出版社 : ブシロードワークス
三大公家テ・トーラ家の血を引くネオンは幼き頃に公爵家を追い出され、母と兄弟と共に平民として暮らしていた。しかし18になると政略結婚のために連れ戻され、辺境伯当主ラスボラ・ヘテロ・モルファの元へ嫁がされる。 家族のため政略結婚を受け入れたネオンだったが、ラスボラに愛することはないと突き放され、開き直って悠々自適な引きこもり生活を満喫していた。 そんなある日、家令と侍女長に勧められ辺境騎士団の視察に出たネオンだったが、そこで目にしたのはまともな治療もされずにあばら家に閉じ込められる負傷した騎士たちの姿だった。 その“惨劇”の光景に思わず嘔吐し、同時に看護師であった前世の記憶を思い出すーー! 「私は辺境伯夫人として、最初の慈善事業『負傷者への看護』を行わせていただきます」 序章 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 終章 用語集 特別短編
六年前、由良夏樹は異世界に勇者として召喚された。人間と魔族との戦いに巻き込まれ、元の世界に戻るには魔王を倒すしかないというテンプレートなことを言われて必死に戦った。同胞さえも平気で蹴落とす人間側につき、いいように利用され、おぞましい戦いに身を置きながらも、死にたくない一心で戦った。やっとの思いで帰ってきた地球だったが、霊能力者姉妹に神様に天使に宇宙人と異世界以上のファンタジーに遭遇する!?「地球もかなりファンタジーじゃね?」現代超ファンタジー第一弾!第11回ネット小説大賞受賞作品。
代々続く子爵家の令嬢ルビナ・ローゼンは、婚約者のディートリヒ・モリソンと街歩きに向かうが、彼は友人だという別の女性と親しく過ごしはじめ、ルビナは店先に置いてけぼりにされてしまった。数時間婚約者を待っていたルビナだったが時間も遅くなり、親切な店のオーナーが用意した送りの馬車で帰路につく。しかし学園で顔を合わせたディートリヒは謝るどころか忠誠心が足りないとルビナをひどく罵倒する。さらにはルビナのバースデーパーティーに別の女性を連れてくる彼の姿にルビナは婚約破棄を決心した。そんな彼女の元に侯爵家子息が声をかけてきて…!?
魔法使いアーヴェルは、元婚約者であり、のちに皇帝の愛人となった悪女セラフィナの手にかかり命を落とす。だが気がつくと、目の前には幼い頃のセラフィナが!彼はなんと、13歳のときの自分に戻っていた。目の前にいる悪女になる前のセラフィナを見て、アーヴェルは決意する。この少女を真っ当に育て上げ、自らの命を守ると。そのためにまず、かつてセラフィナと婚約を結んでいたアーヴェルの兄ショウの死を回避する方法を模索しはじめる。しかしセラフィナを冷遇する家族、美しいセラフィナを狙う男たちなど、それぞれの思惑が複雑に絡まり合っていてー。巡る時の中、果たしてアーヴェルはセラフィナを悪女としての運命から救い出すことができるのか…!?
“世界には仙山を中心に、八色の特徴を持った国がある。”金国・銀国・朱国・藤国・翠国・碧国・珊国…そして、黒い国「呂国」。不吉な色と忌み嫌われる黒の国の姫鈴華は前髪で顔を隠し、書庫に籠もり大好きな本を読んでいた。そんなある日、鈴華は突然婚約者に婚約破棄を告げられてしまう。時はたち、行き遅れと言われる年齢になった鈴華はある出来事をきっかけに仙皇帝妃選びの後宮に行くことになるが、鈴華は仙皇帝陛下の妃争いには目もくれず、大好きな本を読むため行動をはじめる。しかし、本を読みたいという行動力と本で読んだ知識によって鈴華は、後宮で起きる事件を解決することに!?