小説むすび | 出版社 : 亜紀書房

出版社 : 亜紀書房

小さな心の同好会小さな心の同好会

ーー私たちは、なぜ分かりあえなかったんだろう? 2019年、韓国文壇最高峰「李箱文学賞」を受賞したユン・イヒョン、待望の最新作品集。 社会から軽んじられてきた主婦たち、いつのまにか生じた溝にゆれるLGBTカップル、社内での性暴力を告発した女性……。 すこしの誤解やすれ違いから愛する人や大切な仲間を一瞬にして失う痛み……私たちは、なぜ分かりあえなかったんだろう? やり場のない怒りや悲しみにひとすじの温かな眼差しを向け、〈共にあること〉を模索した十一の物語。 私に似た誰かが、あなたに似た誰かといつか出会う想像をする。 異なる、よく知らないという理由で彼らがお互いを憎み、永遠に背を向けることがないようにと願う気持ちから、私が過ごしてきたある時間を束ねた。 この壊れて粉々になった言葉、まだ答えを知らない問いかけが対話のはじまりになってくれたらうれしい。--著者「あとがき」より ■ 小さな心の同好会 ■ スンヘとミオ ■ 四十三 ■ ピクルス ■ 善き隣人 ■ 疑うドラゴンーーハジュラフ1 ■ ドラゴンナイトの資格ーーハジュラフ2 ■ ニンフたち ■ これが私たちの愛なんだってば ■ スア ■ 歴史 ■ あとがき ■ 訳者あとがき

ディディの傘ディディの傘

死と破壊、そして革命。 人々は今日をどのように記憶するのか。 「セウォル号沈没事故」「キャンドル革命」という韓国で起きた社会的激変を背景に、人が人として生きることの意味を問う最新作。 多くの人命を奪った「セウォル号沈没事故」、現職大統領を罷免に追い込んだ「キャンドル革命」という社会的激変を背景にした連作小説。 孤立し、閉塞感が強まる日常の中で、人はいかに連帯し、突破していくのか? 行く先に真の〈革命〉はもたらされるのか? 私たちが望む未来とは? ーー人は誰もが唯一無二の存在という事実をあらためて突きつけていく。 デビューから15年。たくさんの読者を獲得すると同時に、文壇の確固たる支持を受け、名実ともに韓国を代表する作家となったファン・ジョンウンが放つ、衝撃の最新作。 「d」と「何も言う必要がない」の2作品を収録。 2019年〈小説家50人が選ぶ“今年の小説”〉第1位に選出。5・18文学賞、第34回萬海文学賞受賞作。 ・d ・何も言う必要がない ・あとがき ・日本の読者のみなさんへ ・訳者解説

スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝

「PEANUTS」を何倍も楽しむための必読書! 世界中で愛される漫画を終生描き続け、桁違いの成功を収める一方で、常に劣等感に苛まれていた天才漫画家。 その生涯を、手紙やメモなどを含む秘蔵資料と親族・関係者への取材により描き出す。 作者の人生と重ね合わせることで漫画の隠された意味を解き明かし、アメリカで大きな話題を巻き起こした決定的評伝! 「私の漫画を毎日読んでいる人なら、私のことがわかるはずです。私がどういう人間か正確に知っていますよ。」 ーーチャールズ・モンロー・シュルツ 「シュルツが他界した後だからこそ、デイヴィッド・マイケリスはシュルツ家が所蔵していた膨大な資料の山のなかに分け入り、図らずもその「暗」の部分を掘り下げていくことができた。そうした「陰翳」の部分を明らかにすることで、マイケリスは『ピーナッツ』がこれまでの漫画とは違う光りを放つ作品であることを証明している。」 (訳者あとがきより)

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