小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

いちばん近くて遠い君いちばん近くて遠い君

どんなに愛しくても、 あなたは亡き親友の、永遠の恋人。 リゾート地での挙式前日、嫌な予兆から結婚は間違いだと確信して リハーサルを抜け出したゾーイは、参列客のアシュにでくわした。 アシュは数年前に事故で他界した大親友の夫で、 悲しみのなか、支え合い、助け合い、理解し合ってきた相手だ。 ゾーイが助けを求めると、アシュは彼女をクルーザーに乗せ、 大富豪である彼の一族が所有する別荘に向かった。 途中、嵐に見舞われながらもたどり着いた別荘で二人きり、 今回の婚約のことや、喪った大切な人、つらかった日々…… 語り合ううちに感情は高ぶり、気づけば一線を越えてしまう。 まさか、その一夜で命を授かるとは思いもよらずに。 イマージュ人気作家が描く、亡き親友の夫とのロマンスです。この世を去った女性への忠誠が自分たちの幸せより大事だと思う二人ですが、運命はいたずらにも……。恋の行方から目が離せず、ページをめくる手が速まります。ストーリーテラーの腕が冴える秀作!

美しき夢破れ美しき夢破れ

ヴィクトリアの結婚は、誰の目にも理想的な結婚に見えた。 夫のザックはどんな女性をも虜にする容姿端麗な会社社長で、 二人は愛し合って結ばれたと、ヴィクトリアは信じていたーー この結婚の裏に彼女の父とザックの会社の提携があり、 さらに初夜の翌朝、夫が愛人のもとに駆けつけたと知るまでは。 残酷な裏切りにヴィクトリアは深く傷つき、彼のもとを去った。 お腹に赤ちゃんがいるとわかったのは、それからまもなくのことだった。 やむなく妊娠をザックに告げると、なんと彼は自分の子と信じなかった! 独りで育てようと心に決めるヴィクトリアだったが、この期に及んで、 心の片隅でザックとの愛の夢を捨てきれずにいる自分が哀しかった……。 両親の愛を知らずに育った私のように惨めな子にはしたくない。たとえ独りでも、わが子を大切に、立派に育てようと決意し、小さな生花店で働き始めたヴィクトリア。それを知ったザックから小切手が送られてきても突き返しますが、彼はたびたび目の前に現れ……。

愛なき伯爵の手に堕ちて愛なき伯爵の手に堕ちて

仮面舞踏会の夜、 乙女は窮地に陥って……。 「抵抗しても無駄だ。安心しろーー悪いようにはしない」 リネットは仮面の男に抱きすくめられ、甘いおののきを覚えていた。 弟が悪友にそそのかされて盗んだ宝石を返そうとしただけなのに、 偶然居合わせた泥棒にとらわれて、唇を奪われてしまうなんて……。 混乱するリネットの口から不意に、恥ずべき言葉が飛び出したーー 私の純潔と引き換えに、盗みを諦めてはもらえませんかと。 男は彼女の申し出を一笑に付し、宝石を手に立ち去った。 呆然と立ちすくむリネットは夢想だにしなかった。 彼は単に、友人に預けていた宝石を持ち帰っただけだということを。 そして、やがてリネットが住み込みで働く伯爵家の主だということを。 主不在のあいだに雇い入れられた家庭教師がリネットだと知るや、即座に解雇を言い渡す伯爵。リネットは深く傷つきながらも、彼と初めて会った夜の淡いときめきを忘れられず……。傲岸不遜な伯爵と心優しき健気な乙女の情熱的なシンデレラ・リージェンシーです。

平凡な司書の特別な週末平凡な司書の特別な週末

彼はあの頃の魅力もそのままに現れた。 胸に別の女性の面影を抱いて……。 図書館司書のギャビーは、いつも幸せな結婚と家庭を夢見ていた。 それは幼い頃に母から疎まれ、祖父母に引き取られて育ったせいだった。 今は祖母の介護費に頭を悩ませる日々だが、ギャビーのために年金を 使い果たしてしまった祖母のためなら、なんでもするつもりだ。 そんなある日、高校時代の憧れの人で億万長者のザンダーと偶然再会した。 甘酸っぱい想いを甦らせたギャビーに、彼が取引を持ちかけるーー 多額の報酬を払うので、慈善パーティや家族行事に同伴してほしいと! そばにいるほど彼を好きになってしまうのに、形ばかりの恋人なんて。 だが、祖母のためと引き受けたギャビーが目にしたのは、 亡き妻の面影を忘れられずに苦しむ、ザンダーの姿だった……。 妻を亡くして以降、女性とつき合わず、休みも返上で仕事に打ち込んできたザンダー。内気な司書のギャビーに恋人役を頼んだのは、彼のことを案じた家族が独身女性を次々に紹介してくるのが疎ましかったからでした。けれども、二人きりで週末を過ごすうち……。

億万長者の花嫁探し億万長者の花嫁探し

私が億万長者のCEOの妻に? 契約ずくめの期間限定の話だけれど……。 人材スカウト会社で働くダニカは突然オフィスに現れた男性に驚いた。 ルーク・ダラスーーその卓越した経営手腕で有名なCEO! ギリシアの神のごとき容姿の彼はダニカに貫くような視線を向けて命じた。 「僕は至急、妻を必要としている。妻をスカウトしてきてほしい」 60日以内に結婚して恋多きプレイボーイという噂を払拭しなければ、 自ら創立して大きくした会社を失う苦境に陥るという。 ふさわしい候補者を1カ月で見つければ巨額のボーナスをはずむと言われ、 病気の家族の治療費を必要としていたダニカは法外な仕事を引き受けた。 ところが、有望な花嫁候補を挙げてもルークは気に入らず、 戸惑うダニカを熱く見つめて言い放った。「君が僕の妻になってくれ」 北米編集部イチオシの新星、スザンナ・アーウィンがついに日本デビューしました! 彼女は最初に執筆した本作でアメリカロマンス作家協会のゴールデン・ハート賞を射止めたほどの実力派。その才能を、胸が切なくなるこの便宜結婚物語でぜひお確かめください。

忍び愛のシンデレラ忍び愛のシンデレラ

私は彼の家を掃除する家政婦。 結ばれる夢なんて叶うはずがない。 亡き恋人の両親に、忘れ形見の娘を奪われそうになったクレアは、 逃げた末にたどり着いた地で住み込みの家政婦の職を得た。 雇い主の大富豪リンクは、外見が魅力的なだけでなく、 優しくて気遣いのある、惹かれずにはいられない完璧な男性。 でも彼にふさわしいのは良家のお嬢様で、私なんて釣り合わない。 豪邸を美しく整え、手作りの料理を食べてもらえるだけで満足しないと。 そう自分の心に言い聞かせていたある日、 クレアはリンクとの関係を周囲に噂されていることを知る。 使用人の自分が相手では彼の評判を貶めてしまうと危惧した彼女は、 身を引かなければならないと決心するのだったが……。 黙っていても女性が寄ってきてしまう独身貴族のリンク。花嫁探しを勝手に進めようとする母親に困惑するなか、家政婦クレアの存在が頭にちらつきます。けれど、彼の母親は以前の婚約者を“よそ者”と嫌っていました。よそ者で使用人のクレアの、恋の運命は……?

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP