小説むすび | 出版社 : 講談社

出版社 : 講談社

ネタバレ厳禁症候群 〜So signs can’t be missed!〜ネタバレ厳禁症候群 〜So signs can’t be missed!〜

出版社

講談社

発売日

2019年8月22日 発売

これほどのトリック 柾木政宗がやらずに、誰がやる。 女子高生探偵と助手が挑む 奇怪な連続殺人ーー あなたは真相を見抜けるか? 「読者への挑戦状」つき。 女子高生探偵のアイと助手のユウは、ひょんなことから遺産相続でモメる一族の館へ。 携帯の電波が届かない森の中、空一面を覆う雨雲…… 外界から閉ざされた館で発見されたのは男の刺殺体だった。 遺体に載った巨大な鶴の銅像と被害者の異様な体勢、それらが意味するものとは?  謎解きの最中に第二の不可解な殺人も発生。さらには二人にも魔の手が。 やりたい放題ミステリ開幕! 「読者への挑戦状」  本作の登場人物数名には、ある重要な秘密があります。私は読者の皆様から、それを巧妙に隠しております。  その秘密は、本作において非常に重要な意義があり、そして作中のあちこちに散りばめられた手がかりに気付けば、誰にでも見抜けることをお約束します。  そのため今ここで、僭越ながら挑戦状を掲げさせていただきます。  登場人物に隠された秘密とは何か。  ぜひ頭をフル回転させて、解き明かしてみてください。  なお、物語の途中で秘密に気付いた聡明な方へ。ネタバレは厳禁でお願いします。  秘密が明かされるには、適したタイミングがあるというものです。  物語のクライマックスだったり、登場人物のターニングポイントとなる瞬間だったり、  そして、事件の真相が明かされるときだったり……。  それでは、ご健闘をお祈りいたします。                                   作者 拝

狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集

蘇える木枯しの文士 “どうで死ぬ身の一踊り”を実践し、 自ら破滅へと向かった大正・昭和初期の私小説家。 その生涯を賭した、不屈の「負」の結晶。 藤澤清造生誕一三〇周年 貧苦と怨嗟を戯作精神で彩った作品群から歿後弟子・西村賢太が精選し、校訂を施す。 新発見原稿を併せ、不屈を貫いた私小説家の“負”の意地の真髄を照射する。 芝公園で狂凍死するまでの、藤澤清造の創作活動は十年に及んだ。 貧苦と怨嗟を戯作精神で彩ったその作品群から歿後弟子・西村賢太が十九篇を精選、校訂を施す。 不遇作家の意地と矜恃のあわいの諦観を描く「狼の吐息」、内妻への暴力に至る過程が遣る瀬ない「愛憎一念」、新発見原稿「乳首を見る」、関東大震災直後の惨状のルポルタージュ等、不屈を貫いた私小説作家の“負”の真髄を照射する。 西村賢太 登場時すでにして古めかしいと評され、冷笑視されてもいたその文体だが、当然、小説が日記やレポートの類と違うのは、それが読者に読ませるものでなければならない点にある。その上では何んと云っても文体がモノを言ってくるわけだが、清造の場合、自らの古風、かつ独自の文体をより強固に支えるに戯作者の精神を持ってきた。そこが良くも悪くも、凡百の自然主義作品とは大きく異なるところである。 「解説」より (小説) 一夜 けた違いの事 秋風往来 狼の吐息 刈入れ時 母を殺す 愛憎一念 予定の狼狽 赤恥を買う 雪空 此処にも皮肉がある 或は「魂冷ゆる談話」 土産物の九官鳥 ・ (新発見原稿) 乳首を見る ・ (戯曲) 嘘 愚劣な挿絵 ・ (ルポルタージュ) 生地獄図抄 われ地獄路をめぐる 焦熱地獄を巡る めしいたる浅草 ・ 解説・年譜・著書目録

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP