出版社 : 講談社
英雄戦士・矢沢高雄が、世界制覇を狙う魔女マヌー側についた!沢村ゆりと風祭凱チームは、南米リマで、蘇った矢沢と最後の対決に挑む。血と硝煙渦巻く大激闘がうち続く。だが、かの勇者の圧倒的な力の前に、仲間を次々に失ったゆりは、狂った矢沢を覚醒させるべく、ついに唯一無二の“手段”をー。
国際線パーサー松島真一のウラの稼業は世界を舞台のギャング団の一員。ボクサーあがりで腕っぷしは強く、犯罪の絵図を描くのも得意だが女好きが玉にキズ。最後の大仕事は不動産取り引きの十七億円強奪。ヤクザを相手に各国の荒くれ男たちとヘリとマシンガンで急襲、みごと成功して喜ぶ真一に思わぬ伏兵。
美貌の人妻・瀬戸溶子が突然消えた。が、ある夕刊の風景写真の中に彼女によく似た女が仙台の街を背景に映し出されていた。やがて杜の都・仙台と鳴子峡で連続殺人事件が発生。溶子の謎の正体とは。溶子を追う数人の怪しげな男たち。探偵役のカメラマンと女子大生が最後に見た恐怖の大どんでん返しとは?
歌麿の「幻の傑作」が発見された?美術界をゆるがすかもしれぬ事件に雑誌編集者の杉原は勇み立ち、研究家の塔馬双太郎の助力をたのむ。しかし、それは巧妙な贋作だった。そして思いがけず、歌麿は謎の絵師写楽でありえたことまで証明されて…。浮世絵ミステリの白眉といえる秀作。
足利義昭、羽柴秀吉、徳川家康、明智光秀…。陰謀の天正十年、それは起こった。名探偵・木下勝俊が暴く本能寺の謎。信長殺しの真犯人と、怪僧天海の闇に新視点を与える本格歴史時代小説。
ロスの田所葬儀所につとめる神奈柊二は、ある日、同じ宿の住人、星川金吾に死後のエンバーミング(遺体整復)を頼まれる。金吾は日系二世の老人で、柊二の恋人メアリーに食事の世話をしてもらっていた。ところが、数日後、金吾は謎の死をとげる。葬儀の準備のため、金吾の別れた妻や親友を訪ねるうちに、柊二の前に死者の重い過去が次第に明らかにされてくる…。
新宿で爆発し六本木を戦場と変え、京都を狂乱の都とした、一条寺文磨と尾花マリの純愛の終着点はいずこ?京都でマリと引き裂かれた文磨のもとに、マリは北海道にいるとの噂が次々に届き、彼はひとり海を渡る。待ちうけるのは卑劣極まりない敵の罠また罠。釧路湿原、阿寒湖、札幌…。二人の再会は果してなるか?「ダイハード」まっ青のノンストップロマン完結。
勇者の中の勇者、伝説の英雄、矢沢高雄は、死んでしまったはずだった。だが、いま、魔女マダム・マヌー側について、しかもたった一人で世界各地で大量殺戮を繰り返し始めた男は、矢沢高雄の蘇りとしか考えられない。沢村ゆりとその仲間は、この最強の新戦士を敵にまわすことになった。その結果はー。
「お帰り、イーゴリ」。帰宅したベッカーを待っていたのは、コンピューターのディスプレイに映し出されたKGBのメッセージだった。それは16年のスリーパー生活=リッチなアメリカ市民としての優雅な日常と、生まれつつある愛から彼をもぎ取る悪魔の声だった。手に汗握るエスピオナージュ長編。
天皇に殉じて割腹、自死を遂げた作家の死に衝撃を受けた、同じ主題を共有するもう1人の作家が魂の奥底までを支配する〈天皇制〉の枷をうち破って想像力駆使し放つ“狂気を孕む同時代史”の表題作。宇宙船基地より逃走する男が日本の現人神による救済を夢見る「月の男」。──全く異なる2つの文体により、現代人の危機を深刻、ユーモラスに描く中篇小説2篇。
初体験の感傷的な記憶、書いても書いても売れなかった時代に飲んだ酒の味、殺されるのを覚悟した学生運動の日日……売れっ子作家としてTVで顔も知られるようになって、問い続ける青春の意味。友情、恋愛、家族のいったい何が変わり、どこへ行こうとしているのか?走り続ける作家のハードボイルド連作。 なずむ歳 襞 抱擁 かけら 誘惑 兄弟 出口
太平洋戦争により崩れゆくサキ一家の変転の歳月と多くの庶民の、生きて死に逝く、“生死一如”の世界。かつての青春放浪の地、山形県庄内平野を舞台に人情味ある土地言葉を駆使しつつ、雄渾に物語る。生涯を賭けて深めた独自の仏教・東洋思想の視座から日本の風土と宗教を余すところなく描き尽した著者畢生の長篇大河小説。野間文芸賞受賞。
「男」が、飛び降りた。目撃者が駆けつけてみると、そこには「女」の死体が転がっていた。続いて起こる第2の殺人。被害者は死の直前に「オンナは逆から、オトコは反対へ、赤いシルシには裏がある」と謎の言葉を残した。全編にちりばめられた仕掛けと伏線。稀有の言語感覚を有する新人、新本格推理デビュー作。