出版社 : 勁文社
あの空を自由に飛べたら…人間に喰われるのをただ待つだけの一生なんてまっぴらと、飛行訓練を重ねたにわとりのジョナサン。努力の甲斐あって大空へと羽ばたくことができるようになった。そのジョナサンの新たなる挑戦は、人間どもの迫害に対しにわとりを解放すること。フライド・チキン店に殴り込みをかけ、養鶏場を占拠し、自由と平和をかかげてニューヨークを飛ぶ飛ぶ、滑稽だが偉大なる戦士。奇想天外、抱腹絶倒、青島幸男の創作翻訳によるパロディ小説の決定版。
息子の嫁は背徳の香り。抑えきれない淫らな思いに下半身は猛り勃つ。誘うがごとく蠢く若妻の、熟れかけた秘唇に魅入られた男は、理性をかなぐり捨て、押し挿った。女もまた夫では味わえない背徳の歓びにわななく淫らな自分に気づく。そうしてふたりで堕ちる快楽地獄…。
内閣総理大臣加藤友三郎は、戦艦を主体とした海軍の時代から、戦闘機を中心とした空軍の時代の到来を予感し、海軍省から独立した空軍省の創設を命じた。初代空軍大臣には海軍出身の谷口尚真が任命され、それまでなおざりだった情報機関を特設、空母は全て帝国空軍の所有となった。一方、満州の関東軍は権益を狙って中国・北方軍闘の張作霖暗殺を企図していた。帝国空軍に発せられた最初の指令は、関東軍の暴走を抑えるため、情報局特殊工作班によってその謀略を阻止することだった…。日本、中国、ソ連、ドイツを舞台に壮大なスケールで描く長篇戦記シミュレーション第一弾。
犯されている。決して感じる訳にはいかない。けれど…。男たちの奸計により見知らぬ別荘に監禁され蹂躪される美人モデル・洋子。手錠と足枷を嵌められた牝犬は、男たちの容赦ない責めに苦痛の呻きを漏らす。剃毛、放尿そして邪悪な肉棒が菊の蕾をも貫いた時、耐え続けた女の最後の壁が崩れ堕ちてゆく。
社運を賭けた一大プロジェクトを進める東西不動産に、計画の成否の鍵を握る大地主から出されたある条件。それは名器の女性を提供しろという要求だった。専務の深谷に直々に命じられ、本社勤務の女子社員の中から名器の持ち主を探し出す任務に就いた開発課課長・徳光正弘。彼は、それと噂される女子社員の肉体を次々と味見するのだが、めざす女性は意外なところに…。
安城沙季は画家を目指す26歳。アルバイトとして中学の臨時美術教師を引き受けた。新しい学校に赴任した直後、先輩美術教師・柴田が石膏の落下によって頭を打った。翌日、沙季も窓ガラスが割れてひたいを切り、入院。その夜、沙季が霊安室の階で奇妙な白衣の男を見た直後、同じく入院中の柴田の容態が急変し、死亡する。病院にまつわるジンクスが招く怪現象の真相は…。
野獣たちの淫らな誘いに、蜜を滴らせながらも秘唇を固く閉じあわせたまま、最後の侵入を頑なに拒む少女。だが、それも束の間。じわじわ溢れる蜜に、体は正直に反応し、破瓜に時を熟望する。いつしか少女も人妻のような熟れた花弁を震わせながら性の深淵を覗き、男のものを自ら腰を振って迎え挿れる…。
昭和十四年、ノモンハン。日本陸軍始まって以来の負け戦として、陸軍少尉天城巌の眼前には、風吹きすさぶ大草原、擱座した戦車、そして同胞の屍体が累々と転がっていた。二二六事件に連座して満州に飛ばされた彼にとって、大陸は屈辱の地と化したのだ。翌年春、天城は新京にある「満映」の撮影用大スタジオにいた。暗幕に閉ざされた内部では、日本軍の英知を結集して超重戦車を秘密裡に開発中だったのだ。驚愕の天城はこの超重戦車を擁する特別編成隊の隊長に任命される。重量120トン、装甲200ミリ、ナチスドイツ開発の秘密兵器を搭載した「イカヅチ」はついに満蒙の大地へ突撃を開始した。
邦友銀行香港支店のディーリング・ルーム室長村木晴彦は日々刻々と変動する為替市場で神経をすり減らしていた。円高に相場が動くなか、村木は上司の命令でドル買いに走り、一日で十億円の損失をだした。それは、香港のブラック・マネーを扱う大物・柳宗源の仕掛けた巧妙な罠だったのだー。瞬時に大金を動かす男たちのプライドを賭けた戦いを描くハードロマン。
ドイツ軍の英本土上陸作戦を完膚なきまでに打ち砕いた超ド級戦艦『凄王』。大日本帝国の威信をかけた彼らの次なる戦いは、V2号ミサイルの脅威にさらされる英国を防衛し、連合軍のノルマンディ上陸作戦を成功に導くことだ。だが『凄王』の活躍に激怒したヒトラーが、史上最強の敵-ハーケンクロイツ艦隊を送り込んできた。『凄王』に匹敵する超ド級戦艦で編成された大艦隊が襲いかかる。巨大戦艦同士の激突、史上最大の上陸作戦を描く、迫真の海洋戦記シミュレーション。
まだ初々しい秘口に電動バイブを、アナルには浣腸器、そして尿道口にはカテーテル。穴という穴に淫獣の欲望を捩り込まれる美人教師・るり子。希望を胸に赴任した学園には淫魔と化した教頭が待ち受けていた。罠にはめられ、被虐の官能に悶す狂うるり子。だが、それは新たな淫虐の序曲にすぎなかった…。
十分ほどもフェラチオを楽しんでから、一郎は菜穂子をベッドに上がらせ、パンストの紐をほどいた。仰向けにさせて両足を垂直に天へ持ち上げさせ、それから左右に拡げさせる。自分の手で膝を押えさせる。ぱっくりと割れた秘裂の奥、蜜を溢れさせた泉口が完全に露呈される。クラクラするような魅惑的な眺めに、一郎の欲情は沸騰した。「あう…」血管を脈打たせてギンギンに勃起している器官に貫かれた女体が反り返った。
「お尻の穴に、入れるぞ、陽子ちゃん」陽子が、観念したように、まるまるした白磁のようなヒップを掲げたまま、その動きを止めた。自分の分身に、たっぷり唾を塗りたくり、河野は陽子の排泄器官のくちばしに熱く屹立するものを押しつける。陽子のヒップを両手で固定し、ぐいと、分身を突く。河野は、そのまま、ミリミリと音がたつほどに、じわじわと灼熱の肉棒を陽子の裏門に埋め込んでいく。十分に揉まれていたせいか、陽子のアヌスは柔軟であり、かつ、きゅっと河野の男を締めつけてくる。
一九六七年、高度成長の最中の日本はいまだ米国の頚木の下にあり、真の独立を勝ちとっていなかった。状況を憂い民族独立を標榜する航空自衛隊の中島二尉は12機のF104Jとともに隊を離脱、ベトナムの米軍に一矢報いるためにトンキン湾を目指す。だがその行く手に突如出現したのは小沢提督率いる旧帝国艦隊の幻の空母『信濃』だった。最強の母艦を得た中島は日本帝国独立艦隊の直属飛隊として部隊を再編成、ヤンキーステーションにひしめく米第77機動部隊壊滅作戦を開始した。