出版社 : 双葉社
東京湾に500メートルもある巨大な桃(モモリス)が打ち上げられた。モモリスが出ている『笑撃波』なる奇怪な音波が原因で東京湾周辺住民が突然笑いだすという事件が起こった。危機を感じた日本秘密謀報局の長官(ミスッタM)は、桃太郎(00モモ)に、モモリス解除の命令をくだした。スパイになった桃太郎は、モモリスの秘密を暴くために東京の街へ繰り出す。続々登場する敵スパイたちとの、壮絶なチエイス!果たしてモモリスの正体は?好評シリーズ第3弾。ここに登場。
星好き少年のボク、山村宏明は、その夜も天体観測に没頭していた。と、…隕石発見!ボクはあわてて、隕石落下地点の裏の公園へと急行した。しかし、そこには隕石などなく、そのかわりに妙な機械と、男の死体があった。その妙な機械をいじったとたん、ボクは気を失って…。気づくとそこは、戦国時代。しかもそこでは、歴史を狂わそうとするマインドロボットと、それを阻止するタイムパトロールとの壮絶な戦いが繰り広げられていたのだ。日本の未来をかけた戦いが、戦国の地で始まった。キミは歴史を守ることができるか?
類まれな女体の資質に恵まれた未亡人・青柳美春は、東工事会長・東林太郎の専任秘書兼セックス・パートナーとして採用された。好色漢で聞えたワンマン会長のこと、入社試験は老会長自ら、美春にファックを迫るという特別テストの上々の結果である。老会長の指南よろしきを得て、美春は、東工商事の浮沈を賭けた難局に、名器にモノをいわせたセックス・テクニックを存分に発揮し、東工商事の安泰と自らの重役昇進を勝ち取ってゆく。-強烈なセックス・アピールを持つ未亡人秘書のめくるめく性の饗宴を円熟の筆致で描く長編官能小説。
私か?私はなにひとつ怖くない、老いぼれの私立探偵だ。失うことのできる生命も、ほとんど残っていない。横丁のご隠居というのが、私の通り名だ。昔を言えば、警視庁でも指折りの、こわもてのする警部補だった。定年まで、四十年から勤めあげたのだ。いまは横丁のマンションで、2匹の猫と暮らしている。だが、この横丁でさえ、ひとは悩みを持っている。そして私のところへやってくる。-めったには来ないが。人情の機微に触れるハード・アクション&ミステリー。
広大な南極大陸の一角、ペンギン王国に未曾有の危機が迫っていた。ウェルダン将軍率いるアマゾネス放国軍が戦争をしかけてきたのだった。圧到的な軍事力にペンギン王国は全くなす術がなく、王女シュナ迄もがさらわれてしまう。アイスキャッスルは陥落寸前。しかし今、南極に勇者が立ち上がった。彼の名はペンギン王国王子、アンデル。そしてサスケ率いるペンギン忍者隊。アンデル達は、南極の守り神、神鯨モビィを目覚めさせ、仲間達を守る為に旅立つ。果してシュナを助けだし、南極大陸に平和を取り戻す事ができるだろうか?白き勇者の伝説が今、記されようとしていた。
1月10日払暁、シンガポール沖。日本最大の豪華客船『れいほう丸』の最終航行日、優雅な船旅は一瞬にして地獄と化した。東南アジア海域に跋扈する海賊に襲われたのである。海賊は、殺戮、強奪の限りを尽くし、若い女性を拉致して南シナ海へ消えた。CIA東京支局では、アメリカ国防省・特殊作戦部の日本人メンバー室戸要に密命し、拉致された女性の救出と、海賊をはじめ、東南アジア一帯の不穏分子の間に大量に出回っているソ連製旧制式銃の流通経路の調査に向かわせた…。自衛隊特殊部隊くずれの一匹狼が国際謀略戦の渦中で展開するハード・アクション。
『フレンド探偵社』の浅村志摩男は、山口県萩の大地主・影山源治郎から奇妙な依頼を受けた。影山家の蔵にあるはずの時価5千万円の家宝を捜し出してくれ、というのだ。浅村は社員兼恋人の久保山倫子を伴い、下関経由で萩へ向う。途中、下関の赤間神宮境内の平家七盛塚の前で、源治郎の娘婿・影山久太郎の冷凍死体を発見する。さらに、津和野へ足を伸ばした2人は第2、第3の殺人事件に巻き込まれる。連続殺人事件を追求しているうち、浅村と倫子は影山家にまつわる忌わしい秘密を嗅ぎ出す…。旅情ミステリーの傑作。
桜吹雪の入れ墨も彫り上り、船宿「船徳」の看板娘お玉ちゃんを首ったけにするほど、遊び人ぶりが板についてきた金さん。例によって重五郎親分が「ちょいとお知恵を拝借…」とばかり、難事件を持ちこんでくる。後年、酸いも甘いも噛み分けた名裁きの素地は、この時期に培われたものであることは、いうまでもない。全篇に躍動する金さんの魅力。
以前、プロ野球界に怪物と呼ばれた投手、井川卓がいた。全盛期は一般大衆の大半を敵に回し、ダーティイメージで突って走っていた。手抜き、百球肩…そんな罵詈雑言を浴びつつ、往年のパワーが影をひそめると、彼はスパッと球界を去った。その後、スポーツコメンティターに転身した彼は、相変らずのスーパースターぶりを発揮して、超多忙の日々を送っていた。そんなある日、井川はガンアンツの保羅が持ってきたトランクがきっかけで、ニセ札殺人犯のヌレギヌをきせられてしまう。それから始まった逃亡と真犯人追求の捜査行。はたして真犯人は発見できるか。
時は、みんながちょんまげをしていた江戸時代。所は、上から読んでも城山城、下から読んでも城山城というお城。ここのヘンな殿様にたのまれ、少年忍者「乱丸」は謎の巻物を追った!ところが、その乱丸の前にヘンな忍者たちー土グモ党10人衆が立ちふさがった。忍術対怒術、ギャグ対ギャグの戦いがはじまる。はたして乱丸は、10人衆を倒せるのか?そして、巻物の正体は?事件は妙な方へ流れ、乱丸もガクゼンとするのであった。最後に笑うのはいったい誰だ!はははは。
川原で、女子高生の他殺体が発見された!少女の名は、小島洋子。探偵倶楽部というサークルに所属していたらしい。少女はなぜ殺されたのか?被害者に恨みを持つ者の犯行か?何かの事件に巻きまれたのか?それとも…?そして事件の舞台は、彼女の在籍していた高校へと…。駆出し探偵の僕、高田直哉は、被害者の親友、あゆみちゃんと事件の解決に乗りだした!!直哉とあゆみの迷コンビ復活!シリーズ第2弾は、学園怪奇ミステリーだ!
向かうところ敵なしの快進撃でファミスタリーグを制覇したナムコスターズ。もはや戦う相手もなく、勝利者の孤独にひたったいたぴぴ監督のところへ突如、挑戦状が舞い込んできた。宣戦布告してきたのは、日本球界の生き神様、ドクタードン哲春。彼が率いるウルトラオールドスターズは、往年の名選手ばかりの集団。すでに現役を引退した選手たちとはいっても、くさっても歴代名選手。ドクタードン哲春の不敵な笑いも何か秘策があってのことだろう。さあ、もうすぐプレイボール。なんだかとんでもない試合展開になりそうな予感がするのだが…。
前回の24時間耐久レースにおいて、その活躍が認められた四郎たち激走フアイターズは、何と今回、バルセロナで開催される、ミニ四駆ワールドカップに参加することになった。ところが、現地に到着するやいなや、大切なケースが盗まれてしうのだ!四郎たちは街中を走り回って犯人を捜すのだが、途中で地元の少女たちにレースを挑まれてしまう。外国の非公認レース初挑戦の四郎と走太。前回では必要なかった改造テクニックも、今度は重要なんだ。この勝負を切り抜ければ、後はワールドカップが待っている。ベストセッティングで、見事栄光のトロフィーを獲得してくれ!
コーンウォール王朝の偉大なる王、タイグーン死す。この時、ネコマンマ王国との間に不隠な空気が流れつつあった。亡き王の後をつぐひとり娘のサリアと共に政権をまかされたプーンマルス。長きにわたるネコマンマ族への恨みをはらすため、世間知らずのサリアをだまし、ねこまんま討伐を開始する。次々と追いやられるねこまんま達。ついにネコマンマ国とコーンウオール王朝と大戦争!と思いきや、どこまでものん気なネコマンマ王国は、一人息子の王子、通称「ポチ」と自付役の少年タイトにすべてをまかせ、女王サリアの元へむかわせた。そして、ポチの運命的な旅が始まった。
「あのルパン三世に隠し子!?」ぬわにいっ!!いつ俺が子供なんか作ったんだよう。こんなデタラメな記事を載せやがって…。不二子は怒るし、次元と五右衛門まで白い目で見やがる。こうなったら、俺の子と名乗り出た娘に会って真相を…。-ところがだ。やっと見つけたその娘“美幸”は俺の目の前で何者かにさらわれちまった。どうやら、否応なしに、とんでもない陰謀に巻き込まれちまったようだぜ。それもこの東京の地下に眠る何者かがからんでるらしいのだが…。
私、風見唯。いま私たちの学校では、学園祭の準備で大いそがし。私のクラス6年C組では、お芝居をすることになったのです。タイトルは、あの“ロミオとジュリエット”!ところが、ロミオ役はクラスの人気者、御子柴クンに決まったものの、ジュリエット役がもめてるの。美人で演劇部の部長をしている麗華が最有力候補なんだけど、「つまんない」っていう意見が出て、大波乱。できることなら、私がジュリエットをやりたい!だって、御子柴クンは私のあこがれの人なんだもん。でも…。その時なの。私の身になにかが起こったのは。体が、白い煙につつまれてー。
水口葉子と葉月は一卵生双生児。姉の葉子は知的で優しく、趣味は読書にパソコンというきわめて優等生タイプ。しかし妹の葉月は、好奇心旺盛で活発、しかも怪力の持ち主というおまけつきだった。ある日のこと…、「葉子、わたし決めたからね。芸能界に入って貴也くんのそばにいくのっ」この爆弾宣言にも似た葉月の決心は、葉子の運命までも巻き込んだ。音痴の葉月は、歌手として活動するときは、歌のうまい葉子とバトンタッチするというのだ。かくして、アイドルスター望月貴也に恋した葉月は、『デビューしちゃえばこっちのもんよ。双子なんだから絶対わかんないもんね』作戦を開始。