出版社 : 早川書房
『こうして彼は屋上を燃やすことにした』(小学館ライトノベル大賞)『憂鬱なヴィランズ』『七日の喰い神』の異才・カミツキレイニー、ハヤカワ文庫初登場! 沖縄の離島を舞台にした、少年と少女と神々の物語。
〈氷と炎の歌〉『七王国の玉座』の時代から一世紀前、"放浪の騎士"ダンクと従者エッグーー数奇な運命を背負う二人の波乱万丈の冒険を描く。現代最高のファンタジイ・シリーズの中篇三篇を収録
アラバマ州メイコムに帰省したジーン・ルイーズは、生まれ育った町と愛する家族の苦い事実を知るのだった。全米を大論争に巻き込んだ、アメリカ文学の最高傑作『アラバマ物語』著者の未発表長篇
〈トム・ハンクス主演、トム・ティクヴァ監督の映画化原作〉起死 回生の大口注文はとれるのか!? 中東の砂漠の都市に乗り込んだセ ールスマンを襲う悲喜劇を描いたアメリカ文学界の新鋭の話題作!
スペイン、バスク地方のバスタン渓谷で、連続少女殺しが発生する。絞殺された少女たちは森の中で、裸身を晒して仰向けに横たわるポーズをとらされていた。州警察は地元出身の女性捜査官アマイアに捜査主任を命じる。迅速に捜査を進めるべく奮戦するアマイアだが、故郷に戻ったことで否応なしに、捨てたはずの自分の過去に直面し、公私ともに追い込まれてゆく。さらに死体発見現場では、バスク神話の精霊である大男バサジャウンの姿が目撃されていた…歴史と伝説に彩られた秘境を舞台に展開する、大型サスペンス。
ジョナサン・ラデック、帝国近衛隊隊長。皇帝の勅命により任命された最優秀の帝国軍人だ。階級は中佐だが、皇帝以外の何者にも従う義務はない。彼は皇帝の座乗する帝国海軍第4艦隊旗艦“インペリアル・スター”で、最近、不穏な気配を感じていた。艦隊を指揮するハーコフ提督が裏で動いているらしい。そんな折、ラデックは首都惑星エデン・プライムにソフィア皇女を送り届ける任務を命じられるが…熱血戦争SF登場!
ソフィア皇女とエデン・プライムへと向かった旅から五年後…。わし座ゼータ星系にある宇宙ステーションーテラ・ノヴァを入手したラデックは、元帝国軍の兵士仲間と立ち上げた運輸会社ヴァンガード社の最高経営責任者として、多忙な日々を送っていた。辺境星域であるとはいえあまりに頻発する悪質な企業乗っ取りや海賊行為を憂慮したラデックは、暗躍するシンジケート殲滅のため調査を開始するが、やがてその背後に…!?
私立探偵フィリップ・マーロウは高名な弁護士からある若い女の尾行を依頼された。この仕事になにかきな臭いものを感じたマーロウは、弁護士の意向に背き、女に接近していく。新訳シリーズ第6弾
瀬戸内海に面した椅子作りがさかんな町、宝松市鈴香瀬町。高校生の海野杏は、毎朝海辺で小説を書きながら、椅子職人を目指す同級生・五十鈴彗斗と少しだけ話すことを日課としていた。そんなある日の朝、彗斗から「高校をやめて町を出る」と告げられる。特別仲がよかったわけではないが、傍にいて当然の存在がいなくなることに焦りを覚える杏。時を同じくして、杏は親友の翠からラヴレターの代筆を頼まれる。必死に頼む姿にほだされ、明るくてかわいい翠を思い浮かべながら、一文一文を丁寧に綴っていく。そのラヴレターから、小さな町を揺るがす失踪事件が始まるとも知らずに。“黒猫シリーズ”の著者が描く、新たな青春ミステリ。
豚の頭をかぶる男、病気の患者を演じる女……。英国SF界のトップランナー、チャイナ・ミエヴィルが、人間のもつシュールで残酷な面を鋭く描き出し心に爪痕をのこす28の物語を収録した短篇集。