第一の夜話 第二の夜話 第三の夜話 第四の夜話 第五の夜話 第六の夜話 第七の夜話 第八の夜話 第九の夜話 第十の夜話 第十一の夜話 第十二の夜話 解 説
イワン・イリッチの死 解 説
海の沈黙……………河野與一訳 星への歩み……………加藤周一訳 ヴェルコールについて……………加藤周一
青年詩人マルテは一人故郷を去ってパリに出た。不安と恐怖、絶望と焦燥ー孤独な生活の中で、マルテは深く内的な世界に沈潜し、日々の経験と幼き日の思い出を書き綴る。リルケ(1875-1926)は自身がパリの現実に直面して受けた衝撃を、一詩人の内面告白という形でこうして形象化した。リルケの特質を最も明快に示す作品である。