出版社 : 平凡社
村上春樹、小川糸、群ようこ作品などの韓国語訳を手がける著者がつづる、翻訳した本や作家にまつわるエピソード、講演やインタビュー取材の裏側、娘と愛犬と過ごす日々、日本やヨーロッパへの旅……翻訳家として、人気エッセイストとして、シングルマザーとして生きる愉快な日常を描いたエッセイ集! 「ささやかで中毒性がある文章。 クォン・ナミのエッセイは本当に面白い!」 ーーチョン・セラン(小説家)さん、推薦! 【目次】 プロローグ たしかに事実だ 第1章 村上春樹さんに人生相談 村上春樹さんに人生相談/ノーベル文学賞とインタビュー/安西水丸さんのイラスト/村上春樹式ポジティブ思考/日本の編集者にもらった本/イ・ドンジンの赤い本屋/アメリカーノとフレッシュジュース/ビビりだけど怒ることもある/かもめ食堂の彼女/誤解を残したまま去らないで/この場を借りて励ましを 第2章 雑談です アップルとグーグル/人脈なのか、フォロー脈なのか/小川糸さんからのメール/彼女の詩集のタイトル/無知なのか、無礼なのか/異業種の人々の襲撃/退職後にかける言葉/片足を挟んでドアを閉める/こんがらがるタイトル/見間違い/雑談です 第3章 ナミさんは幸せですか? こんな子どもだった 1/こんな子どもだった 2/緊張で震えた初めての講演/翻訳するおばさん/もう認めよう/ナマケモノがのろまな理由/この人生、駄作ではなかった/ナミさんは幸せ?/同窓会に行かない理由/人生を脅かす更年期/スランプのヤツめ/私にとってもおなじみの午前3時 第4章 わが子の気持ちは翻訳できません 立場が逆転/あなたの母を卒業する/わが町のしつけ番長/21年ぶりに解凍された縁/アルバイトの先輩としてのアドバイス/愛するわんこ、ナム/そこまで泣くほどのことかな?/わが子の気持ちは翻訳できません/人間関係 第5章 新聞に私が載ったよ 私の運命がうらやましいだなんて/親孝行とディスの境界線/最初からそうすればよかった/母の話/新聞に私が載ったよ/恋しい父/おばあさんの恋/うっぷんをぶつけるときは/95歳が欲しいもの/嚙み合わない会話 第6章 ときには世の中を楽しみます 齢50にしてGUCKKASTEN の推し活をする/『ツバキ文具店』の鎌倉/大特価! 松山2泊3日の旅/もっと歳をとる前に1カ所でも/旅はタイミング/心を開くということ/東ヨーロッパ旅行での発見/またいつもの場所に戻って エピローグ 面倒だけど、幸せになってみようか 訳者あとがき
【概要】 19世紀から20世紀にかけての英米文学作品8編を、「障害とケア」「視覚障害」「聴覚障害」「補綴」「知的障害」の5つのテーマに編む。 文学の中で障害はどのように描かれてきたのかーー それは単なる表現上の装置に過ぎなかったのか、それとも社会の暗黙知を揺さぶる契機になりえたのか? 作品を通じ、多様な視点から障害と社会の関係を問い直す、初の障害文学アンソロジー。 【目次】 1 障害とケア ペン・モーファの泉 エリザベス・ギャスケル/石塚久郎訳 2 視覚障害 盲目の男 D. H. ロレンス/大久保譲訳 世慣れた男 アーネスト・ヘミングウェイ/石塚久郎訳 3 聴覚障害 鍵 ユードラ・ウェルティ/ハーン小路恭子訳 4 補綴 足の不自由な者は先に入ってよい フラナリー・オコナー/馬上紗矢香訳 脚 ウィリアム・フォークナー/岡田大樹訳 5 知的障害 ヨダレ病棟できいた話 ジャック・ロンドン/大久保譲訳 あの子 キャサリン・アン・ポーター/石塚久郎訳 解説 石塚久郎 1 障害とケア ペン・モーファの泉 エリザベス・ギャスケル/石塚久郎訳 2 視覚障害 盲目の男 D. H. ロレンス/大久保譲訳 世慣れた男 アーネスト・ヘミングウェイ/石塚久郎訳 3 聴覚障害 鍵 ユードラ・ウェルティ/ハーン小路恭子訳 4 補綴 足の不自由な者は先に入ってよい フラナリー・オコナー/馬上紗矢香訳 脚 ウィリアム・フォークナー/岡田大樹訳 5 知的障害 ヨダレ病棟できいた話 ジャック・ロンドン/大久保譲訳 あの子 キャサリン・アン・ポーター/石塚久郎訳 解説 石塚久郎
【概要】 雪の中から立ち現れ、人を死へ誘う美しい女性ーー。 広く知られる「雪女」の物語を英語で紡ぎあげた小泉八雲ことラフカディオ・ハーン。 ハーンの怪奇譚を手がかりに、同時代の作家たちによる雪妖や氷魔、吸血鬼の作品を1冊に編む。 生と死の境界で魅かれ合う恋人たちの物語を通し、国と時代を超え、静かな恐怖が迫る13編。 【目次】 はじめに 一 雪と氷と白魔 幽霊と悪鬼について(抄訳) ラフカディオ・ハーン 年老いた乳母の物語 エリザベス・ギャスケル 雪の妖術 アルジャーノン・ブラックウッド 光と光の間で E. F.ベンスン 北極星号の船長 アーサー・コナン・ドイル 二 血と夢と月光 春の幽霊たち ラフカディオ・ハーン 死せるクレオールの幻影 ラフカディオ・ハーン クラリモンド テオフィル・ゴーティエ作/ラフカディオ・ハーン英訳 血抜きの幽霊 ジェレマイア・カーティン 忠五郎の話 ラフカディオ・ハーン 吸血鬼ドラキュラ(抄訳) ブラム・ストーカー あの血が命になるのです F.マリオン・クローフォード カルデンシュタインの吸血鬼 フレデリック・カウルズ 解説 参考文献 翻訳初出一覧 はじめに 一 雪と氷と白魔 幽霊と悪鬼について(抄訳) ラフカディオ・ハーン 年老いた乳母の物語 エリザベス・ギャスケル 雪の妖術 アルジャーノン・ブラックウッド 光と光の間で E. F. ベンスン 北極星号の船長 アーサー・コナン・ドイル 二 血と夢と月光 春の幽霊たち ラフカディオ・ハーン 死せるクレオールの幻影 ラフカディオ・ハーン クラリモンド テオフィル・ゴーティエ作/ラフカディオ・ハーン英訳 血抜きの幽霊 ジェレマイア・カーティン 忠五郎の話 ラフカディオ・ハーン 吸血鬼ドラキュラ(抄訳) ブラム・ストーカー あの血が命になるのです F. マリオン・クローフォード カルデンシュタインの吸血鬼 フレデリック・カウルズ 解説 参考文献 翻訳初出一覧
【概要】 あやかしの少女と人形、餓死した少女の屍体を写し取る画家、恋人の金魚に嫉妬する男、大海を漂う亡者たちの船…… 物語作家・澁澤龍彦の精髄を収めた〈女妖について〉、雑誌「幻想文学」に寄稿した評論、関連エッセイを網羅した〈書妖について〉、幼年期を過ごした東京・田端や思い出深い鎌倉など土地にまつわる記憶を綴った〈地妖について〉の三章立てで、ドラコニアの世界を味わうオリジナルアンソロジー。 文豪怪異小品シリーズ、第十四弾。 【目次】 夜毎に繰り返されるたったひとりの深夜の祝祭 1 女妖について 妄譚 人形塚 雪の記憶 少女と奇蹟 鳥と少女 飛ぶ頭について きらら姫 獏園 撲滅の賦 錬金術的コント マドンナの真珠 写真家ベルメール 序にかえて 私のバルチュス詣で ある雨の日 2 書妖について もっと幾何学的精神を(第一回幻想文学新人賞選評) ふたたび幾何学的精神を(第二回幻想文学新人賞選評) 『唐草物語』 オブジェに彩られた幻想譚(’82・4「幻想文学」) 『幻想のラビリンス』序 鉱物愛と滅亡愛 澁澤龍彦が選ぶ私の大好きな10篇 中井さんのこと 中井英夫『幻想博物館』解説 アンドレ・ブルトンの鍵 わたしの愛する怪獣たち(「わたしの博物記」) 怪獣について 怪獣とエロティシズム 3 地妖について 三崎のサカナよ…… 東京感傷生活 ふたたび焼跡の思想を 駒込駅、土手に咲くツツジの花 建長寺・円覚寺(「古寺探訪」) 鎌倉のこと 東勝寺橋 鉱物・植物・動物 あるいは鎌倉風物誌 吉野および熊野の記 収録作品初出一覧 編者解説 東雅夫 夜毎に繰り返されるたったひとりの深夜の祝祭 1 女妖について 妄譚 人形塚 雪の記憶 少女と奇蹟 鳥と少女 飛ぶ頭について きらら姫 獏園 撲滅の賦 錬金術的コント マドンナの真珠 写真家ベルメール 序にかえて 私のバルチュス詣で ある雨の日 2 書妖について もっと幾何学的精神を(第一回幻想文学新人賞選評) ふたたび幾何学的精神を(第二回幻想文学新人賞選評) 『唐草物語』 オブジェに彩られた幻想譚(’82・4「幻想文学」) 『幻想のラビリンス』序 鉱物愛と滅亡愛 澁澤龍彥が選ぶ私の大好きな10篇 中井さんのこと 中井英夫『幻想博物館』解説 アンドレ・ブルトンの鍵 わたしの愛する怪獣たち(「わたしの博物記」) 怪獣について 怪獣とエロティシズム 3 地妖について 三崎のサカナよ…… 東京感傷生活 ふたたび焼跡の思想を 駒込駅、土手に咲くツツジの花 建長寺・円覚寺(「古寺探訪」) 鎌倉のこと 東勝寺橋 鉱物・植物・動物 あるいは鎌倉風物誌 吉野および熊野の記 収録作品初出一覧 編者解説 東雅夫
【概要】 魑魅魍魎、夢幻泡影、奇々怪々! 幽霊譚から変身物語、異界訪問からファム・ファタルまで、六朝より中国に脈々と受け継がれてきた超現実的な怪奇・幻想小説の代表作26篇を収録。 【目次】 六朝 王女の贈り物 おんぶ幽霊 桃花源 地獄の沙汰も「腕輪」次第 常春の異界 白粉を売る女 籠のなかの小宇宙 唐代 枕中記 美女になった狐 離魂記 宋代 居酒屋の娘 徐信の妻 伊陽の古瓶 京娘の墓 明代 牡丹灯籠 死が二人を分かつとも 白娘子 永えに雷峰塔に鎮めらるること 清代 無双の牡丹 菊を育てる姉弟 義牛の復讐 胡求 鬼の球と為りしこと 鳳凰山 崩れしこと 不思議な恋人たち 人形の怪 欲望の悪夢 少女軽業師の恋 あとがき 初出一覧 六朝 王女の贈り物 おんぶ幽霊 桃花源 地獄の沙汰も「腕輪」次第 常春の異界 白粉を売る女 籠のなかの小宇宙 唐代 枕中記 美女になった狐 離魂記 宋代 居酒屋の娘 徐信の妻 伊陽の古瓶 京娘の墓 明代 牡丹灯籠 死が二人を分かつとも 白娘子 永えに雷峰塔に鎮めらるること 清代 無双の牡丹 菊を育てる姉弟 義牛の復讐 胡求 鬼の球と為りしこと 鳳凰山 崩れしこと 不思議な恋人たち 人形の怪 欲望の悪夢 少女軽業師の恋 あとがき 初出一覧
ルリユール relieurとは、フランス語で「もう一度?する/し直す」という意味の〈re〉と、「(糸で)綴じる」という意味の〈lier〉、これら2つの単語を合わせた言葉であり、本書では、手製本する作業のことをあらわしています。 物語は、司法書士になる夢をあきらめた主人公まふみが、非正規職員の図書館司書として母校の小学校に赴任するため、実家近くのアパート「リーブル荘」に引っ越してくるところから始まります。ルリユール工房を併設するリーブル荘には、世界的な製本家として活躍する綺堂瀧子(きどう・たきこ)親方とその孫で天才製本家の由良子(ゆらこ)が暮らしています。まふみは小学校の司書として子どもたちが抱える様々な問題に直面しながらも、親方と由良子を通じて製本の世界に触れることで、どの本の背景にも人間の物語があり、本が人の心を救いうることを学んでゆきます。 【書店員さんの声】 全国の書店員さんから応援のメッセージが届いています! ーー本がつなぐ人と人との出会い。「私にも大事な本があった」ことをあらためて思い出させてくれる (くまざわ書店 森岡様) ーー実に読みどころしか見当たらない作品で、本に対する愛、言葉への信頼、生きることの尊さ……。深淵なる「学び」と比類なき「哲学」が凝縮されており、「こういう小説が読みたかった!」が、率直な想いです。 (アルパカ 内田剛様) ーー【紙の本への愛】がたくさん詰まっていて、登場人物も全員余すことなく好きになりました。 (紀伊國屋書店富山店 山口様) ーー本作は、本として、紙媒体で発売されることにとても意味のある物語だと思います。小さな事件もおこりつつ、みんなが前に進んでいく物語。誰もおいてけぼりにせず、手を優しく繋ぐような物語 (紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 豊沢様) 本が好きな人ならば、必ず心に響くしかけにあふれています。ぜひご注目ください。 ■著者プロフィール 坂本葵(さかもと・あおい) 1983年愛知県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。大学の非常勤講師の傍ら執筆を始める。『吉祥寺の百日恋』(2014年/新潮社)で作家デビュー。そのほかの著作に『食魔 谷崎潤一郎』(2016年/新潮選書)など。本書が二作目の文芸作品となる。
ゴジラ、モスラ、ラドン……大怪獣が夢の饗宴! 武田泰淳、香山滋、光瀬龍ら、怪獣と特撮映画を愛してやまない文豪たちによる小説、随筆のほか、東山魁夷×三島由紀夫による往復書簡も収録。 怪獣文藝史上、不朽の名作の数々がここに集結! 【目次】 小説篇 怪獣絵物語?マンモジーラ 香山滋・文/深尾徹哉・絵 「ゴジラ」の来る夜 武田泰淳 発光妖精とモスラ──【上】 草原に小美人の美しい歌声 中村真一郎 発光妖精とモスラ──【中】 四人の小妖精見世物となる 福永武彦 発光妖精とモスラ──【下】 モスラついに東京湾に入る 堀田善衞 怪奇科学小説?ラドンの誕生 黒沼健 S作品検討用台本(『獣人雪男』) 香山滋 マタンゴ 福島正実 マグラ! 光瀬龍 随筆篇 思い出の「マグラ!」 光瀬龍 『ゴジラ』ざんげ 香山滋 怪獣談 香山滋 科学小説 花田清輝 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 怪奇空想映画療法 東山魁夷 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 「子供っぽい悪趣味」讃 三島由紀夫 編者解説 小説篇 怪獣絵物語 マンモジーラ 香山滋・文/深尾徹哉・絵 「ゴジラ」の来る夜 武田泰淳 発光妖精とモスラ──【上】 草原に小美人の美しい歌声 中村真一郎 発光妖精とモスラ──【中】 四人の小妖精見世物となる 福永武彦 発光妖精とモスラ──【下】 モスラついに東京湾に入る 堀田善衞 怪奇科学小説 ラドンの誕生 黒沼健 S作品検討用台本(『獣人雪男』) 香山滋 マタンゴ 福島正実 マグラ! 光瀬龍 随筆篇 思い出の「マグラ!」 光瀬龍 『ゴジラ』ざんげ 香山滋 怪獣談 香山滋 科学小説 花田清輝 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 怪奇空想映画療法 東山魁夷 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 「子供っぽい悪趣味」讃 三島由紀夫 編者解説
直木賞作家・千早茜が紡ぐ、10の夜の物語。 人気イラストレーター・西淑による美しい挿絵とともに味わう、「眠れない夜」をテーマにした短編集。 「眠らなくてはと、まぶたを閉じる。けれど、目の奥にすこんとした空洞がある」。家族が寝静まった深夜、ひとり台所に佇む時間──第一夜「空洞」 「夜にあるのは、見えない恐ろしさではなく、見ようとしてしまう恐ろしさ」。美しい刺繡を生業とする「わたし」の暮らす土地に、ある日旅人が訪れて──第八夜「繡(うつく)しい夜」 「夜の底の黄金よ、君の寝顔は本当に変わらないから、こんな静かな晩は永遠に続く夜に閉じ込められてしまったような心持ちになるのだ」。眠り続ける「君」の呼吸に、傍らで耳をすます──第九夜「寝息」 ……ほか、夜の世界へと誘う10篇を所収。 【著者略歴】 千早茜 (ちはや・あかね) 1979年北海道生まれ。幼少期をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神(いおがみ)』で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。翌年、同作にて第37回泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞。『ひきなみ』『赤い月の香り』『マリエ』『グリフィスの傷』『雷と走る』、食エッセイ『わるい食べもの』シリーズなど著書多数。 絵=西淑 (にし・しゅく) 福岡県生まれ。雑誌、広告、パッケージ、書籍の装幀などのイラストレーションを手がける。京都を拠点に活動中。
自責の念に苛まれる復讐者、エドモン・ダンテス。許嫁を攫った男の極悪非道の蛮行を暴き、ついに自らの正体を明かした彼は、残る二人の復讐へと取りかかる。だが、綿密な計画が果たされようとするとき、彼の足元に懐疑と悔恨の深淵が口を開ける……。 自由も未来も愛も希望も奪われたのち、ふたたび生を取り戻す日は来るか。かつて船乗りだった男の復讐の旅の果て。 【目次】 93 ヴァランティーヌ 94 告白 95 父と娘 96 婚姻契約書 97 ベルギー街道 98 「鐘と壜」のホテル 99 法律 100 幽霊 101 ロクスタ 102 ヴァランティーヌ 103 マクシミリアン 104 ダングラールの署名 105 ペール・ラシェーズの墓地 106 分配 107 ライオンの堀 108 判事 109 重罪裁判 110 起訴状 111 贖罪 112 出発 113 過去 114 ペッピーノ 115 ルイジ・ヴァンパの献立 116 赦し 117 十月五日 訳注 訳者解説 93 ヴァランティーヌ 94 告白 95 父と娘 96 婚姻契約書 97 ベルギー街道 98 「鐘と壜」のホテル 99 法律 100 幽霊 101 ロクスタ 102 ヴァランティーヌ 103 マクシミリアン 104 ダングラールの署名 105 ペール・ラシェーズの墓地 106 分配 107 ライオンの堀 108 判事 109 重罪裁判 110 起訴状 111 贖罪 112 出発 113 過去 114 ペッピーノ 115 ルイジ・ヴァンパの献立 116 赦し 117 十月五日 訳注 訳者解説
青白い肌に残忍な目をした復讐者、エドモン・ダンテス。社交界で地歩を築き、仇討ちの準備を整えた伯爵の周囲に、ついに、ひとり、またひとりと死者が出はじめる。遠い国の王女の胸張り裂ける記憶、あこぎな盗人の手元できらめく短刀、鎖かたびらを身に纏う神父…… ゆらめく憎悪の炎に罪なき青年が犠牲になろうとする刹那、かつて愛した女が、ひとりの船乗りの名を叫ぶーー 【目次】 70 舞踏会 71 パンと塩 72 サン・メラン侯爵夫人 73 約束 74 ヴィルフォール家の墓所 75 調書 76 カヴァルカンティ息子の進歩 77 エデ 78 ジャニナ発の通信 79 レモネード 80 告発 81 パン屋の隠居部屋 82 押し込み 83 神の手 84 ボーシャン 85 旅 86 審判 87 挑発 88 侮辱 89 夜 90 対決 91 母と子 92 自殺 訳注 70 舞踏会 71 パンと塩 72 サン・メラン侯爵夫人 73 約束 74 ヴィルフォール家の墓所 75 調書 76 カヴァルカンティ息子の進歩 77 エデ 78 ジャニナ発の通信 79 レモネード 80 告発 81 パン屋の隠居部屋 82 押し込み 83 神の手 84 ボーシャン 85 旅 86 審判 87 挑発 88 侮辱 89 夜 90 対決 91 母と子 92 自殺 訳注
異邦の大富豪を演じる船乗り、エドモン・ダンテス。「シンドバッド」として恩人一家を救ったのち、奴隷をしたがえ、舞台はパリへ。無尽蔵の富と滔々たる弁を武器に人心を惑わし、モンテ・クリスト伯として、かつて己を陥れた人物たちと再会する。謎のギリシャ美女、毒薬の秘法、血腥い館…… 巧妙に仕掛けられる復讐の罠に、社交界の名士たちの運命が狂いはじめる。 【目次】 46 無制限融資 47 連銭葦毛の馬 48 観念論 49 エデ 50 モレル一家 51 ビラムスとティスベ 52 毒物学 53 悪魔のロベール 54 高値と安値 55 カヴァルカンティ少佐 56 アンドレア・カヴァルカンティ 57 ウマゴヤシの囲い地 58 ノワルティエ・ド・ヴィルフォール氏 59 遺言 60 通信機 61 桃を食べるオオヤマネから果樹園主を守る方法 62 幽霊 63 晩餐 64 乞食 65 夫婦喧嘩 66 縁談 67 王室検事の執務室 68 夏の舞踏会 69 情報 訳注 46 無制限融資 47 連銭葦毛の馬 48 観念論 49 エデ 50 モレル一家 51 ビラムスとティスベ 52 毒物学 53 悪魔のロベール 54 高値と安値 55 カヴァルカンティ少佐 56 アンドレア・カヴァルカンティ 57 ウマゴヤシの囲い地 58 ノワルティエ・ド・ヴィルフォール氏 59 遺言 60 通信機 61 桃を食べるオオヤマネから果樹園主を守る方法 62 幽霊 63 晩餐 64 乞食 65 夫婦喧嘩 66 縁談 67 王室検事の執務室 68 夏の舞踏会 69 情報 訳注
無実の罪で投獄された船乗り、エドモン・ダンテス。牢獄で出会った神父の導きにより脱獄し、巨万の富を手に入れた彼は、モンテ・クリスト伯と名乗り、自分を陥れた者たちの捜索と復讐に取りかかる。 孤島の淫靡な洞窟、謝肉祭に沸くローマの街と、舞台は移り変わり、巧妙に張られた復讐の網にさまざまな人物が交錯する。 【目次】 27 物語 28 監獄の記録 29 モレル商会 30 九月五日 31 イタリア──船乗りシンドバッド 32 目覚め 33 ローマの盗賊 34 出現 35 撲殺刑 36 ローマの謝肉祭 37 サン・セバスティアーノの地下墓地 38 訪問の約束 39 会食者たち 40 午餐 41 紹介 42 ベルトゥチオ氏 43 オトゥイユの家 44 復讐 45 血の雨 訳注 27 物語 28 監獄の記録 29 モレル商会 30 九月五日 31 イタリア──船乗りシンドバッド 32 目覚め 33 ローマの盗賊 34 出現 35 撲殺刑 36 ローマの謝肉祭 37 サン・セバスティアーノの地下墓地 38 訪問の約束 39 会食者たち 40 午餐 41 紹介 42 ベルトゥチオ氏 43 オトゥイユの家 44 復讐 45 血の雨 訳注