小説むすび | 出版社 : 講談社

出版社 : 講談社

天路天路

出版社

講談社

発売日

2021年9月1日 発売

第74回野間文芸賞受賞! 国と国、言葉と言葉の〈間〉を旅する作家がたどりついた、世界の臨界点。世界の声が響きあう越境文学の達成! アメリカを捨て日本に移り住んだ作家は、故国に残した母の死を抱えて中国の最果て、チベット高原へと赴く。 一千年の祈りの地でたどる、死と再生の旅。 30年前から日本に暮らすアメリカ国籍の「かれ」は、故国の母の死を受けいれられぬまま、漢民族の友人とともにチベット高原を旅する。「世界の屋上」と呼ばれるその土地は、一千年来、ひたすら生と死に思いをめぐらせてきた人々の文化が息づく場所だった。異質な言葉との出会いを通して死と再生の旅を描く、読売文学賞作家の新たな代表作。 ・収録作「西の蔵の声」評よりーー 「喪失の痛みからの回復をこうやって異質な言葉との出会いを通して描くことができるというのは、ほんとにすごい。リービさんの名人芸」松浦理英子氏(群像2019年3月号創作合評) 「エクソフォニーをさまよい続ける作者の、母の死との対峙と開眼の瞬間が描かれている小説であり、非常に感銘を受けた」鴻巣友季子氏(同上) 「言語だけを携えて、作者は世界に立ち向かっていく。この作品は一人の人間の中に沸き起こる複数の言語と文化、過去と現在の共振として読まれるべきように思う」 ーー磯崎憲一郎氏(朝日新聞2019年1月30日文芸時評) 高原の青い鳥 西の蔵の声 文字の高原 A child is born

とにもかくにもごはんとにもかくにもごはん

出版社

講談社

発売日

2021年8月12日 発売

うまくて、泣ける。 子ども食堂を取り巻くひとたちの生きづらさと希望を描く、老若男女群像劇。 「この本は私にホッとする明かりを灯してくれました。子ども食堂は人の数だけ人生があり、その人生がつながっていく場所。分断を迫られている今、ぜひこの本を読んでもらいたいです。私はもう続編を期待しています」--はるな愛 午後5時開店、午後8時閉店。 亡き夫との思い出をきっかけに松井波子が開いた「クロード子ども食堂」。 スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、就活のアピール目的の大学生。 お客さんは、デートに向かうお母さんに置いていかれる小学生や、 娘と絶縁し孤独に暮らすおじいさん。 みんないろいろあるけれど、あたたかいごはんを食べれば、きっと元気になれるはず。 やさしくって、おいしくって、心にしみる。 子どもも大人もお年寄りも、みんなまとめていらっしゃい。 午後四時 こんにちは 松井波子 午後四時半 おつかれさま 木戸凪穂 午後五時 いただきます 森下牧斗 午後五時半 ごちそうさま 岡田千亜 午後五十五分 お元気で 白岩鈴彦 午後六時 さようなら 森下貴紗 午後六時半 ごめんなさい 松井航大 午後七時 ありがとう 石上久恵 午後七時半 また明日 宮本良作  午後八時 初めまして 松井波子

強制的に悪役令嬢にされていたのでまずはおかゆを食べようと思います。強制的に悪役令嬢にされていたのでまずはおかゆを食べようと思います。

出版社

講談社

発売日

2021年8月2日 発売

ラビィ・ヒースフェンは、16歳のある日前世の記憶を取り戻した。今生きているのは、死ぬ前にプレイしていた乙女ゲームの世界。そして自分は、ヒロインのネルラをいじめまくった挙句、ゲームの途中であっさり処刑されてしまう悪役令嬢であることを。 しかし、真の悪役はネルラの方だった。幼い頃にかけられた隷従の魔法によって、ラビィは長年、嫌われ者の「鶏ガラ令嬢」になるよう操られていたのだ。 今ついにその魔法が解け、ラビィは自由の身となった。それをネルラに悟られることなく、処刑の運命を回避するために必要なのは「体力」--起死回生の作戦は、屋敷の厨房に忍び込み、「おかゆ」を作って食べることから始まった。 毎晩おかゆを食べ続け、徐々に回復してきたラビィ。彼女を蔑んできた弟のフェルや、形だけの許嫁である第一皇子のバルド、バルドの命令でラビィの監視をしていたサイなど、周囲の目も変わり始めーー!?

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP