出版社 : KADOKAWA
「ドグラ・マグラ」は、昭和10年1500枚の書き下ろし作品として出版され、読書界の大きな話題を呼んだが、常人の頭では考えられぬ、余りに奇妙な内容のため、毀誉褒貶が相半ばし、今日にいたるも変わらない。〈これを書くために生きてきた〉と著者みずから語り、10余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、著者の思想、知識を集大成する。これを読む者は一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。 ※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「ドグラ・マグラ」は、昭和10年1500枚の書き下ろし作品として出版され、読書界の大きな話題を呼んだが、常人の頭では考えられぬ、余りに奇妙な内容のため、毀誉褒貶が相半ばし、今日にいたるも変わらない。〈これを書くために生きてきた〉と著者みずから語り、10余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、著者の思想、知識を集大成する。これを読む者は一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。 ※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
昌子は九州旅行で知り合ったエリート官僚の堀沢と結婚したが、平穏で空虚な日々ののちに妹伶子と夫の失踪が起こる。死体で発見された二人は果たして不倫だったのか。若手官僚の死の謎に秘められた国際的陰謀。
天皇と皇国日本に身をささげる「大義」こそ自分の生きる道と固く信じて死んでいった少年たちへの鎮魂歌。青年の挫折感、絶望感を描き、”この作品を書くために作家を志した”と著者自らが認める最重要作品。
戦中派の矢口は激しい生命の燃焼を求めてサラリーマンを廃業、安売りの薬局を始めた。メーカーは安売りをやめさせようと執拗に圧力を加えるが……大手スーパー創業者をモデルに話題を呼んだ傑作長編。
古神家の令嬢八千代に舞い込んだ「我、近く汝のもとに赴きて結婚せん」という奇妙な手紙と佝僂の写真は陰惨な殺人事件の発端であった。卓抜なトリックで推理小説の限界に挑んだ力作。
報酬15万ドル。出所したばかりの盗みの天才ドートマンダーに舞い込んだ大仕事、それは、大エメラルドを盗み出すというアフリカ某国からの依頼だった。不運な泥棒の奇怪で珍妙な大仕事!
妻と離婚するため故郷に向かう新進建築家のガイは、列車の中でチャーチルと名乗る富豪の息子と出会う。偏執的に父を嫌悪するその青年にガイは、自分の妻と彼の父との交換殺人を持ち掛けた!!
瀬戸内海に浮かぶ獄門島。南北朝の時代、海賊が基地としていたこの島に、悪夢のような連続殺人事件が起こった。金田一耕助に託された遺言が及ぼす波紋とは? 芭蕉の俳句が殺人を暗示する!?
さようなら母さん。泣かないでカリーン。ぼくは行きたくない。本当はここにとどまって、君といっしょに働いて、子どもをつくり、君を愛したい……。異国の地の戦場で砲弾にあたり目、鼻、口、耳をそぎとられ、両腕両足まで切断された青年ジョニーの心の旅を描く問題作。平和への思いをこめられて読み継がれた反戦文学の金字塔。
鳥取と岡山の県境の村、かつて戦国の頃、三千両を携えた八人の武士がこの村に落ちのびた。欲に目が眩んだ村人たちは八人を惨殺。以来この村は八つ墓村と呼ばれ、怪異があいついだ……。
退屈になると家族が集まり”物語”の連作を始める入江家。個性的な兄妹の性格と、順々に語られる世界が重層的に響きあうユニークな家族小説の表題作など、バラエティに富んだ7篇を収録。 秋風記 新樹の言葉 愛と美について ろまん燈籠 女の決闘 古典風 清貧譚
夢に現れた不思議な出来事を綴る「夢十夜」、鈴木三重吉に飼うことを勧められる「文鳥」など表題作他、留学中のロンドンから正岡子規に宛てた「倫敦消息」や、「京につける夕」「自転車日記」の計6編収録。
肺病でレイテ島に上陸した田村一等兵。死の予感から、島に踏み出した田村が見たものは。ミンドロ島で敗戦を迎え、米軍捕虜となった著者が、戦地と戦争の凄まじい有様を渾身の力で描き、高い評価を得た一冊。