小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

黒鷲の大富豪黒鷲の大富豪

あなたが無理やり私と結婚したのは、 亡き婚約者の面影を私の中に見たから? ロクサーヌは生まれてすぐに母親を亡くし、 父親と乳母から厳格なしつけを受けて育った。 ある日、ロクサーヌは親友のバースデーパーティで、 スペインの血を引く大富豪フアン・アルマンド・ラミレスと出会う。 漆黒の髪と鋭い瞳を持つ彼は、鷲を思わせる威圧感を漂わせている。 射抜くような視線を向けられ、ロクサーヌはおののきながらも、 経験のない胸のときめきを感じ、気づけば彼とダンスを踊っていた。 これが運命の出会い? だが、うぶな彼女は想像もしていなかった。 まさかフアンが意図的に彼女の名誉を傷つけ、 彼の妻にならざるを得ない状況を作り出すとは! ハーレクイン・ロマンス黎明期を支えた人気作家アン・ハンプソンの旧作『悪魔に娶られて』を改題してお届けします。純真な令嬢と陰りのある大富豪の詩情あふれる王道ロマンスをこの機会にぜひご堪能ください。鮮やかな場面転換の秀逸な筆致もお見逃しなく!

灰かぶりは伯爵の愛し子を抱く灰かぶりは伯爵の愛し子を抱く

娘を見るたび、まぶたに浮かぶ彼の姿。 ある日、本当に彼を目にするとはーー! 乗馬中にぶつかった男性が顔を上げた瞬間、メリッサは息をのんだ。 シルバーグレーの瞳。傲慢そうな顎。間違いない。ローレンスだわ。 この20カ月、かたときも頭を離れなかった男性ーー ファーストネームしか知らなかった娘の父親が、目の前にいる。 「メリッサじゃないか! その子はいったい──」 「ローレンス……」腕のなかの娘を強く抱きしめ、一歩後ずさる。 都会に憧れる世間知らずの男爵令嬢が、使用人の姿で訪れたロンドンで 素性の知れない男と恋におち、身ごもった。家名に泥を塗ったと 激怒する両親の反対を押し切って、メリッサは娘を産み育ててきたーー。 「とても美しい子だね。君の夫は幸せ者だ」 「夫はいないわ」その言葉に“ウィンチカム伯爵”は顔色を変えた。 メリッサが自分の子を産み育ててきたことに責任を感じてローレンスは、彼女に求婚。彼が裕福な伯爵と知って大喜びする両親をよそに、メリッサは哀しみに沈みます。彼が欲しいのは私ではなく娘だけだから……。リージェンシーの切ないシークレットベビー物語!

悩める伯爵悩める伯爵

私を鳥籠に閉じ込めた張本人に、 ふたたび心を奪われるなんて。 かつて憧れだった10歳年上のドラムが、伯爵となって帰ってくる。 レベッカはその知らせに動揺した。今や彼は誰より憎らしい相手。 7年前、出征を明日に控えたドラムが別れを告げに来たとき、 無断で彼の愛馬を駆ったレベッカはひどく叱られ、お仕置きされた。 そして彼の提案によって、牢獄のような寄宿学校へやられたのだった。 いよいよ再会の瞬間、昔とは違う熱いまなざしを向けられて戸惑うが、 あの時の仕打ちを忘れられず、レベッカはよそよそしくふるまった。 ところが後日、親代わりの祖父が旅で不在にすることになり、 ドラムの後見のもと、伯爵邸での同居を余儀なくされる! レベッカは震えた。大嫌いな彼にまた惹かれてしまうのが怖くて……。 子供の頃、兄と慕うドラムにお尻を叩かれたことを根に持っているレベッカ。大好きの裏返しで、ドラムなんて大嫌いと意地を張りますが、彼に魅了されるのも時間の問題でーー。元気いっぱいで天真爛漫なヒロイン像に定評のあるアン・アシュリーの名作です!

涙が乾くまで涙が乾くまで

また、あなたに恋してしまう。 それがなにより怖くて……。 2年前に別れた夫マイケルが事故に遭ったという一本の電話ーー それは、エイミーをつらい過去へと引き戻すものだった。 事故で記憶を失った彼の面倒を見てほしいと彼の姉に頼まれたが、 できれば、二度とマイケルには会いたくなかった。 まだ赤ん坊だった愛娘の死にも涙一つ流さなかった冷たい彼には……。 けれど放っておけず、気づけばエイミーは元夫のもとに駆けつけていた。 元妻のこともあの悲劇のことも忘れ、明るさを取り戻したマイケルに、 エイミーは愚かにもすがりたくなってしまう。 彼の記憶が戻れば、耐えがたい絶望と孤独に慟哭した、 あの時の涙がまた流れるというのに。 北米ロマンス小説界の最高峰、RITA賞を受賞した実力派、カレン・ヴァン・デア・ゼーの名作をお贈りします。自分が離婚した妻だともし告げれば、マイケルに追い返されるだろうと思い、エイミーは今も妻としてふるまいます。やがて真実に気づいたとき、彼はーー。

あなたにお熱あなたにお熱

はねつけられ、遠ざけられても、 この想いだけは止められない。 サラは親同士の再婚で家族になった義兄と二人で暮らしている。 ある日、義兄に付き添って出席したパーティで、 サラはハンサムで洗練された名門銀行の頭取ニックに出会った。 一瞬で惹かれるが、どうしたことか彼の態度は刺々しい。 義兄との仲を勝手に誤解し、ふしだらな女と言わんばかりに サラを非難すると、強引に唇を奪ったのだ。 私のことなど何も知らないくせに、なぜそんなに傲慢なの? さらにニックは自信満々に、サラを必ず手に入れると言い切った。 無垢なサラは動揺するばかりで、気づきもしなかったーー ニックの瞳の奥に揺らめく、隠しきれない嫉妬と情熱の炎に。 歴代ハーレクイン・ロマンス作家の中でもとくに、稀代のストーリーテラーとして愛され、今もなお語り継がれるシャーロット・ラム。素直になれないヒーローと無垢なヒロインが織りなす、せつなくももどかしいクラシック・ロマンスをお楽しみください。

スター作家傑作選〜恋は地中海の香り〜スター作家傑作選〜恋は地中海の香り〜

ギリシア、イタリア、スペインが生んだ美形ヒーローとの、もどかしい恋物語3選!美しきギリシア人のアレックスと仕事をして2年。美人の恋人がいると噂の世慣れた彼を愛してしまったリースは、大きな決断をしなければならなかった。職を辞し、彼にさよならを告げるのだ。振り向いてくれないのにそばにいるのはつらすぎるから。夜ごと涙で枕を濡らし、いよいよ決心したリースは、最後の仕事へと向かうが…(「愛のシナリオ」(レベッカ・ウインターズ))。失恋旅行でローマへ来たシャーロットがホテルのバーで嘆息していると、魅力的な長身男性が隣に座った。「君、大丈夫?」優しい言葉をかけてきた裕福なイタリア人のルチオに惹かれ、身も心もゆだねるが、眠っている間に彼は忽然と姿を消したー“すてきな夜をありがとう”と書き残して。数週間後、彼女は妊娠に気づき…(「トレヴィの泉に願いを」(ルーシー・ゴードン))。弟が作った借金に頭を抱えるリアの前に、半年だけ恋人だったスペイン人実業家のアレハンドロが現れた。1人の女性と長続きする関係を持てない彼を本気で愛するようになってしまったリアは、ぼろぼろになる前に自ら身を引いたのだった。しかし今、彼は借金を肩代わりする見返りに、またベッドを共にするよう要求してきた!(「情熱の取り引き」(トリッシュ・モーリ))

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP