出版社 : 集英社
悠馬が冬休みにウィーンへ連れていってくれるときいて、こおどりしちゃった百合子。マリリンやアランたち、悠馬の仲間といっしょに訪れたのは、由緒ある名城・ウッヘンロール城だった。城の住人・シュンペンター氏の依頼は、実の娘で“ウィーンの微風”と異名をとる名スキーヤー、エリアンダを城へ連れ戻すこと。彼女は専属選手として、スキーメーカーのきびしい監視下にあるのだが…。
あたしマリナは、流行まんが家への仲間入りをめざして、42ページ穴埋めまんがに挑戦することになったの。ところが期限は2週間後!あたしは、わらをもつかむ思いで旧友の綾小路清香に応援を求めた…。ところが彼女も何ごとか助けを求めている様子。そこであたしは、美女丸を従え、一路、カバちゃんの待つ北海道へ。…そこには、白〓@51B3の美少年と恐怖の連続殺人事件が待っていたの。
「白馬に乗った王子さまに出会いたい!」女の子だったら、誰だって夢みるよね。そしてなんと!16歳の左右美はすごい美形のホンモノの王子さまと、仲よしになっちゃったんだ。彼の名は累。亡くなったママが日本人だから、日本語もペラペラなの。ママの故郷を捜したいという彼のために、BFの幾矢と左右美は活動を開始するが…。サスペンス味たっぷりの青春ロマンス。
菜生の記憶の底に鮮やかに残るピアノのメロディ。あれは、みっつかよっつの頃?だから、13歳の秋。ショパンを弾くひとつ年上の男の子、和音くんに菜生はひと目で魅かれてしまったの。五つ年上の尚樹お兄ちゃんは、そんな私をどんな気持ちで見つめていてくれたのかしら…。めぐる秋が、恋にときめき愛に傷つきながら成長していく少女を見守ってくれている。
ぼく(安達勇太)が、倉橋美麗とつきあい始めてから1年半になる。でも、いまだにぼくは美麗のことを好きなのかどうかわからない。そして、それは美麗も同じ。ぼくたちは、お互いを束縛しない、自由な関係の友達なのだ。ある夜、ぼくは美麗に電話した。部屋に行っていいかときいたら、友達がきてるという。行って、その友達に会って驚いた。その子は小学校時代にあこがれていた女の子だった。
ほたるのまわりで起こった不思議な事件のはじまりは、「幕末同好会」の三好先輩が手に入れた、130年前の着物だった。着物に縫いこまれていたブキミな丸薬と、「声なきせみ」と名のる女の子の手紙…。それによると丸薬を飲めば130年前の過去に行けるのだという。薬を飲み、眠りつづける三好先輩は、過去へ旅立ってしまった!先輩のあとを追って過去へ行く決心をしたほたるとBFの裕一だが。
正月早々、1台の自動車が河原に転落炎上する事故が発生した。中から発見された黒焦げの死体は、なんと自分自身だった。偽装殺人、ガス爆発…次々とまわりで起こる不吉な出来事と忍びよる腹黒い人間たち。そして突如、現れた謎の少女。身よりがないはずの主人公と莫大な遺産相続をめぐって、さまざまな思惑と謎が絡みあい、意外な結末をむかえる最新本格ミステリー。
徳川の治政定まって二百有余年、泰平を謳歌する頃、下級幕臣の困窮ぶりは目を覆うばかりだった。切羽詰った直参旗本の中に、武芸才覚に覚えのある者たちは結局、無頼の道を選ぶことになる。平山子龍道場で竜虎と並び称された狩野弥太郎と井部鉄之助は、賭場を荒しに行ったことから流浪の剣鬼・修喜寺左膳と乱刃を交え…。艶美な女性を配しながら描く傑作長篇時代小説。
江戸時代も中期を過ぎ、困窮した旗本小普請組の中でも、剣に優れた男たちがいた。無頼に走る彼等の中で、天保和寇党を結成した古城進八郎は、狩野弥太郎、井部鉄之助等を誘って江戸城大奥を襲い、また怪盗・庄吉と組んで佐渡金山から回送される御用金を狙うが、公儀隠密に知れ…。やるかたなき泰平の世に憤った若者たちを、官能の世界を織り込みながら描く長篇時代小説。
幕末・維新前夜、動乱の時代を過激に生きた男たち。-土佐藩・吉田東洋を斬った那須信吉をはじめ、寺田屋騒動の首謀者・吉村虎太郎、薩摩隼人・美玉三平、赤穂の山下鋭三郎、人斬り以蔵…。時の流れの急先鋒となった下級士族たちの半生を描く異色時代小説。
母を亡くし、叔母の家に世話になっている玲子。高校へ進み、叔母の夫の和郎の執拗な誘惑に耐えかねた玲子は独立を決意する。保育園で働くうちに、一児の父吉川を知る。園児まゆみの父吉川は、玲子にとってやがて一人の男性、吉川誠一となる。母のいないその家を訪ねるうちにいつしか玲子の気持は結婚へと進んでゆくのだった。18歳の妻、そして母親役も兼ねた玲子のたくましくも、激しい青春のすべて。映画化、TV化で既に大評判作の文庫化。
ミセス・ポリファックスは、自分の住む市のガーデン・クラブの役員で、病院でボランティアをする、要するにどこにでもいるアメリカのおばちゃまだ。それがある日、突然思いたってアメリカ情報組織の本拠、CIAに乗り入んで「わたしをスパイにしてください」「そんなばかな、ご冗談を」ところが、どういうわけか彼女の夢はほんものになってしまったのだ。元気印のポリファックスがさっ爽世界に登場。
「私」は40半ばすぎの中年私立探偵。自室で酒を呑みながらテレビを見て過ごす元新聞記者だ。別れた妻や、元女優で今は銀座のバーのママの美女なんかが独身の部屋を訪ねてくる。そんなある日、さる高名な画家の筆になる秘画が盗まれるという事件が持ち込まれた。春画に描かれた13人の美女を追う「私」と、次々訪れてくる不思議な女たち。秘画の行方を追う官能バイオレンスロマンの長篇。
納屋浩ー城南大学2年。酒に強く真赤なM・Gを乗り回すニヒリストで度胸抜群。松村俊夫ー浩の親友。大牧場主の息子で勉強以外なら天才的ヒラメキがある。綾小路和正ー伯爵家の4代目。殿様と仇名される程応揚な性格。女性にめがない。野間健太郎ー浩たちを教える城南大の俊才。型破りの性格でリーダー格。ほかに毒子こと悳子、新子を加えた面々は、財界の重鎮佐倉一郎のメモをめぐって奇怪な事件に巻き込まれたー。痛快な青春冒険小説。
城南大学2年の納屋浩は、ふとしたことから、大金持の娘の誘拐事件に巻き込まれてしまう。親友の綾小路和正、松村俊夫たちと、軟禁されているその娘を助けたがー。その後、娘の父・加納豪太郎が何者かに殺される。加納は戦中から悪辣な事業をやっており、麻薬密輸にも関わっていたようだった。個性豊かな若い男女が、事件解決に乗り出す、痛快青春小説。
1年以上もセックスを拒んだまま、妻は死んだ。妻の面影を追い続ける男は、たまらない孤独をふり払うために旅立った。そして、カプリ、夢に見た、妻そっくりの黒マントの女に出会った。妻との初めてのセックスを思い描きながら、男はその夜、女を待った…。現代最高の作家モラヴィアが描く究極の性の深淵。世界をスキャンダラスな話題に巻き込んだ期待の短篇集。
たった一枚の貼り紙が、死人をよみがえらせ、この小さな町オーカラに奇怪な事件を引き起こすことになった。「シー・バックルズは生きている」-おれの家の玄関に貼りつけられていた一行の文字はいったい何を意味しているのだろうか。おれは、ガース・ライランド。私立探偵じゃないが、この事件にクビを突っこむことになってしまった。