出版社 : 早川書房
不可解な連続殺人事件が東京を震撼させていた。青い電飾が遺体のそばに撒かれるという以外に接点はない。同じ頃、作家でブルーライト探偵社所長の草壁ユナに女友達の秋子から助けを求めるメールが届く。家族に確認するとユナと旅行中だというが、ユナに覚えはなかった。また、探偵社で依頼を受けた身辺調査が連続殺人と奇妙な繋がりを…数々の伏線が回収され、何度もだまされる、ミステリの快楽に満ちた本格サスペンス。
第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞後、第2長篇『ゲームの王国』で日本SF大賞および山本周五郎賞を受賞した小川哲。その受賞後第一作となる短篇集を刊行する。奇想小説、歴史小説、そしてSF小説……ジャンルすべてを包含して止揚する傑作集の誕生。
町娘がかまいたちに喉笛切られて死んじまった!-金と女にだらしないが、口先と頭は冴えまくる戯作屋・伴内のところには今日も怪事が持ち込まれる。空を飛ぶ幽霊、産女のかどわかし、くびれ鬼による呪い死に…伴内とその仲間、怪異が怖い岡っ引きの源七、美男の石つぶて名人・仙太らは、江戸にはびこる怪奇がらみの謎また謎を、鮮やかに解き明かしてみせる。妖の正体見たり、枯尾花!愉快痛快、奇妙奇天烈捕物ばなし。
著名な画家のアリシアは、ある夜、帰宅した夫を射殺した。仲がよかった夫妻に何が起きたのか? 沈黙をつづけるアリシアの口を開かせるため、担当のセラピストは策を練るが……。世界42カ国で刊行決定。ダークなツイストと驚きの連続に圧倒される傑作ミステリ
アルマダ工兵によるプラズマ生物“新オルドバン”のローランドレへの輸送は着々と進んでいた。ところが、その途中で突然、輸送コンテナにとりつけられたグーン・ブロックが離脱し、新オルドバンはどこかに姿を消してしまう。これを銀河系船団のテラナーたちのせいだと考えたアルマダ工兵パルウォンドフは、ローランドレをめぐる最終決戦にのぞむべく、おそるべきパラノーマル精神エネルギー、ウェトネスを投入した…!?
クレストらが独断で使用した海底基地の転送機は直後に爆発する。行き先不明のクレストらを探すローダンたちは、ロソシェルの知識によりヴェガ星系のザルディクにもう1台新たな転送機を発見し、それを使用して未知の土地にたどり着いた。その地のフェロン人たちはなぜかいまだに戦争状態にあり、粗野なフェロン人兵士マル=トンらに拿捕されてしまったローダンらは、見知らぬフェロン人同士の戦争に巻き込まれていく…。