出版社 : 講談社
伍子胥VS.范蠡 呉越両軍、激突! 国家の命運を賭した戦いが始まった。 伍子胥と范蠡、二人の知略戦の行方はーー。 2500年の時を超えて鮮やかに蘇る古代中国歴史譚!
はるか昔、銀河の彼方で…。 〈暗黒の艦隊〉や皇帝の遺産スパーティ・シリンダーを手に入れた帝国軍は、ついに新共和国に対して総攻撃を仕掛ける。「われこそは真の帝国の後継者」だと断言するジェダイの長シボースとスローン大提督の確執、ルークの命を執拗に狙うマラ・ジェイド、双子を出産したレイア……。 数々の戦闘や陰謀、人間模様が渦巻くなか、意外な新事実が明らかにされる。NYベストセラーとファンの間で伝説となったシリーズが、いよいよ完結! ※本書は1994年竹書房より刊行したものの改訳版となります。
はるか昔、銀河の彼方で…。 〈暗黒の艦隊〉や皇帝の遺産スパーティ・シリンダーを手に入れた帝国軍は、ついに新共和国に対して総攻撃を仕掛ける。「われこそは真の帝国の後継者」だと断言するジェダイの長シボースとスローン大提督の確執、ルークの命を執拗に狙うマラ・ジェイド、双子を出産したレイア……。 数々の戦闘や陰謀、人間模様が渦巻くなか、意外な新事実が明らかにされる。NYベストセラーとファンの間で伝説となったシリーズが、いよいよ完結! ※本書は1994年竹書房より刊行したものの改訳版となります。
一九三六年、博多の大学病院に勤める看護婦の久美子は、墜落して重傷を負ったフランス人飛行士と出会う。言葉が通じない二人の間に燃えあがる短くも激しい恋そして別れ。八十年後、久美子の血を引く二十六歳のあやめは二人を巡る不可解な物語を知る。恋愛小説の名手が、史実をもとに大胆に描いた恋愛ミステリ。
電車内で放火を図った女が逮捕された。まるで何かを待つように黙秘を続ける女の捜査中、鉄道会社にレールジャックを告げる電話が。犯人の要求通り、ある物を積んだまま暴走を続ける貨物列車。女と犯人の関係は?列車を爆破させず止められるのか?鉄道犯罪捜査のスペシャリストたちが脅迫犯に立ち向かう!
老舗商社が放漫経営で倒産へと追い込まれた。負債総額は一一〇〇億円を超える。会社更生法を申請するも再建にはみな懐疑的。社員とその家族を守るため、保全管理人になった弁護士の宮野英一郎とともに商社再建に賭けた男たちが立ち上がる。企業小説の第一人者が描く感動のビジネス&リーガルストーリー。
シリーズ累計20万部のラブコメミステリ! 泥棒一家、警察一家、探偵一家の運命が交差して、新たな物語がはじまるーー。 祝福されない、もうひとつの恋の行方は? 「Lの一族」に隠された過去とは? ドラマ化で話題沸騰!「ルパンの娘」シリーズ第3作登場。
大阪T市にあるO医科大学法医学教室。サイケなシャツ姿で現れたイケメン新人、伊月崇は目下、先輩のミチル先生にしごかれ中。ある日、電車に身を投げた女性の遺体が運ばれてきた。そして車に轢かれた女性も。驚くことに、これらの遺体には世にも奇妙な共通点があった。 それらは全く不可解な事故としか思えなかった。目撃していた人々も皆、口を揃えてそう言った。-ある時は混雑した駅のホームで、ある時は黄昏の色に染まった坂道で、突如、彼女たちは死に向かって身を投げた。若き法医学者、伊月崇と伏野ミチルの名コンビが事件の真相に迫る!女性法医学者が鋭利な筆致で描く意欲作。
元柳橋芸者ばかりが店子の貸家をいとなむ信兵衛が、若い囲い女と死んでいるのが見つかった。相対死か殺しか、北町奉行所定町廻りの喜平次は、覚山に疑念を持ちかける。一方、人気芸者友助に惚れている船頭の松吉は、落籍話を耳にしてすっかり落ちこむのだった。深川人情シリーズ第四弾!
女を騙して金を巻き上げる「色悪」というものが江戸を荒らしている。とはいえ、騙された娘たちが誰ひとり訴えようとしないために奉行所も手の打ちようがない。そこで、沙耶が囮になって色悪を捕まえようということになる。そのため、沙耶は「男に騙されやすい女」になるための修行を積むことに。そして男心を学んで犯人を逮捕するのであった。
2026年、京都で大暴動が起きる。「京都暴動=キョート・ライオット」だ。人々は自分の目の前にいる人間を殺し合い、未曽有の大惨劇が繰り広げられた。事件の発端になったのは、「鏡=アンク」という名のたった1頭のチンパンジーだった。霊長類研究施設に勤める研究者・鈴木望は、世界に広がらんとする災厄にたった1人で立ち向かった……。
みんな、なにかに困ってる。微妙な空気を絶妙に描き出す、奥田英朗の貴重な作品集! 「退社して独立」を上司に告げた日の夜、帰宅すると妻がしていたこととは? A.荷造り B.エクササイズ C.廊下のワックスがけ →こたえは「おれは社長だ」にて。 夫婦での帰省中、なぜか車にヒッチハイカーを乗せる妻。乗った男が失礼で、腹を立てる夫だが、妻は今度は見知らぬ老婆を乗せて……(「ドライブ・イン・サマー」)。娘が外泊したいと言い出した。きっと彼氏とだ。母はどうするべきなのか(「セブンティーン」)ほか、山田太一氏、イッセー尾形氏との対談も収録。 「わたしのいろいろが詰まった一冊です。どうぞお楽しみください。 奥田英朗」
結婚して、離婚して、新しい人に恋をして、 それでも「家族」は続いていく。 2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の俊英がおくる、新しい家族の物語。 川遊びの最中、小学生の娘・菜月が友人の娘と溺れるのを見て、とっさに助けに飛び込んだ守彦。 必死の想いで引きあげた腕の中には、菜月ではなく友人の娘がいた。 「お父さんは菜月をたすけてくれなかったもん」 その言葉を最後に、口をきいてくれなくなった血の繋がらない娘。七歳年上の妻ともすれ違いはじめーーー。 困り果て、とりあえずの間と家を出る守彦だが、会社の後輩や、川遊びに来ていたシングルマザーとの何気ない会話の中で、娘と妻への本当の気持ちに気づかされていく。 いつもあと一歩が踏み出せない、不器用な守彦の出す答えが心にしみる、新しい家族の物語。
ロジックの名手、新境地へー!ドイルとホームズ。クリスティーとポアロ。そして法月綸太郎と法月綸太郎ー。作家と名探偵、そのスリリングな関係に切り込み、本格ミステリの新たな地平を見出す華麗なる作品集!
★★★★★ 五冠獲得! ★第20回本格ミステリ大賞受賞 ★このミステリーがすごい! 1位 ★本格ミステリ・ベスト10 1位 ★SRの会ミステリベスト10 1位 ★2019年ベストブック さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補! 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒として死者の言葉を伝えることができる。しかしそこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かう。一方、巷では連続殺人鬼が人々を脅かしていた。証拠を残さない殺人鬼を追い詰められるのは、翡翠の力のみ。だが殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていたーー。 ●ミステリ作家より● ミステリ界随一の本格的な奇術家【マジシャン】でもある相沢沙呼の、巧妙にして実にイジワルな、それでいて実に胸の空【す】く一撃!/綾辻行人 この探偵のどこが凄いのかについては、読んだ人としか語り合えません。最後まで読み切った人としか……(含み笑い)。/有栖川有栖 自ら禁じ手としていた殺人事件を解禁した相沢沙呼はやはり強かった……。/青崎有吾 「全てが、伏線」の初刷帯に偽りなし。本年度の必読作です!/浅ノ宮遼 ”ちょっとばかし自信をつけたミステリ作家が格の違いを思い知らされて筆を折るレベル”の傑作でした。二度言います。傑作。/井上悠宇 帯でハードルを上げまくったのは正しかったと納得。というか感嘆。これは相沢沙呼にしか書けない傑作だと思う。/芦沢央 これはまさに超力作の傑作。僕は特殊ミステリの最新形態と呼びたいです。特殊性をああ使うとは!/今村昌弘 同年輩の本格ミステリの作家として「嫉妬」を覚えるほどの作品だった、というのが最大の褒め言葉になるのではないでしょうか。/鵜林伸也 一冊の本を書くためにここまでやるか、という……。同じ作家として、その熱意を見習わなければいけないと思いました。/岡崎琢磨 この本は「叫ぶ」だけじゃない。本格だった。純粋に「ミステリとして」おもしろかった。あと翡翠ちゃんはもちろん可愛いです。/織守きょうや 読んでいる間中翻弄され倒したのが面白かったです。翡翠ちゃん可愛い!は本当のことです。/斜線堂有紀 この作品は「2、3年後に文庫化してから」ではなく今読んだ方が絶対楽しいやつです。理由は読めば分かります!/似鳥鶏 完全に掌の上で転がされました。脱帽です。 「2019年最驚のミステリ」という惹句も絶賛の声も大げさじゃない。/葉真中顕 最後まで読んで全てにやられました……。何を言っても野暮になる。相沢さんにしかお書きになれない作品です!/降田天
日常は坦々と進んでいく。彼の大きな変化をのぞいてー。ある朝、目覚めると異常に気づく。俺は虫だ。巨大な甲虫になっている。だが、かまってはいられない。仕事に行かなくては。俺は家族を養わなくてはならないのだから…。実存主義的文学の先駆者であるカフカの代表作「変身」をまんが化。平凡な日常から逃げ出せない一市民におこった異常な変化を真剣に、時にコミカルに描き、実存とはなにかに迫る。
元日本人の青年が、オーガ族として魔界に転生した。その名をゴーラン。 魔界は現在、あちこちで戦争が勃発し、下克上上等の大戦国時代を迎えていた。加えて、魔界の住民は脳筋な奴らばかりで、特に謙遜を重んじる日本人には生きにくい世界だ。なにしろ、魔界の住民ときたら半歩下がると2歩踏み込んでくるやつらしかいない。 ゴーランは転生前の境遇により多くの武術を習っていた。さらに、武術以外にも多くの習い事をしていたので、カオスな魔界でもゴーランは単なる脳筋には遅れを取らず、かつ常に理知的であり、論理的思考と行動を実践できた。下克上(決闘)を申し込まれても並みのやつらなら負けることはない。 魔界の軍団長・ネヒョルはそんなゴーランに一目置き、要職に就かせる。軽いノリで就かされた部隊長の座だったが、それはゴーランにとって長い長い「下克上ライフ」の始まりに過ぎなかった。 オーガとして魔界に転生した現代日本人が、己の頭脳と腕っぷしで出世街道を驀進する、少年マンガ的激アツ下剋上物語!
ようやく手ごたえのある探索者(シーカー)と出会えたダンジョンマスターのアユム。しかし、まだまだ物足りない彼は、ゼーロスとケーンという「そこそこ」期待に応えてくれそうな探索者を見つけ、二人にノリノリで様々なトラップを仕掛ける。見立て通りにトラップを回避するゼーロスとケーンに、アユムは更なる楽しみを見つけるのだった。 一方、ペルエール王国の城下では、サリトス、フレッド、ディアリナの3人に、ディアリナの妹であるコロナが加わり、ラヴュリントスの攻略再開に向けて準備を始めていた。次の狙いはフロア3だ。 フロア3に入ったサリトス一行は、アユムの性格の悪さを見抜き、次々とトラップを暴いていく。しかし、アユムが仕掛けたとあるモンスターの一団の攻撃で、ディアリナは深手を負ってしまう……。 現代から転生したダンジョンマスターと探索者たちが頭脳と肉体を駆使して、生死スレスレの駆け引きを繰り広げる迷宮探索型ノベル、第2弾!
世界がゾンビだらけになり「終末」を迎えていたことを知る主人公の女子高生(以下JK)。 セーフティゾーンとなった学校の校舎に立てこもる人々に協力し、JKは生存者の探索などに尽力する。その最中、JKは、頭の中に流れる「幻聴」が自分のレベルが上がっていることを知らせるアナウンスと知る。 幻聴=アナウンスが流れるたびにスキルをチェックし「魔法」が使えるようになったことにテンションが上がりまくりのJK。しかしホビット、エルフ、ドワーフの存在を幻聴からほのめかされ、JKはさすがに驚く。 幻聴の指示により、JKはクエストに出てミッションをこなすことになる。学校を出て、幻聴が指定した「所沢航空公園」まで徒歩で向かうJK。道中、「正義の格闘家」を名乗る謎の女子中学生(JC)から襲撃を受ける。JK対JC。だがJKはJCを軽くあしらい、心を落ち着かせる。JCの名は羽喰彩葉(はくい いろは)。彼女は謎の女からJKを襲うように騙されたとのことだった。 道中が一緒ということもあり、JKとJCはともに西へと向かう。いったい、彩葉にJK襲撃の指示を出した謎の女とは誰なのか。そしてJKの向かう所沢には何が待っているのか。少しずつ、この不思議な世界の真実が明らかになっていくーー。