小説むすび | 出版社 : 講談社

出版社 : 講談社

群像短篇名作選 1946〜1969群像短篇名作選 1946〜1969

雑誌『群像』は1946年10月号を創刊号とし、2016年10月号で創刊70年を迎えました。これを記念し、永久保存版と銘打って発売された号には戦後を代表する短篇として54作品が収録され、大きな話題を呼びました。このたびそれを文庫三分冊とし、さらに多くの読者にお届けいたします。 1946年10月号を創刊号とし、2016年10月号で創刊70年を迎えた文芸誌「群像」。 創刊70周年記念に永久保存版と銘打って発売された号には戦後を代表する短篇として54作品が収録され大きな話題を呼び、即完売となった。このたびそれを文庫三分冊とし、さらに多くの読者にお届けいたします。第一弾は敗戦直後から60年安保、高度成長期にいたる時期の18篇を収録。 岬にての物語    三島由紀夫 トカトントン      太宰治 鎮魂歌        原民喜 ユー・アー・ヘヴィ  大岡昇平 悪い仲間       安岡章太郎 プールサイド小景  庄野潤三 焔の中        吉行淳之介 家のいのち      円地文子 火の魚        室生犀星 離脱          島尾敏雄 囚人          倉橋由美子 リー兄さん      正宗白鳥 水           佐多稲子 気違ひマリア    森茉莉 妖術的過去     深沢七郎 懐中時計       小沼丹 骨の肉        河野多惠子 蘭を焼く       瀬戸内晴美

本のエンドロール本のエンドロール

出版社

講談社

発売日

2018年3月8日 発売

彼らは走り続ける。機械は動き続ける。電子化の波が押し寄せ、斜陽産業と言われようとも、この世に本がある限り。印刷会社の営業・浦本は就職説明会で言う。「印刷会社はメーカーです」営業、工場作業員、DTPオペレーター、デザイナー、電子書籍製作チーム。構想三年、印刷会社全面協力のもと、奥付に載らない本造りの裏方たちを描く、安藤祐介会心のお仕事小説。 大反響5刷! あなたたちがいるから本が読めるーー。 作家が物語を紡ぐ。編集者が編み、印刷営業が伴走する。完成した作品はオペレーターにレイアウトされ、版に刷られ、紙に転写される。製本所が紙の束を綴じ、"本"となって書店に搬入され、ようやく、私たちに届く。廃れゆく業界で、自分に一体何ができるのか。印刷会社の営業・浦本は、本の「可能性」を信じ続けることで苦難を乗り越えていく。奥付に載らない、裏方たちの活躍と葛藤を描く、感動長編。 【『本のエンドロール』ができるまで】の動画公開中! https://www.youtube.com/watch?v=586VXDPwowQ 印刷・製本等業界で働く人々から大絶賛! 本ができた感動は携わった人の思いが読者に届けられたときに得られるもの。ひとりでも多くの本好きに読んでほしい本だと確信しています。【印刷営業 男】 組版って、バランスよく、美しく並べて、読みやすい状態にすること、PCやスマホで文字を打つときは気にしないですよね。この本を読むときに少し気にしてもらえたら嬉しいです。【DTP組版 女】 「本」に関わる全ての人の姿を見せてやろうというタイトルに偽り無しの本でした。この中の一つに関わってるのだと思うと不思議な感じです。【印刷機オペレーター 男】 組版、校正、印刷、製本担当者は職人です! 組版の奥深さ、校正の大切さ、職人のこだわりをお楽しみください!【生産管理部 男】 世間的に出版不況と騒がれる我が業界の縁の下を、インキ臭く描いた、異色の小説が生まれました。ヤバい本を生み出すドラマは、きっと湿し水をあなたに与えてくれます。出版社と読者の真ん中で、日夜汗まみれパウダーまみれな僕達には、いつだって刷らなければならない本がある。閉塞感の強い時代に、ちょうしよく、空気を入れたい。仕事を探す若者に、仕事に疲れたつくり手たちに、僕ら現場からオススメします。【印刷営業 男】 小口側の扇のような丸みを見てやってください……。そこに私の奥義があります。【製本工場勤務 男】 実は1枚1枚、均一な印刷される前の白紙用紙を作って届けるのにもドラマがあります!! 用紙会社の思いも届け!!【用紙代理店 男】 第一章 『スロウスタート』 --早く刷れ! 第二章 『長篠の風』 --美しく刷れ! 第三章『ペーパーバック・ライター』-- 安く刷れ! 第四章『サイバー・ドラッグ』 --電子も作れ! 第五章『本の宝箱』 --本を造れ!

老侍老侍

出版社

講談社

発売日

2018年2月22日 発売

群雄割拠の戦国時代。武士たちは身命を賭して主君に仕え、家を守り、己の矜持のためにその生涯を生き抜いた。どんなに老いて体が衰えたとしても、その経験と智慧が輝きを失うことはない。常に戦いの中に身を置き、死を傍らに感じる中で、武将たちはいかに考え、いかに生き残っていったのか。最期の最期まで「侍」であることにこだわり続けた、六人の武将の生き様を描く作品集。 戦国時代に、「定年」はないーー。 「意地の天寿」……龍造寺家兼(齢九十三) 「勝てば良かろう」……朝倉宗滴(齢八十二) 「不屈なれ」……長野業正(齢七十一) 「捨て身の思慕」……宇佐美定満(齢七十六) 「魂の檻」……武田信虎(齢八十一) 「過ぎたるもの」……島左近(齢六十一) 群雄割拠の戦国時代。武士たちは身命を賭して主君に仕え、家を守り、己の矜持のためにその生涯を生き抜いた。どんなに老いて体が衰えたとしても、その経験と智慧が輝きを失うことはない。常に戦いの中に身を置き、死を傍らに感じる中で、武将たちはいかに考え、いかに生き残っていったのか。最期の最期まで「侍」であることにこだわりつづけた、六人の武将たちの生き様を描く作品集。 「意地の天寿」……龍造寺家兼(齢九十三) 「勝てば良かろう」……朝倉宗滴(齢八十二) 「不屈なれ」……長野業正(齢七十一) 「捨て身の思慕」……宇佐美定満(齢七十六) 「魂の檻」……武田信虎(齢八十一) 「過ぎたるもの」……島左近(齢六十一)

語り屋カタリの推理講戯語り屋カタリの推理講戯

著者

円居挽

出版社

講談社

発売日

2018年2月22日 発売

「君に謎の解き方を教えよう」少女ノゾムが、難病の治療法を見つけるために参加したデスゲーム。条件はひとつ、謎を解いて生き残ること。奇妙な青年カタリは、彼女に“Who”“Where”“How”などにまつわる、事件を推理するためのレクチャーを始める……!広大な半球密室、水に満たされた直方体、ひしめく監視カメラ、燃え上がる死体。生き残るには、ここで考えるしかないーー。 「正解だ、ご褒美をあげよう」 生存確率1%の推理ゲームーー 考えることは、生きることだ。 「君に謎の解き方を教えよう」 少女ノゾムが、難病の治療法を見つけるために参加したデスゲーム。 条件はひとつ、謎を解いて生き残ること。 奇妙な青年カタリは、彼女に“Who”“Where”“How”などにまつわる、事件を推理するためのレクチャーを始める……! 広大な半球密室、水に満たされた直方体、ひしめく監視カメラ、燃え上がる死体。 生き残るには、ここで考えるしかないーー。 フーダニット・クインテット ハウダニット・プリンシプル ワイダニット・カルテット ウェアダニット・マリオネット ウェンダニット・レクイエム ワットダニット・デッドエンド

白石城死守白石城死守

出版社

講談社

発売日

2018年2月15日 発売

戦地へと向かった伊達軍、その留守を狙い、白石城は上杉の猛攻を受ける。主君・政宗の命は「攻撃を受けた際にはすみやかに岩手沢に撤退せよ」というものだったが、浜田治部介と家来五十一騎は、籠城に出る……。なぜ主君の命に背いて籠城をするのか。表題作「白石城死守」のほか、五篇を収録。命を賭して己の意義を貫く生き方を端正な言葉で描き出した傑作。 伊達軍の巧妙な戦術により、上杉から奪い返した白石城。しかし、政宗出征により手薄となった守りに際し、石田三成からの命は、「上杉からの攻撃を受けた時には、すぐに白石から撤退せよ」というものだった。 不満を持ちながらも命を受けた政宗は、その留守を浜田治部介に任せた。戦地へと向かった伊達軍、その留守を狙い、白石城は上杉の猛攻を受ける。 浜田治部介と家来五十一騎は、城を明けわたすことなく籠城に出る……。なぜ主君の命に背いて籠城をするのか。 表題作「白石城死守」のほか、五篇を収録。 命を賭して己の意義を貫く生き方を端正な言葉で描き出した傑作。 与茂七の帰藩 笠折半九郎 白石城死守 豪傑ばやり 矢押の樋 菊屋敷

その可能性はすでに考えたその可能性はすでに考えた

出版社

講談社

発売日

2018年2月15日 発売

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。唯一生き残った少女には、首を斬られた少年が自分を抱えて運ぶ不可解な記憶があった。首無し聖人伝説の如き事件の真相とは? 探偵・上苙丞(うえおろじょう)はその謎が奇蹟であることを証明しようとする。論理(ロジック)の面白さと奇蹟の存在を信じる斬新な探偵にミステリ界激賞の話題作。 第16回 本格ミステリ大賞候補 ミステリが読みたい! 2016年版(早川書房) 2016本格ミステリ・ベスト10(原書房) このミステリーがすごい! 2016年版(宝島社) 週刊文春ミステリーベスト10 2015年(文藝春秋) 読者に勧める黄金の本格ミステリー(南雲堂) キノベス!2016(紀伊國屋書店) 次々とランクインを果たした注目作がついに文庫化! 山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。 唯一生き残った少女には、首を斬られた少年が自分を抱えて運ぶ不可解な記憶があった。 首無し聖人伝説の如き事件の真相とは?  探偵・上苙丞(うえおろじょう)はその謎が奇蹟であることを証明しようとする。 論理(ロジック)の面白さと奇蹟の存在を信じる斬新な探偵にミステリ界激賞の話題作。 第一章 吉凶莫測 第二章 避坑落井 第三章 坐井観天 第四章 黒寡妃球腹蛛 第五章 女鬼面具 第六章 万分可笑

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