出版社 : 講談社
られん香の柳次は、手裏剣の名手にして売れっ子陰間。死の影をまとい、人生の表と裏の狭間に生きる。退廃と爛熟の江戸を揺るがす神隠し事件。時、同じくして紛失した長逆家伝来の朱槍。死の影が、ひたひたと柳次に忍び寄る。
第7回時代小説大賞受賞作! 刀を捨て、紅を扱う紅屋の主人となった惣兵衛だったが、大店の陰謀、父親の仇の出現を契機に武士魂が蘇った。妻は夫が武士に戻ってしまうのではと不安を感じ、心のすれ違いに思い悩む。夫婦の愛のあり方、感情の機微を叙情豊かに描き、鮮やかなラストシーンが感動的な傑作長編。
2000年秋、北朝鮮テポドン2発射、第2次朝鮮戦争が勃発。そして、日本海上空には国籍不明のロシア製戦闘機が飛来した。周辺事態法を発動するも、土壇場のところで米軍の後方支援を躊躇し、見殺しにする日本。アメリカ国内では、ジャパン・バッシングの嵐が巻き起こり、日米同盟は事実上消滅した。…国内で多発する北朝鮮によるテロ、膠着する朝鮮半島の戦況。ついに日本政府は、集団的自衛権の行使を決意した。防衛庁元幹部が描く戦慄のカタストロフィー。
警視庁捜査一課特殊犯捜査五係。立件困難なものや、迷宮入りした事件専門のこの部署を、人は「リサイクルビン」と呼ぶ。配属されたばかりの女刑事を待っていたのは、サラ金の無人契約室から女性が消えうせるという「密室誘拐事件」だった!この前代未聞の異常事件も、さらなる巨大犯罪の幕開けでしかなかった。
昭和を体現した宰相の伴侶で金庫番、そして「越山会の女王」と呼ばれた佐藤昭子。運命の出会いに始まり、二人三脚で総理にまで登り詰めた男と女の、いまだから明かせる物語。
諏訪徳雄は、コンピュータおたくの四十男。ある日突然、妻の沙夜子がコツコツ貯めた一千万円の貯金とともに蒸発してしまった。人生に躓き挫折した夫、妻も仕事も金も希望も、すべて失った中年男を救うのは、ヤクザ者の義弟とソープ嬢!?胸を打ち、魂を震わせる「再生」の物語。吉川英治文学新人賞受賞作品。
突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。法則に沿って6人の人格が入れ替わり、脱出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。犯人は誰の人格で、凶行の目的は何なのか? 人格と論理が輪舞する奇想天外西澤マジック。寝不足覚悟の面白さ。(講談社文庫) 突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。法則に沿って6人の人格が入れ替わり、脱出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。犯人は誰の人格で、凶行の目的は何なのか?人格と論理が輪舞する奇想天外西澤マジック。寝不足覚悟の面白さ。 フラッシュバック〈過去〉 シェイクダウン〈倒壊〉 ターンオーヴァー〈転回〉 カットオフ〈乖離〉 クラックアップ〈狂乱〉 フィードバック〈修正〉 セトゥルダウン〈調停〉 フリップオーヴァー〈逆転〉 あとがき 文庫版あとがき
ルーアン、リヨン、熱海で起きた怪現象を綴った「三つの幽霊」をはじめ、とっておきの怖い話が九編。人一倍怖がり屋だった作者の恐怖心と好奇心が生み出した、不朽の名作集の新撰版。