出版社 : 集英社
四百年の時を越えて甦った伝説の黒魔道術士オーガスタ・ディーがついに動きだした。ザーン皇室の皇帝が急死し、オーガスタ・ディーの魂を宿すカミル皇子が次の皇帝に即位する、というのである。時を同じくして、シェスタの盟友アムスィル率いる小国エリアルが、突如近隣諸国に攻め入り、領土の拡大を始めた。シェスタ自身、商業都市ヴァリの三分の一が失われるほどの、炎魔バルログの激しい襲撃を受ける。その赤い瞳に予言された乱を呼ぶ“蛍星”の運命が今、成就しようとしていた。
小豆相場は天候によって左右される。体を張って気温変化を知ろうとする相場師“森玄”の調査を手伝った木塚慶太は、赤いダイヤ=小豆の魔力から逃れられなくなった。そして“森玄”に対して戦いを挑んできた松崎辰治の卑劣な手段。慶太を巻きこんで、「買い」と「売り」の壮絶な仕手戦がはじまる…。資料を駆使し相場のカラクリを暴く経済小説。
承太郎とディオの激闘は灼熱の砂漠を抜け、エジプトのカイロへ。果てしなく広がる熱い砂の海で彼らの行く手を阻むものは何か。大ベストセラーのノベライゼーションが明かす秘められた死闘!
リィアン皇室を滅ぼしたザーン皇室の背後には、四百年の時を越えて甦った伝説の黒魔道術士オーガスタ・ディーと彼が操る魔族の存在があった。乱を呼ぶ“蛍星”の運命を知りながら、シェスタは彼らの野望との対決を決意する。そんなとき、奴隷商人に追われる少女アージュラを助け、彼女の話から、砂の荒野「大砂地」の奥に失われた「土の神霊」に仕えた聖者の子孫が暮らしていることを知る。早速、リヤド達とともに「大砂地」へと向かうシェスタだったが、彼女を狙うオーガスタの魔手が…。
市助には8人の子がいた。その子らが夜ごと寝間をぬけだし、朝までタンスの上に坐っている…。「箪笥」など、能登を舞台に軽妙な語り口で綴る恐怖と戦慄の不思議な物語9編。(解説・郷原 宏)
ルナ人の魔術師メルドッグの追跡を逃れながら、東方にある両親の国へと向かうリュウの一行は、オラン人の国にたどり着く。貧しいながら心優しい彼らの中でしばしの平安を得たリュウは、自分の生き方について改めて考える。愛するミネルバと二人で静かに暮らすか、それとも虐げられている地球人たちのために戦う奉仕者、デミウルゴスになるか…。やがて一行のことはメルドッグの知るところとなり、激しい攻撃が仕掛けられる。リュウの中の闘士ティゲルが目を覚ます。彼のとるべき道は。
遠い昔、海に沈んだ大陸“螺・夢宇”。その災厄にすべての夢宇人は死に絶えたかにみえた…。時は流れ、モンゴルの大草原を騎馬民族が駆け巡る頃。吐蕃(チベット)を治めるビライ王家の冷酷無情な王子アビンは、強力な武器で近隣諸国を威圧していた。武器は王宮の地下で発見された夢宇の遺産である。一方アビンの刺客に国を追われた弟テムジンはモンゴル族に助けられていた。兄への復讐を胸に逞しく成長したテムジン。運命は彼を大草原の蒼狼、伝説の青戦士の道へ導いていくー。
極東航空には、鬼のヤタローと聖処女ウタゲという2大奇人パーサーがいる。二人とも完全主義者で容赦のない名物チーフだ。一方、極東航空を愛するあまり文句を連発するうるさい、うるさいパッセンジャーたち。この二つの“恐怖”を乗せてフライトする時、ドジスチュワーデスたちには、思いがけない悲喜劇が巻き起こる。様々な人生の縮図を乗せて繰りひろげるユーモア・フライト・ストーリー。
父、母、弟を戦争で喪い、10歳で孤児となった春日正明。同じ境遇の佐伯悦子と知り合い、結婚を誓い合ったものの別離を余儀なくされる。そして11年の歳月が経ち、正明は人妻となった悦子とホテルの一室で向い合った。悦子は夫の沢田を愛していないことを告白した。正明と悦子は再び結婚を決意するが、沢田は離婚に応じるのか?正明はかつての恩師・相川に相談するが。
ペンネーム阿騎浩太郎の名前で流行作家になっていた相川は、正明と悦子の結婚を全面的に応援することを約束した。一方、正明と悦子の関係に気づいた沢田は、二人に尾行者をつける。そして一度は正明と沢田はレストランで対決するのだが、離婚の話し合いは不調に終り、遂には卑劣な沢田は正明に刺客を放ったー。14歳の歳月を費やして、若き魂の軌跡を謳う感動の大河小説、堂々完結。