出版社 : 早川書房
至近距離から発射されたショットガンは、バート・ラムジーの胸部をほぼ完全に吹き飛ばしていた。だが、ダン・ローズ保安官には、町の便利屋として地味な生活を送っていたバートに射殺されるような理由があるとは信じられなかった。再登場ローズ保安官が、テキサスの田舎町で凶悪な敵を相手に縦横無尽の活躍を見せるシリーズ第2弾!
散弾転送星系に対するテフローダー艦隊の攻撃は、セントラル・ステーションという宇宙駅から行なわれたことが判明した。かつてマークスがアンドロメダ星雲と銀河をつなぐ橋として作った宇宙駅システムーその三つの主要ステーションが、今や島の王たちの邪悪な目的に使われている。そこでローダンらは、宇宙駅システムを攻略しようと大艦隊を派遣したが…!?
人類はついに星々を征服した。画期的なフォクナー・ジェネレータの開発で光速の90パーセント近い速度での宇宙飛行が可能になったのだ。だが発明者フォークナー博士は、人口の激減した地球で無聊の日々を送っていた。そこにはるかなアマテラス星から、テレポーテーションができる動物が見つかったという知らせが届く。博士はさっそく、物質転送の鍵を秘めたこの動物の調査に赴いたが、謎はますます深まるばかりだった!遺伝子工学で生み出されたケンタウロスの奏でる竪琴のメロディにのせて、新鋭が情感ゆたかに紡ぎ出す神話的SF叙事詩!
広大な宇宙へ向かって人類はようやく進出しはじめていた。だが、有機生命を敵視する機械文明との遭遇が、人類の運命を大きく変えてしまった。有機生命の抹殺をもくろむ機械文明により、地球と人類は徐々に破滅の道へと追いやられていく…それでも人類は生き延びていた。銀河中心にある年老いた恒星をめぐる惑星スノーグレイド。メカと呼ばれる機械生命の惑星改造のため、寒冷化と砂漠化が進められているこの惑星で、人類は戦いつづけていたのだ!科学者作家ベンフォードが、人類と機械文明の未来を壮大なスケールで描きだす傑作ハードSF。
定住の地〈城塞〉を機械生命のメカに破壊されて流浪の民となった人類は、メカに見つからぬよう逃げまわるだけの存在になりはてている。だが、そのメカに対抗すべく人類はみずからの体を機械化していた。あらゆるデータを網膜に直接投影したり、電波を臭気として感じることもできる。死亡直後の脳髄から情報を取りだし、それをチップの形で生き残った者の体に埋めこみ、死者との会話も可能になっているのだ。圧倒的な力を持ち、人類を虫けら同然に見なす機械生命のメカに戦いを挑む人々の姿を、ネビュラ賞受賞作家が迫力ある筆致で描く傑作長篇。
モーゲンの夫ユーリエンス王は寄る年波には勝てず、しだいに病床に伏すようになった。となると、やがて王の実権を握るのは長男のアヴァロッホ。だが、この男、性悪なうえに根っからのキリスト教徒。しかも、モーゲンが次男のアコロンと密かに情を交わしていることまで知っている。ドルイド教の復権を願うモーゲンにしてみれば、その信奉者であるアコロンこそ次期王となるべき人物。さらには、アコロン王誕生のあかつきには、アーサー王との対決の計画もある。かくしてモーゲンは、アヴァロッホ殺害を企むが…。超ベストセラー大作、堂々完結。
山頂の奏楽堂で演奏に一万年もかかる交響楽を演奏し続ける楽団は、演奏開始三百年のいま最大の難所〈八百人楽章〉を迎えていた。前代未聞の楽器製作や大量の写譜に大わらわの楽団員の姿を描き’88年星雲賞に輝いた表題作ほか、書き下ろし中篇「電線世界」など奇想天外で優しい物語6篇収録。
ナチ・ドイツの猛攻にあえぐ英国に、生活必需物質を運ぶ老朽輸送船団。その最後尾を進むオリンピアン号は、幾多の航海を乗り切った古強者だった。老練な船長、有能なエリス一等航海士以下、いずれ劣らぬ海の男たちは、Uボートの跳梁する海域を抜け、あとわずかで味方の勢力圏内に入ろうとしていた。不屈の英国商船隊魂を雄々しく謳いあげる海戦小説の白眉。
白波を蹴立て、キャメロン中尉の乗る外洋臨検船キャッスル・ベイ号は、ノルウェーの北部に向かっていた。フィヨルドの奥深くに造られたドイツ軍の秘密基地ーそれを破壊する奇襲部隊を運び、秘かに上陸させることが与えられた任務だった。それは困難な命がけの任務といえた。フィヨルドは狭く曲がりくねり、断崖に囲まれて密易には進入できない。基地には厳重な警戒網が張りめぐらされている。しかも、キャメロンらを狙って、ドイツの巨艦が迫ってきたのだ!苛酷な戦場で、海の男の意地が、闘志が燃え上がる!迫力溢れるシリーズ第3巻。
電話がかかってきたのは、ヘレンが飼猫と遊びながら、10年前に失踪したきりの優しいフランクリン伯父のことを思い出していたときだった。フランクリンだと名乗る電話の男の指示に従って、ヘレンはメイスンとデラ・ストリートとともにリーチという男を訪ねたが、そこでヘレンを待っていたのは、すでに冷たくなったリーチの死体だった。電話の男はほんとうに伯父なのか?なぜ突然名乗り出てきたのか。伯父と死体の関係は…。行方不明の富豪の莫大な遺産がからむ殺人事件で被告席に立たされたデラ・ストリートを救うべく、メイスンは奔走する。
レジスタンスの英雄だった老富豪が、北フランスの館に親族を呼びよせた矢先に事故死した。数日後、館では第二次大戦中のものと思われる切断された人骨が見つかり、さらに親族の一人が毒で…。現在と過去の殺人を解き明かす、スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授の本格的推理。アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞受賞の傑作。
戦時中ドイツで行方不明になった富豪の息子を捜し出せー金儲けのために手を組んだ元OSS大尉ジャクソンと小人の悪党プルスカーリュ。しかし二人の追うその息子とは、米英ソ三国がそれぞれの思惑で必死に捜索中の凄腕の暗殺者だった。第二次大戦直後の混乱のドイツに展開する追跡劇ークライム・ノヴェルの最高峰が贈る傑作長篇。
著名な映画監督が自分の夫だと証明してほしい-奇妙な依頼を私立探偵ジェイコブ・アッシュに持ち込んだロリーの話では、彼女の夫ウィリアムは13年前、忽然と姿を消していた。だが、彼女は最近、夫が映画監督ケアンズとして紹介されているのを目にし、本人に直接否定されたものの、夫だと確信したという。アッシュは、映画撮影中のケアンズに接近して巧みに指紋を採り、彼がウィリアムスと同一人物であることを突き止めた。ところが、その直後、ケアンズの変死体が彼の自宅で発見された。他殺の疑いは濃厚だった。気まぐれな独裁者のような監督は、脚本家をはじめ、映画に関わっていた者の多くに恨まれていたことが判明するが…。二つの人生を生きた男の死を探るアッシュが、歳月の彼方に見出した事件の意外な真相とは?ウェストコースト派ハードボイルドの寵児が自らの体験をもとに映画界の殺人を描く話題作。
散弾転送星系を警備する太陽系艦隊所属の巡洋艦「ヘリボン」は、異様な発光現象とともに現われた未知物体を発見した。5キロメートルもある巨大な物体は、とても宇宙船とは思えない不規則な形にもかかわらず、核融合反応炉を持っているらしい。異種族との交渉用コードでも応答が得られなかったテラナーたちは、その正体を探りだそうと物体の内部に突入するが!?
2017年、太陽系に突如として、巨大な恒星間宇宙船が飛来した。人類の長年の夢だった地球外知性との交流が、ついに幕を開けたのだ!異星テクノロジーを入手すれば、銀河系へ雄飛することも不可能ではない。かくして、火星探検で勇名をはせ、今は天文学界の重鎮となっているブラッドリイ・レナルズが、公式使節として異星船に赴いた。だがキリンに似た異星人はテクノロジーについては口をつぐみ、ただ太陽に関する情報が欲しいと謎めいた言葉をくり返すばかりだった…米SFを代表するベンフォードと実力派エクランドが放つ荘厳な宇宙SF!ネビュラ賞受賞。