小説むすび | 出版社 : 竹書房

出版社 : 竹書房

ヴンダーカンマーヴンダーカンマー

著者

星月渉

出版社

竹書房

発売日

2020年7月16日 発売

小説投稿サイト〈エブリスタ〉×竹書房が募った恐怖の頂点。 第1回最恐小説大賞受賞作! 禁断の蒐集室=ヴンダーカンマーを現代に甦らせた少女の真実とは? エグさの限りを詰め込んで、なお透明。 正負、善悪、すべてを振り切った鬼子のイヤミス! *** ヴンダーカンマー=驚異の部屋。 それは近世ヨーロッパで流行した怪奇珍品を陳列するためのコレクションルーム。 いま、それを現代に甦らせようとする一人の少女がいた。 渋谷唯香、十六歳。 緻密な計算のもと、次々と集められていくおぞましきコレクション。 それはいったい何のため? 誰のため? 最後に残された1ピースの空虚を埋めるものとは……。 舞台は閉鎖的な地方都市の高校。 その旧校舎本館で一年生の女子生徒が惨殺された。 それは16年前に同じ町で起きたもう一つの猟奇殺人事件に酷似していた。 殺害現場に居合わせたのは被害者と同じサークルの生徒と教師計5人。 誰が「彼女」と「彼女」を殺したのか……? 小説投稿サイト〈エブリスタ〉×竹書房が贈る禁忌のホラー、 突き抜けたエグさがクセになる背徳のイヤミス! ●最恐小説大賞とは… 小説投稿サイト〈エブリスタ〉と竹書房がノールールで募るホラー小説の賞。 心霊、サイコ、サスペンスなど怖ければ何でもアリ。タブーはありません。 最恐こそ最強の仁義なきホラー小説大賞です。 第1回は、「ヴンダーカンマー」(星月渉)と「怪奇現象という名の病気」(沖光峰津)の2作がW受賞となった。

犬鳴村〈小説版〉犬鳴村〈小説版〉

『呪怨』の清水崇監督が映画化! あなたは日本最恐の心霊スポット“犬鳴村”を知っていますか? 「この村の名は検索しないほうがいいよ」 「“午前二時に鳴る公衆電話”」 「トンネルを抜けた先に村があって、そこで××を見た……」 「もう会えない」 「わんこがねぇやにふたしちゃろ〜♪」 午前二時、YouTuberがトンネルに入ったことから始まった不可解な事件。 全ての謎は[犬鳴トンネル]にあり。 常に恐怖体験で名が上がるほどの最凶スポットでもある「犬鳴村」。 福岡県の「旧犬鳴トンネル」の先に位置するとされ、 「近くの小屋には骸が山積みにされている」 「全ての携帯電話が圏外になる」など、 日本地図から存在が抹消された村である。 単なる都市伝説なのか、すべて真実なのか…!? 決して触れてはいけない“犬鳴村”が、ホラー映画の第一人者・清水崇によって禁断の映画化! 身も凍る恐怖と戦慄、古より続く血の祝祭からあなたは逃げられない。 本書は、監督の清水崇・脚本家の保坂大輔と共に、恐怖実話の第一人者で九州在住の久田樹生によって書かれた、もう一つの『犬鳴村』である。 ★巻末には、清水崇[監督・脚本]×保坂大輔[脚本]×紀伊宗之[プロデューサー]による特別鼎談も収録 映画『犬鳴村』2020年2月7日(金)公開 主演:三吉彩花 監督:清水 崇 脚本:保坂大輔 清水 崇 音楽:海田庄吾 滝澤俊輔 主題歌:Ms.OOJA「HIKARI」(UNIVERSAL SIGMA) 制作プロダクション:ブースタープロジェクト 配給:東映 (C)2020 「犬鳴村」製作委員会 〈あらすじ〉 日本には、行ってはならない場所があるーー 臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。 「わんこごねぇやに ふたしちゃろ〜♪」 奇妙のわらべ歌を口ずさみ、おかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される変死……。 それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。 「トンネルを抜けた先に村があって、そこで××を見た……」 突然死した女性が死の直前に残したこの言葉は、一体どんな意味なのか? 全ての謎を突き止めるために、奏は犬鳴トンネルに向かう。 しかしその先には、決っして踏み込んではいけない、驚愕の真相があった……! ◆犬鳴村とは? 九州に実在する最恐の心霊スポット・犬鳴トンネル。 その近くには日本政府の統治が及ばない集落“犬鳴村”があり、そこに立ち入った者は決して戻れない、という都市伝説がある。 村の入口には「この先、日本国憲法は通用せず」と書かれた看板が立てられており、犬鳴トンネル、及び周辺では、過去に事件が起きているという。またネット掲示板やSNSには村周辺を訪れた人たちの恐怖体験が今も数多く寄せられている。 犬鳴村は、犬鳴トンネルの先にあると言われているが、現在はダムが建設され、日本地図にその痕跡は残っていない。 これは単なる都市伝説なのか、現実なのか?"

タボリンの鱗 竜のグリオールシリーズ短篇集タボリンの鱗 竜のグリオールシリーズ短篇集

巨竜、起動 数千年の眠りからグリオールが目醒めるとき、世界は一変する 数千年前に魔法使いとの戦いに敗れた巨竜グリオール。 彼は全長1マイルにおよぶ巨体は、草木と土におおわれ川が流れ、その上には村までもができている。 周囲に住むひとびとは、時が経ち観光地化した彼の恩恵を受けているが、 その一方で巨竜の邪悪な霊気に操られているとも言われているーー。 グリオールの鱗(うろこ)を触っていた男と娼婦がタイムスリップする表題作、 死した巨竜の頭蓋骨がひとびとを翻弄し運命を狂わせてゆく傑作奇想譚「スカル」の初邦訳2篇を収録。 その昔、グリオールという動けぬ巨竜がいた。 彼は空を飛ぶことを夢見ていたのかもしれないーー。 解説:池澤春菜 【収録作品一覧】 「タボリンの鱗」(“The Taborin Scale”/2010) ※二〇一一年度ローカス賞最優秀ノヴェラ部門候補作 ●初訳 「スカル」(“The Skull”/2012) ※二〇一三年度世界幻想文学大賞最優秀ノヴェラ部門候補作 ●初訳

侯爵家の居候は逃げだした令嬢侯爵家の居候は逃げだした令嬢

アメリカの大富豪令嬢マデレンは、英国貴族と結婚させたいという母の希望で、ロンドンの社交界にいる。大学を卒業したばかりで、いつか本を執筆したいという夢を持つが、母親にはわかってもらえずにいた。そんなある日、マデレンはハンサムで高潔で、おまけに公爵家の跡取りという、最高の相手から求婚される。だがなぜか心を決めきれず、幸せな結婚をした姉に相談しようと、母に内緒でコーンウォールを訪れることに。ところが駅にいるはずの迎えがなく、マデレンは偶然出逢った侯爵家の跡取りチャールズの馬車で、姉のところへ送ってもらうが、道が崩れて彼の屋敷に滞在することになってしまう。チャールズには過去に醜聞があり、生まれた時からの許嫁までいた。何もかもありえない相手。なのに、彼の意外な優しさや、侯爵家にふさわしくないと禁止された趣味の機械工作や発明で、領民を事故から救いたいという夢を知り、マデレンは心惹かれてしまう。そしてチャールズもまた、マデレンに心奪われて…。惹かれ合うふたりの運命はー?大好評『伯爵家の家庭教師は逃げだした令嬢』シリーズ!

茶匠と探偵茶匠と探偵

SF/物語 女性/人類 アジア/宇宙 深宇宙(デイープ・スペーシズ)で起きた事件に麻薬中毒の探偵と宇宙船がコンビを組み挑む。 現代SFの最前線に立つ作家の日本初短篇集 2019年度ネビュラ賞を受賞した表題作他、ローカス賞・英国SF協会受賞作を含む〈シュヤ宇宙〉シリーズ9篇を収録 探偵と元軍艦の宇宙船がコンビを組み深宇宙(ディープ・スペーシズ)での事件を解決する表題作の他、 異文化に適応しようとした女性が偽りの自分に飲み込まれる「包嚢」、 宇宙船を身籠った女性と船の設計士の交流を描く「船を造る者たち」、 少女がおとぎ話の真実を知る「竜が太陽から飛びだす時」。 “アジアの宇宙”であるシュヤ宇宙を舞台に紡ぐ全9篇。 現代SFの最前線に立つ作家、日本初の短篇集。 星々は語らない。淡く見えるとも強く輝くーー 【収録作品一覧】 「蝶々、黎明に墜ちて」(“Butterfly, Falling at Dawn”/2008) 「船を造る者たち」(“The Shipmaker”/2010) 2010年度英国SF協会賞最優秀短篇部門受賞 「包嚢」(“Immersion”/2012) 2013年度ネビュラ賞短篇部門受賞、ローカス賞最優秀短篇部門受賞/2012年度英国SF協会賞最優秀短篇部門最終候補、 2013年度ヒューゴー賞最優秀短篇部門候補、2013年度シオドア・スタージョン記念賞候補 「星々は待っている」(“The Waiting Stars”/2013) 2014年度ネビュラ賞ノヴェレット部門受賞/2014年度ヒューゴー賞最優秀ノヴェレット部門候補、 2014年度ローカス賞最優秀ノヴェレット部門候補 「形見」(“Memorials”/2014) 2015年度ローカス賞最優秀ノヴェレット部門候補 「哀しみの杯三つ、星明かりのもとで」(“Three Cups of Grief, by Starlight”/2015) 2015年度英国SF協会賞最優秀短篇部門受賞、2018年度イグノータス賞翻訳短篇賞受賞/ 2016年度ローカス賞最優秀短篇部門候補、2016年度ユージイ・フォスター記念賞候補 「魂魄回収」(“A Salvaging of Ghosts”/2016) 2017年度ローカス賞最優秀短篇部門候補 「竜の太陽から飛びだす時」(“The Dragon That Flew Out of the Sun”/2017) 「茶匠と探偵」(“The Tea Master and the Detective”/2018) 2019年度ネビュラ賞ノヴェラ部門受賞、2019年度英国幻想文学大賞ノヴェラ部門受賞/ 2019年度ヒューゴー賞最優秀ノヴェラ部門候補作、2019年度ローカス賞最優秀ノヴェラ部門候補作、 2019年度世界幻想文学大賞最優秀ノヴェラ部門候補作

メイフェアの不運な屋敷に幕は下りメイフェアの不運な屋敷に幕は下り

出版社

竹書房

発売日

2019年10月10日 発売

ジャンル

さようなら、〈不運な屋敷〉 使用人であっても、わたしたちは夢をあきらめない 喜劇役者のような執事、健気なメイド、怒れる料理人……使用人たちはどこへ行く? 屋敷の持ち主ペラム公爵とうぬぼれた令嬢の恋の行方も見逃せない、人気シリーズ最終巻 “不運な屋敷”で働く使用人たちには夢があった。 執事もメイドも料理人も、みんな使用人をやめて宿屋を買い、家族のように暮らしていきたいという夢が。 その夢まであとすこし。お金も貯まり、あとは良い物件を見つけるだけだった。 “不運な屋敷”の持ち主であるペラム公爵が戦争から戻って 遂に屋敷にやってくると知った使用人たちは、いままで彼らを苦しめていた屋敷の管理人の不正を公爵に訴えようと考える。 ところが、同じ通りにやってきた、ちょっぴりうぬぼれた令嬢の起こす騒動に公爵と一緒に巻き込まれてしまう。 そして使用人たちは、それぞれのほんとうの夢を、進む道を考えるように……。 表題作ほか、「メイフェアの優しい悪女」を収録したシリーズ最終巻!

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