出版社 : 駒草出版
坂を下りてくる人坂を下りてくる人
ここにいないものをここで想うということ。どんなに強く望もうと永遠に続くものはどこにもない…移ろいゆく時のなかで人を想うとき希望は、見えない坂の向こうに。魚住陽子短編集。個人誌『花眼』掲載の10編他を収録。
夢の家夢の家
画家の女性と彼女がかつて共に暮らした男性との愛憎を互いの心情描写で綴る表題作「夢の家」、家族を喪った一人暮らしの中年女性と彼女が関わる整体院を中心に、彼女を取り巻く人間模様を描く「シェード」、妻に先立たれた夫が、死の気配を感じながら、過去と現在への想念の中で送る日々を淡々と綴った「旅装」、そして、女子高生たちの日常のやりとりをいきいきと描いた「物置に蝶が来ている」、その他2編を加えた全6編を収録。
泥の中を泳げ。泥の中を泳げ。
視聴率に翻弄される制作現場、局上層部の腐敗、ハニートラップ、社長の椅子をめぐるきな臭い争い、そして番組は裏で巨大な陰謀に操られ国際事件に発展しかねない大問題に発展していく…魑魅魍魎が跋扈する巨大組織に一人の新米テレビマンが立ち向かう!元・日テレのヒットメーカーが痛快に描くエンタメ小説!!
野宿に生きる、人と動物野宿に生きる、人と動物
ホームレスと暮らす犬や猫たちを、無償で診察する女性獣医師。社会の片隅で肩を寄せ合い生きる彼らとの、やるせなくて自由で温かい日々。そして、やさしい希望の記録。
PREV1NEXT