出版社 : ブシロードワークス
どうしようもなく、詰んでいるわーー 公爵家に嫁ぐための馬車に揺られるなか、頭をぶつけた拍子に前世の記憶を思い出したウェリタ。 しかし政略結婚の相手であり、見目麗しくも冷徹だという氷の公爵様を殺さなければ、自身が死ぬ魔法をかけられている。 ひっそりと自分だけが死のうと諦めていたが、旦那様のクリティドは思いのほか優しく、義息子となったティアヒム&クリヒム兄弟の可愛らしさを前に、前世の夢が保育士だったウェリタは幸せも感じていた。 そして、初めは訝しんでいた旦那様や義息子たちも、だんだんウェリタへの接し方に変化が……。 権力争いの捨て駒にされた薄幸の令嬢、起死回生の幸せ継母ライフ!? プロローグ 第一話 前世の記憶と、政略結婚 第二話 子どもたちとの距離と、お菓子作り 第三話 本を読み、子どもたちと距離を縮める 第四話 旦那様の魔法と、子どもたちとの会話 第五話 商人と、お出かけ 第六話 母上と呼ばれることと、私の知らないところで起こっていること 第七話 事の顛末の説明と、私たちのこれからのこと エピローグ
公爵令嬢ヴィオラは社交界に香りの革命を起こすため、婚約者の第二王子アレクシスとともにフレグランス専門店フェリーチェの開店に向け奔走していた。 迎えたオープン当日。アレクシスの妹であるシルフィー王女もお祝いに駆け付け、店は一気に祝賀ムードに。 恋に仕事に充実した毎日を送るヴィオラだったが、ある日店の客足が激減。異臭のする粗悪品がフェリーチェのアイテムとして出回っているという。 出所を調べるヴィオラとアレクだが、その香水の製作者は意外な人物で……!? ドキドキ胸きゅん! ハッピーフレグランスストーリー! 第一章 開店準備と記憶の継承 007 第二章 フレグランス専門店オープン! 077 第三章 悪評騒動で閉店の危機!? 144 第四章 幸せの仕掛け人 175 第五章 波乱の豊穣祭 219
軍属としてテラフォーミング事業に参加していた機械化人(ホモ・マキナウス)のノゾムが仮眠から目覚めると、二千年の時が経過していたーー 大規模な通信帯汚染(ネットハザード)の影響で文明から隔絶され、未開の惑星・テラ16thに放り出された状況は、実質的な異世界転生!? 未曽有の大寝坊をかまし一睡のうちにして“銀河級現場猫案件”の被害者になり果てたノゾムは、 パートナーである数列自我知性体(AI)のセレネと共に、テラ16thでの生存、そして数千万光年以上離れた基幹星系への帰還を目指す。 旧人類規格と同等の脆弱な筐体に身を窶し、謎の第二種接近遭遇に翻弄されながら、いざ果てしない旅路へーー。 軽妙な筆致で描かれる遠未来SFファンタジー開幕!! Awake in Interlude Mother of Tiamat Interlude
己をさらけ出し、戦え。 大切な人のため、譲れない想いのために。 〈決闘者〉。それは魔力を糧に己の望む力を手に入れられる〈マスカレイド〉という技術を以て戦う者たち。 時には国の利権を賭け、時には戦う術を持たない者の代理人として、そして時には己の信念と名誉のために。 毎年多くの若者が決闘者になることを夢見て、『国立決闘学園』の門戸を叩く。 新入生の中で最大の魔力量判定を受けた翠川鳴輝(みどりかわなるき)は、入学式当日のお披露目会にて、人生初のマスカレイドを発動するのだがーー。 「俺の美しい体を観客に見せつければいいんだな!」 「マスカレイドを解除しろって言っているんだよ! この痴女がぁ!!」 全裸の美女になっていた。 決闘者の頂を目指す少年少女たちの学園生活が幕を開ける!! プロローグ 第一章 入学式 第二章 マスカレイドの授業 第三章 休日を使った準備 第四章 譲れないものを賭けた決闘 エピローグ 書き下ろしSS
ーー自分は一度死んでいる。 俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公ーー札月沖長(ふだつきおきなが)。 よくある最強&チート能力をもらい、異世界無双ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、ある二つの能力を望んだ。 【寿命を全うできるような丈夫な身体】 【アイテムボックス】 しかしこの二つ、神がどう解釈をしたのか、特にアイテムボックスについてはあまりにもバグっている能力を有していてーー。 一方、自分以外にも子どもとして転生した者たちの存在が。 しかもそいつらは、唯一原作を知らなかった沖長を「イレギュラー」だの「踏み台だ」などと言ってくる。 これは現代ファンタジー世界に転生することになった男が、世界の真実に迫りながらもマイペースに生きる物語である。 プロローグ 【原初】 第一章 転生と特典と 第二章 新たな転生者 第三章 原作の始まり 第四章 運命の変革 エピローグ
謎のゆるキャラ生命体・ダンポンによってこの世界にダンジョンが生み出され十年。 ダンジョンはすっかり現代社会になじみ、まるで商業施設のように連日長蛇の列ができていた。 壱野泰良は友人と訪れた「大阪梅田ダンジョン」で、開け方も中身も不明な“缶詰ガチャ”をゲット。 「俺専用のダンジョンがあればなぁ……」 帰宅してふと願いを口にすると缶詰が開いてーー!? これは、ただ運が良かっただけの高校生が、目指すべき背中を見据えて、最強の探索者になるまでひた走る物語。 プロローグ 第一章 俺専用のダンジョンを手に入れた 第二章 たくさんのキノコとたくさんのD缶 第三章 堕ちた石舞台ダンジョン 第四章 金髪の女忍者現る 第五章 溢れ出た魔物の死の行軍 エピローグ 書き下ろしSS
黒の国・呂国の姫 鈴華は、仙皇帝陛下の妃争いなどどこ吹く風の読書三昧。 朱国、金国の姫君とのお茶会を楽しみ、気ままに暮らしていた。 でもそんな折、後宮では密室放火事件が発生。侍女の冤罪を晴らすべく、鈴華は本の知識でトリックの解明に挑む!! さらに、仙皇帝宮に激震が走る、かつてない事件が迫っていてーー 波乱万丈、でも鈴華・マオ・レンジュの関係性は相も変わらず一進一退。 マイペースにお送りする後宮物語第二弾! プロローグ 第一章 第二章 第三章 終章
迷宮から出られない転生迷宮主・ユウの目標は、 迷宮を一般開放して冒険者(お客様)を招くこと!? KPIを設定し、UXを向上すれば、リテンションも高水準! 迷宮魔法をフル活用した危険ゼロのダンジョン設計、 そしてとんでもない報酬の数々に冒険者たちは大熱狂。 「やるっきゃない。異世界SAS○KE」 さらには、迷い込んだ美少女エルフと邂逅したり、 召喚したスケルトン軍団を率いて魔族の子どもを助けたり…… 常識外れのダンジョン運営物語、ここに開幕ーー! プロローグ 第一章 出会いは突然起きるものだが心臓に悪いものでもある 第二章 思い出した記憶は、木っ端微塵に吹っ飛んだ(物理) 第三章 記憶の悪魔と悪魔より狡猾な人間と 第四章 迷宮主vs貴族の私兵団 エピローグ
「婚約を解消したい」と、婚約者のリシャールから突然の申し入れを受けた公爵令嬢のヴィオラ。彼の傍らには妹のマリエッタの姿があった。 思わぬ事態に意気消沈するかと思われたヴィオラだが、実際は大喜び。実はこのヴィオラ、恋愛よりもアロマクラフトが大好きな調香令嬢だった! だが、悪友で第二王子のアレクシスからはいきなり婚約宣言!? さらにフレグランスの専門店を開こうと誘われる。 趣味を活かして楽しく充実した毎日を送るヴィオラだったが、ある日妹から助けを求める知らせが届き……!? ーーー香りでみんなを幸せにしたい! 幸せ溢れる調香ライフ、スタート!
「まもんまもん。俺は強欲な魔族だが、純真な魔族でもある」 土地神を巻き込んだ騒動を無事解決した夏樹は平穏な日常を送っていた。 そんな平穏も束の間、夏樹たちの前に小梅の父であるビックネームが訪れる。 「おう。俺は、サタン。魔王にして、七つの大罪の憤怒を司る木っ端魔族だ。とりあえず、お邪魔していいか?」 「ビッグネームすぎるだろ! もっと格下から順番に来いよ!」 さらに小梅の婚約者を名乗る青年、兄、日本の神々とビッグネームとの邂逅が止まらない!? そして静かに襲い来る正体不明(?)の大魔族は一体……? 「地球ってめちゃくちゃファンタジーじゃね?」 現代超ファンタジー第二弾! 【プロローグ】 魔界じゃね? 第一章 新たな刺客が現れたんじゃね? 第二章 ビッグネームが来たんじゃね? 第三章 さらなるビッグネームじゃね? 第四章 まもんまもんじゃね? 第五章 自爆とかありえなくね? 第六章 小梅ちゃんの気持ちじゃね? 【エピローグ】 連絡が来ちゃったんじゃね!? 書き下ろしSS 青山銀子の悩み
元平民の公爵令嬢ネオン・テ・トーラは政略結婚のため無理やり南方辺境伯爵ラスボラ・ヘテロ・モルファの元へ嫁がされた。ネオン・モルファとなった彼女は愛されない白い結婚の中、負傷兵が放置される救護院を視察したショックで看護師だった前世を思い出した。 その知識を活かして彼らを看護し、南方辺境伯騎士団 十番隊医療班の隊長へ就任したネオンは、医療院を立ち上げる。さらに、公爵夫人による慈善事業として孤児院への支援も始めたい。 そんな中、辺境伯領の街リ・アクアウムでは「女神の花祭り」という大きな祭りが近づいていてーー! ネオンは孤児院支援のためのバザーを花祭りで行うため奔走し、医療院へ医者を迎えるため面会をし…… 相変わらず忙しくていっぱいいっぱいです! 序章 あまりにも問題山積みでいっぱいいっぱいですからね? 一章 第九番隊隊長と、新事業 二章 策士にやられた! 三回目! 三章 まったくもって、かみ合いません。 四章 握り潰した噂の火種と、仰天スクラブ 五章 あれこれ押し付け、お断りです! 六章 環境改善(改)と各々のけじめ 七章 感情のジェットコースター(この世界にはないけど) 八章 医師、降り立つ 九章 次から次へと、いろいろ起こりすぎです 十章 恋に落ちた!? 寝言は寝て言え! 終章 惨劇と問題の元凶は、彼女の怒りを理解できない 書き下ろしSS
悪女セラフィナの手により過去へと回帰した魔法使いアーヴェル。 その記憶を活かし、幼いセラフィナを真っ当に育て上げて彼女の運命を変えようとしたものの、どうしても兄ショウの死を回避することはできなかった。 三度目となる過去への回帰で、アーヴェルはついに中央の皇帝一家に反旗を翻す。 全員が幸せになる唯一の道ーーショウを皇帝にすることを目指して。 反乱が進むにつれ、それぞれの思惑やセラフィナの生家であるシャドウストーン家の呪いなどが次第に明らかになり……? 魔法と呪い、愛と憎しみ、そして過去と現在。 すべてのものが交わる中で、何度も時を繰り返したアーヴェルたちが最後にたどりついた未来とはーー? 第一章 アーヴェル・フェニクス 幕間 ジェイド・ストーンの悔恨 第二章 セラフィナ・シャドウストーン 最終章 嘘みたいに幸せな話
侯爵家子息ジェイのお屋敷へ招かれたルビナは、異国の元王子でもあるジェイの旧友・レオナルドから結婚式へ招待される。初めての国外旅行もジェイと一緒に満喫し、心を通わせるふたり。式の晩、ついにジェイから婚約を前提にした交際の申し出が!? 晴れてお付き合いを始めたふたり。ジェイの家族と交流したり、彼の店の宣伝に一躍買ったり、学園祭の準備に奔走したりとルビナは大忙し。だけれどそれは、前婚約者との間では決して得られなかった幸福な日々で…… 試練を乗り越えた二人の、幸せあふれる甘々ピュアラブストーリー! 第一章 ジェイ様のおうち 第二章 何かありそうな予感 第三章 交際します 第四章 学園祭 第五章 旅行に誘われました 第六章 卒業式 第七章 甘やかしたい 第八章 ソフィアさんの結婚式 第九章 嫁ぎます 第十章 最終話
みんなが寝静まったなか、拠点を抜け出したゆり&れんげが夜の街をこっそり冒険! 「冒険! 夜の街」 さざんか&あやめはアパレルショップで、お互いが相手に似合うと思う服を着てもらい……!?「マジいずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた) 」 お客さんの途絶えたゲーセンでは、ひなげし&えりかがハイスコア更新に挑戦!! 「昭和レトロマッチング」 ほか、本編全9章+エピローグ+プロローグを収録。 いつも仲良しな定番ペアから、アニメ本編では見られなかったちょっと意外な(!?)組み合わせまで、6人が織りなす日常風景をお届け! “かけがえのない、みんなとの時間”をドンドンドーンっと詰め込んだ短編連作集!! プロローグ 第一章 冒険! 夜の街 第二章 マジいずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた) 第三章 昭和レトロマッチング 第四章 マジで草 第五章 コミュ強になろう! 第六章 陰陽タクティクス 第七章 劇場版みにもん〜みにおに島のダークみにおに〜 第八章 プレスオブファイナルクエストソードクリムゾン 第九章 大切な人たちへ エピローグ
三大公家テ・トーラ家の血を引くネオンは幼き頃に公爵家を追い出され、母と兄弟と共に平民として暮らしていた。しかし18になると政略結婚のために連れ戻され、辺境伯当主ラスボラ・ヘテロ・モルファの元へ嫁がされる。 家族のため政略結婚を受け入れたネオンだったが、ラスボラに愛することはないと突き放され、開き直って悠々自適な引きこもり生活を満喫していた。 そんなある日、家令と侍女長に勧められ辺境騎士団の視察に出たネオンだったが、そこで目にしたのはまともな治療もされずにあばら家に閉じ込められる負傷した騎士たちの姿だった。 その“惨劇”の光景に思わず嘔吐し、同時に看護師であった前世の記憶を思い出すーー! 「私は辺境伯夫人として、最初の慈善事業『負傷者への看護』を行わせていただきます」 序章 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 終章 用語集 特別短編
六年前、由良夏樹は異世界に勇者として召喚された。人間と魔族との戦いに巻き込まれ、元の世界に戻るには魔王を倒すしかないというテンプレートなことを言われて必死に戦った。同胞さえも平気で蹴落とす人間側につき、いいように利用され、おぞましい戦いに身を置きながらも、死にたくない一心で戦った。やっとの思いで帰ってきた地球だったが、霊能力者姉妹に神様に天使に宇宙人と異世界以上のファンタジーに遭遇する!?「地球もかなりファンタジーじゃね?」現代超ファンタジー第一弾!第11回ネット小説大賞受賞作品。
「犬の方が忠誠心があるだけマシだっ! お前は大人しく僕に従っていればいいんだ!」代々続く子爵家の令嬢ルビナ・ローゼンは、街歩きで婚約者のディートリヒ・モリソンに置いていかれた挙句、学園でひどい罵倒を受ける。さらには自身のバースデーパーティーに知らない女性を連れてきた姿を見て婚約破棄を決心する。そんなルビナの元に侯爵家子息が声をかけてきて……!?「私はモリソン子息に忠誠心なんてまったくありません。だから婚約解消をしてあげたのです」
魔法使いアーヴェルは、元婚約者であり、のちに皇帝の愛人となった悪女セラフィナの手にかかり命を落とす。だが気がつくと、目の前には幼い頃のセラフィナが!彼はなんと、13歳のときの自分に戻っていた。目の前にいる悪女になる前のセラフィナを見て、アーヴェルは決意する。この少女を真っ当に育て上げ、自らの命を守ると。そのためにまず、かつてセラフィナと婚約を結んでいたアーヴェルの兄ショウの死を回避する方法を模索しはじめる。しかしセラフィナを冷遇する家族、美しいセラフィナを狙う男たちなど、それぞれの思惑が複雑に絡まり合っていてー。巡る時の中、果たしてアーヴェルはセラフィナを悪女としての運命から救い出すことができるのか…!?
“世界には仙山を中心に、八色の特徴を持った国がある。”金国・銀国・朱国・藤国・翠国・碧国・珊国…そして、黒い国「呂国」。不吉な色と忌み嫌われる黒の国の姫鈴華は前髪で顔を隠し、書庫に籠もり大好きな本を読んでいた。そんなある日、鈴華は突然婚約者に婚約破棄を告げられてしまう。時はたち、行き遅れと言われる年齢になった鈴華はある出来事をきっかけに仙皇帝妃選びの後宮に行くことになるが、鈴華は仙皇帝陛下の妃争いには目もくれず、大好きな本を読むため行動をはじめる。しかし、本を読みたいという行動力と本で読んだ知識によって鈴華は、後宮で起きる事件を解決することに!?