小説むすび | 出版社 : 幻冬舎

出版社 : 幻冬舎

ゲルニカの上にひまわりを描くゲルニカの上にひまわりを描く

出版社

幻冬舎

発売日

2025年12月2日 発売

最大の悲劇は、悪人の残酷さではなく、善人の沈黙である 国家の弾圧、メディアの大罪、ネットの狂気……。 悲劇的な運命に翻弄される男が掴んだものは、救いか、さらなる混沌か。 交錯する運命。境界が消える善悪。やがて物語はこの世界の隠された真実に辿り着く。 鼓動が続く限り運命に抗えーー 国家の圧政により家族を失った男は、亡き父が残した暗号ファイルを手に、国家に無謀な闘いを挑む。次々と降りかかる理不尽に対抗するために、男が見出した最後の術は「物語の力」だった。物語で世界の有りようを書き換えようとする男が手にしたものは、祝福か 呪いか……。残酷な現実に抵抗する人間の痛みと希望を描く物語のゆくえとはーー プロローグ 二人の現在地ーー土橋直哉 手記1 事件ーー土橋直人 失ったものと手にしたものーー土橋直哉 思い出にならない記憶ーー榎本慎太郎 事件の残滓ーー土橋直哉 手記2 差し出された手ーー土橋直哉 消せない真実ーー藤本美香 音声データ 先生の最後の言葉ーー土橋直哉 心を揺さぶるものーー榎本慎太郎 津波に奪われなかったものーー藤本美香 告発と波紋ーー土橋直哉 ペンは剣よりも強しーー榎本慎太郎 告発と陰謀 小説家の嘘    後藤の計画ーー土橋直哉    人間だけが持つものーー土橋直哉    ゲルニカの上にひまわりをーー土橋直哉

君が面会に来たあとで君が面会に来たあとで

著者

Z李

出版社

幻冬舎

発売日

2025年11月19日 発売

どこからが虚構で、どこからが真実? 言葉の売人、Z李が紡ぐ30のショートショート 立ちんぼから裏スロ店員、ホームレスにキャバ嬢ホスト、公務員からヤクザ、客引きのナイジェリア人にゴミ置き場から飛び出したネズミまで。 繁華街で蠢く人々の日常を多彩なタッチで描く、東京拘置所差し入れ本ランキング上位確定の暇つぶし短編集! ◎歌舞伎町・半地下の裏カジノは、要人たちも通い詰める“闇の社交場”(『東九歌舞伎町タワーアンダーグラウンド』) ◎恐怖の“勘繰り”地獄。覚醒剤中毒者の頭の中(『日曜日ダルク十六時』) ◎年間2000件の捜索願。歌舞伎町を取り巻く闇の正体とは(『チャイエスの客が消えた』) ◎新宿の路地裏のペットショップ。裏口では“人間”を売っている?(『ペットショップの裏口』) ◎闇金で借りた金を“競馬”で返済しようとしたら……(『ゼウスサンダーが駆けた日』) ◎大麻リキッドを売りまくって、人生終わるかと思った(『手押し魔人BOO』) ◎そっくりの容姿の“ホス狂い”ばかりが襲われる、奇妙な連続殺人事件(『ホス狂い殺人事件』) ◎不法滞在者が帰れない理由。パスポートを返さない“紹介者”の闇(『最後のレバーオン』) ◎500円で“予想”売ります。元競艇選手のセカンドキャリア(『ボートレーサーだったタカちゃん』)

チャンピオンへの道 正夫と爺ちゃんの歩んだ10年チャンピオンへの道 正夫と爺ちゃんの歩んだ10年

出版社

幻冬舎

発売日

2025年11月11日 発売

天性の偉人はいない。努力する人こそが“偉大な人物(チャンピオン)”になれる 勉強も運動も苦手でクラスになじめず、不登校ぎみの少年・正夫。 喘息、イジメ、父の死……逆境の中で芽生えた淡い夢。 「正夫、医者のチャンピオンになれ」 爺ちゃんの言葉で、正夫の人生が動き出す。 どん底から這い上がる勇気をくれる成長物語 〈あらすじ〉 病気がちでいじめられっ子、でも算数だけは得意な正夫。 山野草を愛する変わり者の元高校教師・清水の爺ちゃん。 空き地の雑草観察を通じて交流を深めた2人は、やがて家族同様の絆を結んでいく。 父の死をきっかけに一念発起し、国立大医学部受験という大きな目標に向けて歩み始めた正夫だが、その矢先にさらなる悲劇が襲い……。 はじめに 一 清水の爺ちゃんとの出会い  二 清水の爺ちゃん高校の先生になる 三 正夫 東京に転校する 四 正夫の中学生活と父の死 五 『チャンピオンへの道』との出会いと母の死  六 清水の爺ちゃんに引き取られる正夫  七 高校生活と大学医学部受験  あとがき

HACK(ハック)HACK(ハック)

著者

橘玲

出版社

幻冬舎

発売日

2025年10月22日 発売

欠陥(バグ)があるから 侵入(ハック)する、だけ。 今度の「マネーロンダリング」は、暗号資産(=仮想通貨=クリプト)! これが令和の冒険ミステリーだ!! 橘玲11年ぶりの書き下ろし長編。 2024年、秋。 暗号資産で得た利益への課税を逃れ、バンコクで暮らすハッカーの樹生(たつき、30歳)は、大麻ショップの屋上で日本人の情報屋・沈没男(ちんぼつおとこ)から相談を受ける。彼は、特殊詐欺で稼いだ違法資金を、ビットコインを使ってマネーロンダリングしたい、というのだ。 頭脳明晰だが退屈な日々を送る樹生は、その話に乗ることにした。彼にとってはハッキングもマネロンもクリプト(暗号資産)もすべて「ゲーム」だった。 そんな樹生は、五年前のスキャンダルで失踪した元アイドル咲桜(さら)がバンコクにいることを知り、そして彼女から連絡を受けたことがきっかけで、国際的な「陰謀世界」へと迷い込んでいくーー。 樹生にとって、最初は取るに足らないゲームのはずだった。彼に近づく検察と公安の諜報機関。北朝鮮のハッカー集団ラザルス。関知せず動かないタイ警察。なぜか樹生にコンタクトを取り続ける伝説のハッカーHAL(ハル)---。 ハッキング技術を駆使した、目眩くマネーロンダリング手法と、二重三重に仕組まれた罠と裏切りで、狙い狙われるのは、10億円が500億、そして2500億円へと瞬く間に膨れ上がる北朝鮮の暗号資産マネーーー。

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