出版社 : 講談社
韓国船が沈没し、251名が亡くなった。その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。一方、医療少年院時代の恩師・稲見が殺人容疑で逮捕されたため、御子柴は弁護人に名乗り出る。稲見は本当に殺人を犯したのか? 改めて問われる「贖罪」の意味とはーー。圧倒的迫力のリーガルサスペンス! またしても止まらない「どんでん返し」!! 悪辣弁護士・御子柴礼司、医療少年院の恩師・稲見が殺人で逮捕されたーー 圧倒的迫力のリーガル・サスペンス! またしても止まらない「どんでん返し」!! 「王様のブランチ」「ダ・ヴィンチ」などで話題沸騰! 『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』シリーズ最新作!! 改めて問われる「贖罪」の意味とはーー 韓国船が沈没し、251名が亡くなった。 その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、 刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。 一方、医療少年院時代の恩師・稲見が殺人容疑で逮捕されたため、 御子柴は弁護人に名乗り出る。 稲見は本当に殺人を犯したのか? 書店員さんコメント 人間を突き動かす想いの強さと法の力の限界を 痛感させられる第一級のエンタメ作品だ! 三省堂書店営業企画室 内田 剛さん この裁判員のひとりだったら苦悩するだろう。 人が人を裁く難しさを思い知った。 文教堂書店西葛西店 水野知博さん かつての恩師を助けるため、心が揺れる御子柴がとても人間くさく魅力的でした。 MARUZEN 名古屋本店 竹腰香里様さん 一気読み間違いなし。どんでん返しの連続です! 書泉グランデ 近藤茂樹さん 第一章 被告人の従順 第二章 被害者の悪徳 第三章 証人の怯懦 第四章 弁護人の悩乱
大学2年生の新城は、親友に誘われて見た「南部芸能事務所」のお笑いライブに魅了され、その日のうちに芸人を志す。漫才の相方探しをするうちに、女芸人の津田ちゃんから、同じ大学に通う溝口を推薦されるが……。弱小お笑いプロダクションを巡る愛すべき人々を、誰にも書けない筆致で紡ぐシリーズ第1弾! コンビ ラブドール 中間地点 グレープフルーツジュース 歯車 クリスマスツリー サンパチ
しがない小役人の山本庄蔵は葵の御紋が付いた提灯や長持を使って、ひと儲けを画策する。お上に知られた庄蔵に下されるのは「江戸払い」か「御扶持召放」か? 差し戻された裁決は、紋蔵のもとに。紋蔵が悩まされるなか当の庄蔵はちょこまか江戸を動きまわり、聞きしに勝る図太さで、へこたれない。表題作含む8編収録の人気捕物帖第12弾。人気の紋蔵シリーズ読み応え充分の新展開! 音羽者の知恵 へこたれない人 夢見る夢之助 牛込原町名主支配離れ願い一件始末 へこたれない人(その二) 帰ってきた都かへり 青菜に塩の冷汗三斗 それぞれの思いやり
瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。奇怪な相談を受けた御手洗潔は石岡和己とともに現地へ赴き、事件の鍵が古から栄えた港町・鞆にあることを見抜く。その鞆では、運命の糸に操られるように、一見無関係の複数の事件が同時進行で発生していたー。伝説の名探偵が複雑に絡み合った難事件に挑む!
織田信長の鉄甲船が忽然と消えたのはなぜか。幕末の老中、阿部正弘が記したと思われる「星籠」とは?数々の謎を秘めた瀬戸内で怪事件が連続する。変死体の漂着、カルト団体と死体遺棄事件、不可解な乳児誘拐とその両親を襲う惨禍。数百年の時を越え、すべてが繋がる驚愕の真相を、御手洗潔が炙り出す!
少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は?豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。対する検事は因縁の相手、岬恭平(みさききょうへい)。御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか? そして第二審の判断は…… 少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は? 豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。対する検事は因縁の相手、岬恭平(みさききょうへい)。御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか? そして第二審の判断は…… 第一章 弁護人の策謀 第二章 訴追人の懐疑 第三章 守護人の懊悩 第四章 罪人の韜晦
狭まる信長包囲網の中、最強の敵・武田信玄を暗殺した慶一郎。しかし慶一郎を恨む信玄の父・無人斎道有は、慶一郎最愛の沙奈を誘拐する。沙奈の命欲しくば信長を討てと脅迫する酷薄な道有。絶対絶命の危機に追い込まれた慶一郎は将軍・足利義昭の元に、直談判に乗り込む。沙奈、信長そして慶一郎の運命は?
老母の暮らす郷里に帰った出入り医師の下男・新次郎が、小仏峠で追い剥ぎに遭い、だるま屋に現れた。雪隠から忽然と消えた、料理屋の主の神隠し騒ぎを見届けている伊織は、出所不明の景徳鎮が、二つの事件を繋ぐ鍵だと察知する。氾濫した笛吹川に別たれた、不遇の兄弟。哀しき邂逅を描く、文庫書下ろし第七弾。
薬剤師の早乙女瑠璃は、神風特攻隊の生き残りで祖父の修吉から、『太平記』を渡される。だが、楠木正成に関する部分を読むよう告げた修吉は、何者かに毒を射たれ、瀕死の重体に。事件の背後には秘密結社“南木の会”が。瑠璃は、祖父の命を救うため、元同級生で作家の京一郎とともに、正成の死に纏わる謎を追う!
中国・明からの使節を迎え沸き立つ17世紀初頭の沖縄・琉球王国。だが、この国の平和は幕府を後ろ盾にした薩摩によって侵されつつあった。侵攻に膝を屈するか? 独立をかけて抵抗するか? そして宗主国・明は助けてくれるのか? 生き残りを賭けて琉球の闘いが始まる。 波之上 雲と竜 大和事情 冊封使の季節 中秋の宴 重陽の菊酒 冊封使去る 一官の旅 南北多難 白鶴寺聴琴楼 冊封のあと 前夜 甲螺の館 七島灘を越えて ティサージ 薩軍上陸 城下の盟
怒濤の勢いで侵攻してきた薩摩軍に琉球軍はわずかひと月で降伏。奄美諸島は薩摩に割譲され、尚寧王は日本本土へと連れ去られる。属国へと堕ちながらも、明に対しては独立国の体面を見せねばならない王国の苦悩。しかし琉球の誇りを胸に秘め、「南海王国」建設へ人々の胎動が始まる。大河歴史小説、完結編。 戦いのあと 国破れて 鐘魔の踊り 二艘の船 嵯峨野の寮 反問の書 庚戌正月 伏見まで 雨中往還 悲しき帰郷 壬子の年 乱離の海 幻影海流 王たちの死 歳 月 落日を浴びて
おれはなぜ二度も人を殺したのか。七十六歳で故あって二度目の殺人を犯し四年、いま獄中にある男は静かに語り始める。昭和初頭、炭鉱の島に生まれ坑夫となった緒方一義は隣人を殺し、一度目の獄につながれた。彼が手にかけた男の妻と交わし続けた手紙にこめた想いとは? 遠ざかりゆく昭和という時代と数奇で凄絶な人生が見事に描かれる。 おれはなぜ二度も人を殺したのか。 獄中で寡黙な男が晒す胸の奥底の真実。 暴力と性の極みを書き続けた作家が描き切った裸の人間の心情とは。 寡黙な男の心の奥底の一途な想いが胸を刺す。 七十六歳で故あって二度目の殺人を犯し四年、いま獄中にある男は静かに語り始める。昭和初頭、炭鉱の島に生まれ坑夫となった緒方一義は隣人を殺し、一度目の獄につながれた。彼が手にかけた男の妻と交わし続けた手紙にこめた想いとは? 遠ざかりゆく昭和という時代と数奇で凄絶な人生が見事に描かれる。
死んだはずの男から摘出された、香しいさくらんぼ状の腋窩腫瘤。それが、魅惑の美味と判明したから、さあ大変! 世界中から次なる患者出現を待って富豪もマフィアも大集結。謎の病の秘密を握る外科医・惇史を護るため、引退刑事+ヘンテコ病患者のドリームチームが結成された。新種の文庫書き下ろし登場! 第一章 生き返る死体 第二章 桃源郷の果実 第三章 板橋のエンジェル 第四章 引退刑事 第五章 さくらんぼ 第六章 新宿警察の同級生 第七章 ビョウキ人間 第八章 電撃のクリスマス 第九章 戦いの開始 第十章 食通 第十一章 狂気 第十二章 引退刑事頼られる 第十三章 ふたごの誕生 エピローグ それぞれの春
あの山桜の下で妻の墓を守りながら最期の時を迎えよう。構ってやれなかった償いとしてーー。武田・上杉が熾烈な戦いを繰り広げる上信越。-老渡りー月草は殺戮の山野に独り、妻との約束の地へ向かう。待ち受けるのは思いがけない善意と信じ難い我欲。大人気「嶽神」シリーズ中、屈指の感動作。『逆渡り』改題。 第一章 戦働き 第二章 隠れ里 第三章 耳千切れ 第四章 薬草 第五章 石神衆 第六章 命 第七章 姥捨て 第八章 冬籠り 第九章 山桜
鏡ばかりの部屋で発見されたエリート医師の遺体。自殺とされたその死を、検事・志藤は他殺と疑う。その頃、東池袋署の刑事・夏目は同日現場近くで起こった不可解な集団暴行事件を調べていた。鍵を握るのは未来を捨てた少年と予備校女性講師。人間の心の奥底に光を当てる、著者ならではの極上ミステリー。何度読んでも落涙のベストセラー短編集『刑事のまなざし』に次ぐ「夏目信人」シリーズ、初の長編。
半島を形作る三国の平和がついに崩れ去る……。ソニンとイウォルが暮らす<沙維>は<巨山>に狙われ、<江南>も争いに巻き込まれる。平和を望む王女・王子たちは、密かに行動を起こし、平和を取り戻そうと動く。少女・ソニンが最終的に選んだ道は? ついに物語が完結する! はじめに 一 三国の秋 二 訪問者 三 王女の予告 四 返還 五 二つの矢 六 孤立 七 渡り鳥の群れ 八 開戦 九 白い流星 十 復興 十一 手紙
東京の裏町に佇むプラネタリウム「三軒茶屋星座館」。店主の和真と家族の元には、歌手、編集者、ヤクザたちが新たな問題を抱えてやってくる。季節は夏、和真に恋する美女が現れるなか、ある一枚の似顔絵が家族の秘密と哀しい過去をつまびらかにしていく。愛しいから大切にしたい人生謳歌エンタメ小説、第2弾。 第一章 白鳥座 第二章 ヘラクレス座 第三章 蟹座 第四章 獅子座 第五章 乙女座
鼈甲の張形や秘薬などを扱って江戸で知らぬ者なしの四つ目屋は、奥の向きからも御用を給わる老舗。信用を大事に、誇りを持って商いに精を出す店は客を気遣って昼でも暗く、さまざまな思いを抱えた男女が暖簾をくぐるーー。『女薫の旅』の著者が新たに放つ、人情味あふれる艶やか時代小説。〈文庫オリジナル〉 秘め事を商いにする老舗の心意気! 江戸職人の粋を集めた見事な張形、相手を惚れさせる秘薬イモリの黒焼きーー両国薬研堀の老舗「四つ目屋」は、今日も大繁盛! 『女薫の旅』の著者の新境地! これぞ人情官能時代小説! 鼈甲の張形や秘薬などを扱って江戸で知らぬ者なしの四つ目屋は、奥の向きからも御用を給わる老舗。信用を大事に、誇りを持って商いに精を出す店は客を気遣って昼でも暗く、さまざまな思いを抱えた男女が暖簾をくぐるーー。『女薫の旅』の著者が新たに放つ、人情味あふれる艶やか時代小説。〈文庫オリジナル〉 序 ぐるり四つ目屋 美人のこしらえ 五菜の才 誰のものやら 張形と大塩平八郎 女房の張形 丁稚の神さん おゆうの託け