小説むすび | 出版社 : 文藝春秋

出版社 : 文藝春秋

イヴリン嬢は七回殺されるイヴリン嬢は七回殺される

フィナンシャル・タイムズ選ベスト・ミステリ! コスタ賞最優秀新人賞受賞! 仮面舞踏会の夜、令嬢イヴリンは死んだ。 おまえが真犯人を見つけるまで、彼女は何度も殺される。 館ミステリ+タイムループ+人格転移。 驚異の超絶SF本格ミステリ、登場。 森の中に建つ屋敷〈ブラックヒース館〉。そこにはハードカースル家に招かれた多くの客が滞在し、夜に行われる仮面舞踏会まで社交に興じていた。 そんな館に、わたしはすべての記憶を失ってたどりついた。自分が誰なのか、なぜここにいるのかもわからなかった。だが、ひょんなことから意識を失ったわたしは、めざめると時間が同じ日の朝に巻き戻っており、自分の意識が別の人間に宿っていることに気づいた。とまどうわたしに、禍々しい仮面をかぶった人物がささやくーー今夜、令嬢イヴリンが殺される。その謎を解き、事件を解決しないかぎり、おまえはこの日を延々とくりかえすことになる。タイムループから逃れるには真犯人を見つけるしかないと……。 悪評ふんぷんの銀行家、麻薬密売人、一族と縁の深い医師、卑劣な女たらしとその母親、怪しい動きをするメイド、そして十六年前に起きた殺人事件……不穏な空気の漂う屋敷を泳ぎまわり、客や使用人の人格を転々としながら、わたしはの謎を追う。だが、人格転移をくりかえしながら真犯人を追う人物が、わたしのほかにもいるというーー 英国調の正統派ミステリの舞台に、タイムループと人格転移というSF要素を組み込んで、強烈な謎とサスペンスで読者を離さぬ超絶SFミステリ。 イギリスの本読みたちを唸らせて、フィナンシャルタイムズ選ベスト・ミステリ、コスタ賞最優秀新人賞受賞。 多数のミステリ賞、文学賞の最終候補となった衝撃のデビュー作!

最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!

出版社

文藝春秋

発売日

2019年8月6日 発売

【ドラマ「最高のオバハン 中島ハルコ 〜マダム・イン・ちょこっとだけバンコク〜」原作】 2025年1月4日(土)23:40〜 フジテレビ系全国ネットでスタート 「最高のオバハン」シリーズの第2弾。 52歳の女社長で、超パワフルなスーパーマダムの中島ハルコのもとには、様 々な悩み事を抱えた人たちが集まってくる。 恋も仕事もパッとしないフードライターの菊池いずみもその一人。 ハルコの核心を突く毒舌と正論で長年の不倫生活から脱却したいずみは、 最近ではハルコに何かと用事を言いつけられて……。 ハルコが、ドン引きレベルの傲慢さで、どんな悩みもスパッと解決する連作小 説。 「東京タラレバ娘」の東村アキコさんの「ハイパーミディ中島ハルコ」(集英 社刊)も2巻が出たばかり。小説とコミック合わせて読むと面白さが倍増です! ハルコ、縁談を取りもつ ハルコ、離婚に反対する ハルコ、母親を慰める ハルコ、梨園の妻を諭す ハルコ、韓国人に檄を飛ばす ハルコ、美魔女に会う ハルコ、相続について語る ハルコ、不倫の謎を解く ハルコ、五十女を脱がす ハルコ、いずみの背中を押す

ひとり旅立つ少年よひとり旅立つ少年よ

『音もなく少女は』『その犬の歩むところ』で書店員はじめ 多くの読者の感動を呼んだ名匠ボストン・テラン、最新感動作! 父の罪を贖うため、少年はひとり地平線の彼方をめざす。 とても危うく、でもとても強い、その姿を見よ。 12歳の少年チャーリーの父が二人組の男に殺された。時は19世紀末、ニューヨーク。詐欺師である父は奴隷解放運動のための資金だと偽って、教会から大金を巻き上げたところだった…… チャーリーは決意する。父の悪行をつぐなうため、このカネを奴隷解放組織のもとに届けようと。少年はひとり旅に出た。旅路の先々で出会うのは、詩人ホイットマン、子供を亡くした優しい夫人、謎の葬儀屋、破天荒な奴隷解放運動家たち。奴隷商人に囚われて競売にかけられても、命の危険にさらされる困難に遭遇しても、少年は持ち前の機転と知恵で切り抜けていく。 だが少年の父を殺した男たちは、この大金を狙って着々とチャーリーに迫っていたのだ。 『神は銃弾』『音もなく少女は』『その犬の歩むところ』……本屋大賞翻訳小説部門、「このミステリーがすごい!」などで絶賛を浴び続ける巨匠が、ふたたび苛烈な世界の中で生きるものの尊厳を静かに謳う。 荒々しくも繊細な詩情をたたえて贈る感動のロード・ノヴェル。

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