出版社 : リヨン社
100年前のヴィクトリア朝ロンドンへようこそ。シャーロック・ホームズから与えられた“死者からの手紙”の謎に挑戦-あなたは〈ベーカー街探偵団〉の一員。地図・新聞・住所録を駆使し、事件解明の手掛りをもとめて、深い霧がたちこめるロンドンの街をさまよう。名探偵ホームズの頭脳にどこまで迫れるか?
朝鮮戦争末期の1952年春、6人の米国海兵隊特別功撃班は、中国東北地方の山地にパラシュート降下した。松花湖の地下にある中共の原子力研究所を爆破するのが彼らに課せられた任務だった。当時の中国では、大陸支配をめざす中共軍と、それを阻止せんとする反政府ゲリラ軍とが血を血で洗う凄まじい戦いを繰り広げていた。果して、彼らは研究所を爆破して、無事に脱出できるのか?事実か小説かで論議を呼んだアドヴェンチャー話題作。
南フロリダに漠々と広がるエヴァーグレイズ湿地帯。孤独で裕福な女たちが残虐な手口で次々と命を落としていく。死体はゲスト・ハウスのバス・タブ、ワニがうごめく沼に浮かぶ…。一連の事件の背後に、カナダの刑務所を出たばかりの結婚詐欺師の姿があった。やはり何者かに妻を殺されたラクサハッチ郡警察の黒人保安官は、この連続殺人事件の犯人をつきとめるべく、異常な執念で捜査を続ける。MWA最優秀新人賞ノミネート作。
ソ連人科学者ピョートル・アサーノフは、英国情報部員の手引きによって、西側に亡命を企てていた。音響電子工学の専門家であるアサーノフの新型ソノブイの研究に、米・英の国防筋が眼をつけたからである。彼の協力で、この新型ソノブイが完成すれば、西側は、ソ連との対潜作戦で絶対的優位にたつはずだった。折しも、ソ連のプレーリー級新型潜水艦が北の軍港ポルヤルニーを出航しようとしていた…スパイ&軍事テクノロジー小説の白眉。
すべての発端はアーマンドなる男がキャシディの家に押し入ったことだった。彼の目当ては各国のスパイの連絡先が記されたキャシディの手帳。が、アーマンドの後を追って謎の2人組が闖入、さらに同夜、20名もの武装集団が現われる。その目的は何か?キャシディはCIA幹部アリスンに探りを入れ、広大な敷地を誇るアーマンドの実家と南米のさる小国をつなぐ大規模な陰謀を察知するが…!キャシディ教授シリーズ。
雨の真夜中。人通りも途絶えたハリウッドの通りで、交通事故で大破したステーション・ワゴンから若い女の首なし死体が転がり落ちた。しかしL.A.市警は、この事件をもみ消してしまった。その数日前、遠くニュー・オルリンズでは、湖で見つかった生首のニュースが新聞を賑わしていた。たまたま交通事故の現場に居合わせた私立探偵ホイスラーは、この二つの事件に興味を持ち、調べ始めるが。
もっと舐めるの、舌を硬く尖らせて…。同時にふたりの少年を相手にして最高に淫らな女神になるのって刺激的!彩子の神秘の扉に芳しい雫が滴り少年は蕩ける肉の狭間に爆ぜていく-。
第2次大戦中に日本近海で消息を絶った米海軍潜水艦『キャンドルフィッシュ』が、30年後、ハワイ沖に突如浮上した。同艦は、30年もの長い間海底に沈んでいたとは思えないほど新しく、しかも、乗組員の死体はどこにも見あたらない!同艦に何が起きたのか?なぜ、30年を経て浮上したのか?乗組員はどこに消えたのか?これらの謎を解決すべく、米海軍は、30年前の『キャンドルフィッシュ』の航海を再現する決定を下した!
ホワイトハウスに恐るべき脅迫電話がかかってきた。自分達は核爆弾を盗み出した、指定の時間内に合衆国がヨーロッパから核兵器を引き揚げねば、その爆弾でヨーロッパの一都市を破壊するというのだ。大統領はこの危機打開の総責任者に元CIA局員のゴードンを指名、ゴードンは犯人を追ってヨーロッパへ飛ぶ。また、事態を知ったソ連は異例の協力を申し出、KGBの情報員を派遣した。刻々と迫る爆破時刻ー果たして破局は回避なるか?
イタリアからフランス、ドイツへとゴードン達は必死の追跡をつづけた。しかし、常に犯人の方が一歩先んじていた。一方、米ソ双方の上層部内ではこの非常事態をめぐって各人の野心、思惑、相手国への不信が錯綜し、両国とも徐々に軍事警戒態勢を強化、ついには核戦争勃発の時が目前に…!以前ホワイトハウスの高官だった著者がみずからの体験と最新の軍事情報を駆使して描き上げ、全米で轟々たる話題を呼んだ超大型サスペンス!
1942年、ニューヨーク。ヨーロッパと太平洋では第二次世界大戦の戦火が拡大しつつあった。フットボールの花形選手ルー・キャシディは試合中の怪我がもとで選手生活を断念せざるをえなくなり、妻のカリンもドイツへ帰ったまま消息を絶っていた。そんなルーの前に美貌の歌手が現われ、次第に惹かれていく。だが、女は暗黒街のボスの情婦だった…。戦時下のマンハッタンに蠢く男たちの野望と裏切りを鮮烈に描いた傑作サスペンス!