ。 それを氏族長に見咎められ、二人は結婚を余儀なくされる。 だが初夜の床でダンカンは驚いたーー悪名高き妻はなんと、純潔だった! スコットランドを舞台に熱く激しく深い愛を描くハイランド・ロマンスは海外ロマンス小説の中でも大人気のジャンルです。粋なハイランダー・ヒーローを数多く生んできた名作家テリー・ブリズビンが書いた本作でも、惚れ惚れするようなヒーローが大活躍します!

愛は脅迫に似て愛は脅迫に似て

傲慢富豪から逃れた先に待っていたのは、 甘美な罰と、愛の脅迫。 サンドリンは10歳年上の実業家ミシェルと電撃結婚した。 知的で官能的な夫を愛していたが、新婚半年で早くも暗雲が垂れ込めるる。 彼女が4週間海外の仕事をすることに、彼が強硬に反対したのだ。 妻を鳥かごに閉じ込めようとするなんて、と若いサンドリンは抗い、 書き置きを残してNYを飛び立った。 だが仕事でトラブルが発生し、滞在が延びて資金が底をついたとき、 長身で黒髪の男性が救世主さながら現れ、援助を申し出たーーミシェル! 彼は怒りを込めたキスで妻を罰し、投資の対象はきみだと告げる。 サンドリンが断れないことを承知で、彼は激しく妻を求めた! 夫婦の愛の復活をテーマに激愛ロマンスを描いて絶大な人気を誇るヘレン・ビアンチンの名作です。ルネッサンスの貴公子を彷彿とさせる魅力的な大富豪ミシェルの“脅迫”にも似た強烈な求愛行為。サンドリンはなすすべもなく彼が仕掛ける深い愛の沼にはまり……。

スター作家傑作選〜疎遠の妻から永遠の妻へ〜スター作家傑作選〜疎遠の妻から永遠の妻へ〜

サリー・ジェロームはみぞおちを蹴られたような気分だった。来週から新しいボスが来るーライ・ベインズ、7年前に私を捨てた男。18歳で両親を失ったサリーにとって兄のような存在で、ライにプロポーズされて結婚したのに、そばにいてほしいと願った彼女を振りきって、彼は出ていったのだった…。私の存在を知れば、ライは解雇を言い渡すに違いない。どうか見つかりませんように!だが非情にも再会の時は訪れた。グレーの瞳に怒りをたぎらせ、彼は残忍に囁いた。「どうして名前を変えたんだ?君は今でも僕の妻だ」(『もう一度愛して』)。1年かかって、ついにジョナは花嫁を見つけだしたースペインで燃えるような恋におちて結婚したのに、翌朝、忽然と姿を消した美しき花嫁エロイーサを。世界を股にかける権力者一族のジョナは、サングラスを外すと、彼女ににっこりと笑いかけた。エロイーサは驚きに言葉も出ないらしい。あれほど情熱的な恋人だった彼女が、なぜあんなふうに逃げだしたのか?その理由をどうしても知りたくて、ジョナはやってきた。そして、最後にもう一度ベッドをともにしてから彼女を無慈悲に捨てるという究極の目的を果たすために。(『秘密の電撃結婚』)。

白雪の英国物語白雪の英国物語

小さな宿を独りで切り盛りするアマベルが突然の嵐に心細い思いをしていた夜、オリヴァーという医師が部屋を求めてやってきた。彼の気さくで温かい人柄に安心感を覚えた彼女は、人生で初めて男性に憧れを抱いた。ある日、孤独に苛まれたアマベルが将来への不安に人知れず涙していると、そこへ偶然オリヴァーがやってきて…。(『聖夜に祈りを』)。薄暗い地下の使用人部屋で暮らす執事の娘アンジーは、屋敷の主の跡継ぎレオが妻子を亡くしたとき、慰めたい一心で彼に寄り添い、情熱を交わした。だが妊娠がわかると、出自不詳の子を孕んだ女呼ばわりされて追い出されてしまう。レオも、実の父も、かばってはくれず…。2年後、幼子を育てる彼女の前に、レオが現れた!(『永遠のイブ』)。イアンだわ!クリスマスの集まりで、ジュリアはずっと想いつづけてきた美しい貴公子を見つけて思わず声をあげた。4年ぶりの再会。彼は事故で瀕死の傷を負って以来、社交界から姿を消していた。ジュリアは喜び勇んで駆け寄ったが、彼の手には杖が握られ、顔も堅苦しいまま。まぶしかったあの笑顔はどこへ行ってしまったの?(『秘めつづけた初恋』)。

ナニーと聖夜の贈り物ナニーと聖夜の贈り物

私にはもう、限られた時間しかない。 だから、最後で最高のクリスマスを。 「ここで子供たちのお世話をするのが本当に楽しみです」 青白い顔のエマがほほえむと、医師のアダムは冷ややかにうなずいた。 3年前の12月に妻に先立たれて以来、この時季はいつも不機嫌らしい。 おかげで幼い双子は家族でクリスマスを祝ったことがないという。 そんな彼らの屋敷に住み込みのナニーとして雇われたエマは、 実は難病の治療が一段落したところで、密かに死を覚悟していた。 全力で双子を愛し、懸命に楽しいクリスマスを贈ろうとするエマに 怒りを見せるアダムだったが、やがて彼女の優しさに癒やされていく。 これが私の人生最後のクリスマスなら、最高のものにしたい。 そう強く心に願ったエマは、彼に無私の愛を捧げるが……。 心を閉ざしたアダムにもう一度生きる喜びを感じてほしいというエマの思いが実り、一家は幸せに包まれます。しかしほどなくエマの病気の治療結果が明らかになり……。クリスマスの小さな奇跡を集めて美しい光を灯したような、可憐なシンデレラストーリーです。

路地裏で拾われたプリンセス路地裏で拾われたプリンセス

路地裏で少年のふりをして暮らす私が、 プリンセスの代役ですって……!? 路上で生きのびるため、情報屋のアルは少年のふりをしている。 女らしい体のラインをだぶだぶの服で隠して。 路上に放り出される前の記憶はなく、本当の名前もわからない。 ある日、古代ローマ時代の剣闘士を思わせる男性が訪ねてきた。 鋭い光を放つ瞳は金色で、そのオーラに誰もが道を空けた。 彼は大富豪リシアス。行方不明のカリヴァ王国プリンセス、 ザンドラの情報を集めるようアルに依頼してきた。 だが折しも暴漢に襲われ、アルは実は女だと気づかれてしまう! するとリシアスは大金と引き換えに途方もない仕事を依頼する。 「きみにプリンセスのふりをしてほしい」 気鋭の作家ロレイン・ホールの日本デビュー作は、大人気の男装ヒロインの物語。薄汚い少年の服の代わりに、生まれて初めて美しいドレスを着たヒロイン。過酷な境遇にもめげずひたむきに生きる彼女の初恋の行方は? そして、思いもよらぬ出生の秘密とは……?

捨てられた花嫁の究極の献身捨てられた花嫁の究極の献身

愛のためにもう一度愛のない結婚を選ぶ。 家族と、恋いこがれる彼の幸せを願って。 この結婚に愛はない。花嫁のエデンは浮かない顔だった。 亡き父の会社を守るため、想いを寄せる男性のことはあきらめた。 だが花婿に隠し子がいるとわかり、式は一転、中止となってしまう。 失意と屈辱の彼女を救ったのは、富豪のレミーだった。 私を嫌っていた人がなぜ? 私は彼に恋いこがれていたけれど。 レミーの真意はすぐにわかった。「僕は君が欲しい」 ただし、一度ベッドをともにしたら、あとは他人に戻りたいという。 1時間でもそばにいたくて、エデンは彼に純潔を捧げた。 他人に戻るどころか、妊娠によってさらに深く結びつくとも知らず。 R-3778『シンデレラは秘密の子を抱く』で結婚式当日に捨てられた花嫁が今作のヒロインとなります。決して振り向いてくれないヒーローに恋をする彼女が、それでもあきらめきれずに彼を求める姿が胸を打つ一冊です。次作のクイン&マイカの物語もお楽しみに!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP