小説むすび | 出版社 : 二見書房

出版社 : 二見書房

星の落ちる島星の落ちる島

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二見書房

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2021年8月26日 発売

潮流に守られし「天神島」に赤髪碧眼の女領主アナスタシアが降り立つ 運命に引き寄せられ天神島にやってきた義賊・王義英と相棒の黒猫・夜風 権力者たちの争いと大陸の思惑のなか策謀と混乱に呑み込まれる天神島 かつては黄金の治世と呼ばれながらも、今は侵略と動乱に揺れる大陸。 「彗星王」として名を馳せていた義賊の王義英と、相棒の黒猫・夜風は、裕福な者たちの屋敷に忍び込んでは財産を盗みだし、暮らしに苦しむ民たちに配っていた。 しかし、ある日、企てに嵌まってしまい逃れるために船に乗りこむことになった。 その船には赤髪・碧眼の女性アナスタシアも乗っていた。 彼女が暴漢に襲われたところを救った義英。 聞けば、アナスタシアは島国である天神島の領主になりにいくという。 しかし島は、領主不在の間に権力者二人によって島を二分する争いが起きかねない状態だった。 島の無辜の民たちのため、アナスタシアの補佐を買って出る義英だったが、次々に島内で起こる事件の数々に巻き込まれていくーー 義賊と領主、二人が織りなす、中華ファンタジー活劇開幕!

幻視者の曇り空 -- cloudy days of Mr.Visionary幻視者の曇り空 -- cloudy days of Mr.Visionary

ふいに襲う殺人の幻視。 幻視者は「友」を止められるのか? ーー恐怖と正義、友情の間で揺れる主人公の葛藤。 『記憶屋』の織守きょうやが描く、人間の闇を炙り出した渾身のサスペンス・ミステリ! ある特殊能力のせいで、他人に関わらないように生きてきた久守一は、偶然、その力で美大生の佐伯が巷を騒がせる連続殺人犯だと知ってしまう。 社交的で人当たりもよく、とても殺人犯には見えない佐伯は、捜査線上に浮かんですらいない。 柄でもないと思いながらも、自分や後輩の身を守るため、犯行の証拠を探す久守。 しかし、友達のふりをしているうち、佐伯に対して本当の友情を感じ始めてしまうーー。 ◆ 著者について 織守きょうや(おりがみ きょうや) 1980年ロンドン生まれ。2013年『霊感検定』でデビュー。2015年「記憶屋」で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。 ほかの作品に『朝焼けにファンファーレ』(新潮社)、『花村遠野の恋と故意』(幻冬舎文庫)、『響野怪談』(角川ホラー文庫)、『少女は鳥籠で眠らない』(講談社文庫)、『ただし、無音に限り』(東京創元社)など。

風は山から吹いている -- Why climb mountains with me?風は山から吹いている -- Why climb mountains with me?

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二見書房

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2021年4月21日 発売

空が近い。雲も近い。 当たり前に自分を満たしていた日常が、何もかも遠い。 ーー登山の最中に受けた、恩人からの無言電話。その後、知らされた恩人の滑落死。 全国の書店員が絶賛! 青春小説の妙手、額賀澪がおくる山岳ミステリ! 高校時代にスポーツクライミング部で名を馳せた主人公・岳。 訳あって大学では競技を続けないと心に決めていたが。 変人と噂される登山部部長の梓川穂高につかまり、幾度か一緒に山を登ったある日、岳のスマホを高校時代のコーチ宝田謙介からの着信があったのだがーー ◆ 著者について 額賀 澪(ぬかが みお) 1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部卒業。 2015年、「ウインドノーツ」(『屋上のウインドノーツ』に改題)で第22回松本清張賞、同年、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞。 ほかの作品に『沖晴くんの涙を殺して』(双葉社)、『風に恋う』(文春文庫)、『できない男』(集英社)、『タスキメシ 箱根』(小学館)、『タスキメシ』(小学館文庫)など。

小説 品川心中小説 品川心中

したたか、 しなやか、 しながわ 人の心にも、闇と海。 ーーーー柳家喬太郎 『 客はつかの間の夢に金を払うんだ。 女郎の本音なんざ知りたくもなかろうさ 』 元最上位の遊女・お染。寄る年波には勝てず、馴染みの客たちも離れてしまい、いまや衣を新調するための金にも困るようなありさま。 元来の勝気な性格もあって、ひと思いに死んでしまおうかと思うが、金に困ってひとり死んだと言われることはあまりにりも悔しく、ならは、心中をしようと考える。 独り身で大食らい、ぬけている金蔵を相手に選び、手練手管で、ついに心中の約束を取りつけるのだがーー 現在の高座では、お染が金蔵を川に突き落とす場面、金蔵が助かって世話をしてもらっていた親方の元に幽霊のように姿で現れる「上」までしかかからないことが多いが、 本作では金蔵が親方たちの力を借りてお染に仕返しをする「下」までをお染を中心にした物語に再構成した意欲作。 【 妓楼に生きる女の矜持と哀しみ シリーズ完結! 】 小説 古典落語   第1冊『小説 真景累ヶ淵』(奥山景布子/監修 古今亭菊之丞)  第2冊『小説 牡丹灯籠』(大橋崇行/監修 柳家喬太郎)  第3冊『小説 らくだ』(並木飛暁/監修 桂文治)  第4冊『小説 西海屋騒動』(谷津矢車/監修 柳亭左龍)  第5冊『小説 品川心中』(坂井希久子/監修 柳家喬太郎) ◆ 著者について 坂井希久子(さかい きくこ) 1977年、和歌山県和歌山市生まれ。同志社女子大学学芸学部卒業。2008年「虫のいどころ」で第88回オール讀物新人賞受賞。 2017年、『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』で第1回高田郁賞、第6回歴史時代作家クラブ新人賞受賞。 代表作に、『居酒屋ぜんや』シリーズ、『ハーレーじじいの背中』『若旦那のひざまくら』などがある。

小説 西海屋騒動小説 西海屋騒動

人生そのものが博打なんだよ 転がる賽に金は生えぬ 罪深き人 欲求は満たされる事を知らない ーーーー柳亭左龍 『 てめえらは、何度俺から奪えばそれで気が済むんだ。 』  軽井沢の有名旅籠の次男として育った理吉。裕福な環境で恵まれた生活を送っていたものの、なぜか家族との距離を感じ、心はいつも満たされずにいた。 そうした心の飢えを埋めるかのように兄・新吉のものをくすねては、新吉と喧嘩になる毎日。 やがて新吉は侠の世界に飛び出すが、理吉は家業の手伝いをするのみ。 旅籠の下働きの定丸に誘われるままに、博打を覚えたがために家を追われ、西海屋に流れ着く。 番頭の慶蔵のもとで頭角を現すが……業と欲に呑まれ、因縁に絡み取られていくーー 【 因果と侠の中で揺れ、流転と転落の男の物語 シリーズ第4弾! 】 小説 古典落語   第1冊『小説 真景累ヶ淵』(奥山景布子/監修 古今亭菊之丞)  第2冊『小説 牡丹灯籠』(大橋崇行/監修 柳家喬太郎)  第3冊『小説 らくだ』(並木飛暁/監修 桂文治)  第4冊『小説 西海屋騒動』(谷津矢車/監修 柳亭左龍)  第5冊『小説 品川心中』(坂井希久子/監修 柳家喬太郎) ◆ 著者について 谷津矢車(やつ・やぐるま) 一九八六年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒。二〇一二年『蒲生の記』で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。 二〇一三年『洛中洛外画狂伝ー狩野永徳』でデビュー。 二作目『蔦屋』が評判を呼び、若手歴史時代小説家として注目を集める。 二〇一八年『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞。 二〇二〇年『廉太郎ノオト』が第66回青少年読書感想文全国コンクール課題作品(高等学校の部)に選出。 解説  大橋崇行(おおはし たかゆき) 新潟県生まれ。東海学園大学人文学部准教授。文学博士。近現代文学研究のほか、作家としても活躍。

石を放つとき石を放つとき

探偵マット・スカダー・シリーズ  待望の新作 + 傑作短篇集 エレインの知り合いが名前も知らぬ男から脅迫を受けていた。 老スカダーは単独で調査を始める…… …………………………………………………………………………………… 【 堂場瞬一・解説 】 凝った構成も、あっと驚くどんでん返しもない。 しかし本作品は、何とも言えない味わいを残す。 …………………………………………………………………………………… □ 本書収録作品 夜と音楽と  窓から外へ  バッグ・レディの死  夜明けの光の中に  バットマンを救え  慈悲深い死の天使  夜と音楽と  ダヴィデを探して  レッツ・ゲット・ロスト  おかしな考えを抱くとき  ミック・バルー、何も映っていない画面を見る  グローガンの店、最後の夜 石を放つとき 原題: A Time to Scatter StonesA Matthew Scudder Novella ◆ 著者について ローレンス・ブロック Lawrence Block 1938年、ニューヨーク州生まれ。20代初めの頃から小説を発表し、100冊を超える書籍を出版している。 『過去からの弔鐘』より始まったマット・スカダー・シリーズでは、第9作『倒錯の舞踏』がMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞、 第11作『死者との誓い』がPWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)最優秀長篇賞を受賞した(邦訳はいずれも二見文庫)。 1994年には、MWAグランド・マスター賞を授与され、名実ともにミステリ界の巨匠としていまも精力的に活動している。 ◆ マット・スカダー・シリーズ ◇ 過去からの弔鐘 ◇ 冬を怖れた女 ◇ 一ドル銀貨の遺言 ◇ 暗闇にひと突き(早川文庫) ◇ 八百万の死にざま(早川文庫) ◇ 聖なる酒場の挽歌 ◇ 慈悲深い死 ◇ 墓場への切符 ◇ 倒錯の舞踏  (MWA賞最優秀長編賞) ◇ 獣たちの墓 ◇ 死者との誓い  (PWA賞最優秀長編賞) ◇ 死者の長い列 ◇ 処刑宣告 ◇ 皆殺し ◇ 死への祈り ◇ すべては死にゆく(単行本) ◇ 償いの報酬 ◇ 石を放つとき(単行本)本書 【 目次 】 ◆ 夜と音楽と …… 5  マシュウ・スカダーとともに育って ブライアン・コッペルマン …… 7  窓から外へ …… 13  バッグ・レディの死 …… 67  夜明けの光の中に …… 121  バットマンを救え …… 155  慈悲深い死の天使 …… 183  夜と音楽と …… 209  ダヴィデを探して …… 217  レッツ・ゲット・ロスト …… 245  おかしな考えを抱くとき …… 271  ミック・バルー、何も映っていない画面を見る …… 301  グローガンの店、最後の夜 …… 307  著者あとがき …… 331 ◆ 石を放つとき …… 337    訳者あとがき …… 486  解説 …… 495

小説 らくだ小説 らくだ

かんかんのうを踊らせる で有名な古典落語「らくだ」 兄貴分やらくだの生い立ちにも迫り肉厚の作品にーー 是非、ご一読をーーーー桂文治 『 一緒にいることこそが、不幸せではありませんか? 』  大きな体で大酒飲みの荒くれ者で、長屋や近隣の住民たちから嫌われていた通称「らくだ」。 ある日、らくだの兄貴分、半次が長屋を訪ねると、らくだが死んでいた。 半次はその弔いの金の工面をするために、通りかかったくず屋の久六を呼び止める。 らくだの死を知らされ、驚く久六だったが、半次に脅され、長屋の月番や大家に金品要求の言伝てを行うはめに。 出し渋るところには、らくだの死骸を運んで「かんかんのう」を踊らせ、ついには香典や物品を入手する。 やがて、久六はらくだの母親のもとに使いに出かけるがーー 【 複雑な滑稽咄を人情咄として再構成 シリーズ第3弾!】 ◆ 著者について 並木 飛暁(なみき・たかあき) 東京都在住。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。塾講師(国語)との兼業作家。 ライト文芸、児童書、落語脚本などを執筆。ナンセンス・コメディの劇団所属。 主な著書に、大学落語の大会に取材した小説「いざ、しゃべります。」 (メディアワークス文庫) 児童書「牛乳カンパイ係、田中くん」シリーズ、など。 小説 古典落語 順次刊行予定  第1冊『小説 真景累ヶ淵』(奥山景布子/監修 古今亭菊之丞)  第2冊『小説 牡丹灯籠』(大橋崇行/監修 柳家喬太郎)  第3冊『小説 らくだ』(並木飛暁/監修 桂文治)  第4冊『小説 西海屋騒動』(谷津矢車/監修 柳亭左龍)  第5冊『小説 品川心中』(坂井希久子/監修 柳家喬太郎)

小説 牡丹灯籠小説 牡丹灯籠

こいつらの誰からもつきまとわれたくない ---- 柳家喬太郎 『 貴方がまたいらしてくださらなければ、私はきっと、死んでしまいますよ 』 浪人の荻原新三郎は、旗本飯島平左衛門の娘、お露と知り合って惹かれあうが、会えない日々が続き、ついには、お露は恋焦がれ死に、女中のお米も亡くなってしまった。 それから夜ごと、新三郎のもとに通ってくるお米とお露の幽霊。 経と如来像、札を授けられた新三郎はお露から身を守れたかのように見えたが、下働きの伴蔵の手引きにより、新三郎はお露に取り殺されてしまう。 しかし、そこには複雑な因縁と企てがあったのだーー 【 怪談と仇討ちの物語を捕物帖として再構築するシリーズ第2弾! 】 第1弾の「真景累ヶ淵」に続く三遊亭円朝の代表的作品でもある「牡丹灯籠」を近代文学研究家で作家の大橋崇行が小説化。 「お岩の四谷怪談」「お菊の皿屋敷」「お露の牡丹灯籠」と三大怪談の一つに数えられる本作であるが、実は怪談として語られているのは、前半の一部を切り抜いたもの。 本来の姿は愛憎と、主君の仇討ちにいたる複雑に入り組む物語である。本書では「牡丹灯籠」全体を余すことなく小説化している。 実力派落語家の柳家喬太郎が監修。 ◆ 著者について 大橋崇行(おおはし たかゆき) 新潟県生まれ。作家、文芸評論家、東海学園大学人文学部准教授。20年に『遥かに届くきみの聲』にて第1回双葉社ルーキー大賞を受賞。 ほかに『司書のお仕事 お探しの本は何ですか?』(勉誠社)、『ライトノベルから見た少女/少年小説史』(笠間書院)、『言語と思想の言説』(笠間書院)、 『小説の生存戦略 ライトノベル・メディア・ジェンダー』(共編著、青弓社)など小説、評論など多数。 【 小説 古典落語 順次刊行予定 】  第1冊『小説 真景累ヶ淵』(奥山景布子/監修 古今亭菊之丞)  第2冊『小説 牡丹灯籠』(大橋崇行/監修 柳家喬太郎)   **本書  第3冊『小説 らくだ』(並木飛暁/監修 桂文治)  第4冊『小説 西海屋騒動』(谷津矢車/監修 柳亭左龍)  第5冊『小説 品川心中』(坂井希久子/監修 柳家喬太郎)

小説 真景累ヶ淵小説 真景累ヶ淵

古典落語の大名跡・三遊亭圓朝が創作した代表的作品のひとつ『真景累ヶ淵』を、時代小説の名手奥山景布子が小説化。人間の業の深さ、血縁と因縁が複雑に絡み合った愛憎劇を、時代小説として再編。人物関係図、解題を付す。本作には古今亭菊之丞が監修を行う。 ・奥山景布子 名古屋大学大学院博士後期課程修了。高校教諭、大学講師を経て、『平家蟹異聞』でオール讀物新人賞を受賞し、デビュー。以降、時代小説を中心に精力的に執筆を行う。ほか、松本清張賞候補、中山義秀文学賞候補。愛知県芸術文化選奨文化新人賞、新田次郎文学賞を受賞。学生落語コンクールの「広瀬杯」「てんしき杯」の審査委員をつとめる。 なお、本作は「小説 古典落語」の第1冊目として刊行され、以下のラインナップで21年1月まで毎月1冊刊行予定。  9月 第1冊『小説 真景累ヶ淵』(奥山景布子/監修 古今亭菊之丞)   10月 第2冊『小説 牡丹灯籠』(大橋崇行/監修 柳家喬太郎)  11月 第3冊『小説 らくだ』(並木飛暁/監修 桂文治)  12月 第4冊『小説 西海屋騒動』(谷津矢車/監修 未定)  1月 第5冊『小説 品川心中』(坂井希久子/監修 柳家喬太郎)

北帰行 北風侍 寒九郎3北帰行 北風侍 寒九郎3

奉納仕合いに奇妙な噂。 選ばれた剣士に下る、恐るべき使命とは…? かつて祖父ら三人が受けた御上からの密命が今再び!? その祖父の消息が判明した。 魔界白神山地の谺仙之助に津軽藩が刺客を放った! 十五歳の寒九郎が江戸へ逃れて三年。 津軽藩士の父は切腹、母は後追いの寒九郎は、叔母が嫁いだ旗本武田作之介の後見で文武の修行に励んでいた。 一月十六日の奉納仕合いを前に奇妙な噂が流れた。 勝ち抜いた剣士に御上から恐るべき密命が下されるという。かつて寒九郎の祖父らへの密命と同様に…。 その祖父は今、津軽藩からの刺客を逃れて魔界白神山地に隠れていると判明。 ◆ 著者について 森 詠 もり・えい 栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。 東京外国語大学卒。主な著作に『振り返れば、風』『燃える波濤』『雨はいつまで降り続く』『夏の旅人』『冬の翼』、戦争小説『日本朝鮮戦争』、 警察小説『横浜狼犬』『清算』、青春小説『オサムの朝』『少年記オサム14歳』『那珂川青春記』『日に新たなり』『はるか青春』『パートナー』等がある。 歴史時代小説『七人の弁慶』や『坂東三国志』も書いている。 本書は既刊の「忘れ草秘剣帖シリーズ」「剣客相談人シリーズ」(全23巻)とは趣きを新たにした、第3シリーズの第2弾。 ◆ 好評既刊 剣客相談人 全 23 巻 忘れ草秘剣帖 全 4 巻 ( いずれも二見時代小説文庫 )

致命傷 栄次郎江戸暦23致命傷 栄次郎江戸暦23

許嫁への横恋慕が招く意想外な「殺し」の連鎖。栄次郎が下手人に迫る。 五年の逃亡から江戸に戻った清吉を襲う理不尽な悪夢。 最愛の許嫁はなんと……。 田宮流抜刀術の達人栄次郎は錯綜する事件の謎に挑む。 五年前に『守田屋』のおそめさんを巡って私の兄と諍い、誤って死なせて逃亡した。 おそめさんの許嫁・清吉さんが戻ってくるのを、父が仇をとろうと狙っています。父を「人殺し」にしないように清吉さんを護ってください──。 田宮流抜刀術の達人で三味線の名手・矢内栄次郎のもとを訪れた『江戸屋』の娘お糸が頼み込んだ。 窮地の清吉を護りつつ、栄次郎は事件の謎解きに挑む。 ◆ 著者について 小杉健治 こすぎ・けんじ 「時代小説が書きたくて小説家を志した」と言う氏の面目を十二分に発揮した<栄次郎江戸暦>シリーズは、確実に大人の読者を魅了し、人気を不動のものにしている。 1983年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。 87年『絆』で推理作家協会賞、89年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。1947年、東京に生まれる。

上意返し 御庭番の二代目12上意返し 御庭番の二代目12

家康公百五十回忌社参。 過酷な徴税に十万人が鋤鍬を掲げ江戸城へ! 島原の乱以来の大騒動か! 中山道六十九の宿場のうち、最大の本庄宿を探索せよと命じられた宮地加門は……。 天狗触れとは一揆の画策? 将軍は九代家重から十代家治へと受け継がれた。来年は家康公百五十回忌の日光社参。 その莫大な費用を補うべく、幕府は中山道沿いの各村に過酷な税「増助郷」を迫った。 朝鮮通信使来日に続く「酷税」に百姓は決起。御上意といえども抗するしかない。 やらなきゃ飢え死にしかない。 中山道の各村から鋤鍬を手に十万人を超える百姓が江戸城へと進んでいく。御庭番の宮地加門は……。 ◆ 著者について 氷月 葵 ひづき・あおい 東京都生まれ。出版社勤務などを経て、フリーライターとして独立。 秋月菜央の筆名で『虐待された子供たち』(二見書房)、『Relax in Blue』(経済界)等、 福知怜の筆名で『タイタニック号99の謎』(二見書房)など、歴史、心理、ドキュメント系などの著書を多く執筆する。 小説では第四回「北区内田康夫ミステリー文学賞」において「師団坂・六0」筆名・井水怜で大賞を受賞。 ◆ 好評既刊 婿殿は山同心 全 3 巻 公事宿 裏始末 全 5 巻 ( いずれも二見時代小説文庫 )

かつて愛した人かつて愛した人

ゴールデン・ハート賞受賞作家! ロビン・ペリーニのロマンティック・サスペンスは決して読者を裏切らない。 FBI捜査官とシールズ隊員が、入り組んでしまった新旧の謎を解いていくさまは見事としか言えない。       ------シャロン・サラ(ベストセラー作家) ライリーは15年前、姉を目の前で誘拐され、その罪悪感からFBIのプロファイラーとなって今も姉の行方を追い続けている。 当時、シンギング・リヴァーという町でも酷似した事件が起きていて、記録を調べにやってきたライリーはシールズ隊員のセインと恋に落ちたが、仕事のために別離を余儀なくされていた。 一年が経ち、セインからの連絡にライリーは再びシンギング・リヴァーに向かう。今度はセインの姉が誘拐されたのだという。 調査を続けるうち、小さな町の抱える驚きの秘密が明らかになっていき…… 原題:Forgotten Secrets 【 ゴールデン・ハート賞2作品同時ノミネート! 実力派作家に絶賛の声! 】 単なるサスペンスにとどまらない。本作は癒し、慈悲、そして愛の物語だ。           ----------------ジェーン・クラブラー(書評家) ホットなロマンスと身も凍るサスペンスの見事な融合。息もつけなかったわ!           ----------------アリソン・ブレナン(ベストセラー作家) ミステリー、ドラマ、サスペンス、そしてラブストーリーを詰め込み、一滴の毒を垂らしたような素晴らしいロマンティック・サスペンス!           ----------------USAトゥデイ ◆ 著者について ロビン・ペリーニ Robin Perini アメリカ南西部在住。先端技術分野の企業で働きながら、休日は小説執筆のワークショップを開催したり、ライフル銃の射撃練習をしたりして過ごす。 2011年、RITA賞の新人部門であるゴールデンハート賞に2作がノミネートされ、うち1作が受賞するという快挙を成し遂げた。 その年は、年間7冊の作品を刊行した。熱心な読書家であり、テレビドラマ『ボーンズー骨は語るー』の大ファン。

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