出版社 : KADOKAWA
魔公爵ザウスは、大賢者カフロディーテのザウスタウン強襲を退けた。 カフロディーテの誤解も解くことができ、一時の安息を得たザウスタウンだったが、勇者セアとの決戦の日が近いと感じたザウスは、さらなる強化を決意する。 そして、最高到達値(カンスト)間近となったレベルをさらに上げるため、ザウスはより困難な試練に自ら挑んでいく。 すべては勇者セアに勝利して、死の運命を退けるため……。 一方、勇者セア一行は打倒ザウスのため、戦力増強を目的にカフロディーテの住む島を目指していた。 最強の中ボスが勇者を迎え撃つ! 痛快ざまぁファンタジー【勇者セア編】ついに完結!!
森の中でスローライフを送る、ハタノ家の夏が終わろうとしている。 暑い盛りも過ぎたということで、竜族の里へバカンスに! スマホで風景を撮影したり、お刺身を食べたり、水着で海遊びをしたり。 のんびり楽しく夏を満喫した後、家に帰ると新たな出会いが。 なんと、羽の生えた小さくて可愛らしいーー妖精さんたち!? とても不思議な存在だけど、父と母、子供たちからなる彼らもまた 僕らと同じ『家族』だった。 つまり我が家と同じように、幸せを掴むために乗り越えるべき問題があるってこと。 だけど解決のお手伝いをする中、僕は思いもよらない事態に向き合うことになる。 それはこの世界の成り立ち、地球との関係、そして僕自身のーー。 父さん、僕、あなたの息子に生まれてきてよかった。 いま改めて、そう思うんだ。
ある日突然月が崩壊し、その半分が地上に降り注いだ。この災厄で、人類は滅亡の危機を迎えることとなった。 しかし、月の衝突で発生した未知の素粒子「フェムト」には強大過ぎる恩恵があった。新たなエネルギー資源として世界の復興に貢献するだけでなく、フェムトに適合し取り込んだ一部の人間が、超能力を有する新人類「アウター」として覚醒したのだ。 やがて人類は荒廃世界で争いを加速させることとなったが、追い打ちをかけるように、復興のために稼働していたAIロボット「イモータル」が暴走し、人類を攻撃するようになってしまう。 フェムトの採取とイモータルの根絶を目的として結成された傭兵団、そのルーキー傭兵である主人公は、欲望渦巻く様々な戦闘に巻き込まれていく。 大人気ゲームシリーズ『DAEMON X MACHINA』のストーリーを別視点からより深掘りした、シリーズ開発プロデューサー佃健一郎本人執筆、ファン必読の1冊! また、佃健一郎氏への独占インタビューを収録した、ここでしか読めない大ボリュームの巻末付録も必見!
ついに赫灼たる猿侯を倒し、エリーティアの親友を救い出したアリヒトたち。さらにその成果が認められ、テレジアを人間に戻す手段のある四番区へ向かう権利を手に入れる。 しかし、彼らの前に立ち塞がる五番区の序列一位は因縁の深い『白夜旅団』。彼らも秘神と契約した者たちであり、アリヒトはかつてアリアドネから聞いた『我と敵対する秘神に遭遇した時は、無条件に戦わなくてはならない』という言葉の意味ーー『神戦』の存在を知ることになるのだが……?
メイプルと共にNewWorld Onlineの世界を駆け抜けた最強の相棒サリー。彼女から見たメイプルとの日々は、一体どんなものだったのか? そして復帰した2人が歩む冒険とは? 本編でサリーがメイプルに伝えた、あるお願いまでに至る道を、サリーの視点から描いた「アナザー」編と、NWOに復帰したメイプルたちの冒険を描く「アフター」編を収録! ラスボス級の元・大型新人は、成長した仲間たちと今日も楽しく冒険に挑む!
国境の街を魔物暴走から救ったり、冒険者一行を餌付けしたりしながら続けてきた隣国の首都への旅もいよいよ終盤! 広大な草原で超巨大なワニや動く樹木を目の当たりにし、この世界の奥深さに改めて感激する莉奈。しかし、ようやく休憩というところで焼酎の原料になるという木の実を見つけてしまい、お酒好きなフェリクス王の態度が急変ーー!? 一方、首都モルテグルが近づくにつれて、何やらきな臭い雰囲気に。どうやら首都が危機的状況であるらしく……?
各地を旅し、数々の強敵を討伐してきたソウシたち。その活躍ぶりはついに王家の耳にまで届き、直々に呼び出しが! 王城の地下に眠る限られた者しか入れないダンジョンを攻略し、とんでもないレア度の新装備まで獲得。そんなソウシの力を目の当たりにした国王から、ある重要人物の護衛を依頼される。その人物とは以前エルフの里で助けた冒険者シズナ。暗躍する大国メカリナンに命を狙われる彼女だが、当の本人はソウシたちとのダンジョン攻略をご所望でーー!?
ゲームの敵陣営・魔族に転生してしまったレイは、部下が全滅した魔王様に助けられてたった一人の部下になる。 まずは貢献しようと、荒らされた地下迷宮にスキル『ダンジョンマスター』を使ってみたら、強力ギミックの作成から四天王の蘇生まで可能なチート性能でーー。討伐不可能な最強集団が形成されていき、個性豊かな四天王にも認められていつの間にか魔王様の右腕扱い!? 美人で最強、なのにポンコツな魔王様と征く人類蹂躙譚!
サリーの想いが垣間見える人気SS「防御特化と今まで。」「白峰理沙と一人見る夢。」のほか、本編から外伝に繋がる書き下ろし短編も収録した小冊子つき豪華特装版!
目が覚めると、ちっぽけなグリーンスライムに転生していた俺。 しかも、何もかも枯れ果て誰もいないーーもしやここって終末(っぽい)世界? なにそれ怖い、とぷるぷるした俺は、スキルで可愛い仲間を生み出し緑化の旅へ出ることに。 土壌改良、促成栽培、ポーション生成など生産系スキルで目指せスローライフ!! と思いきや、黒カニ、肉塊、巨人ガエル……って強敵ばかりに襲われて!? 「た、退避ぃぃぃっ!!」 「きゅー!」 「ぎ、ぎぃー!?」 前途多難(サバイバル)な異世界旅、開幕!
父の代で没落し、継ぐ家を失った男トマーシュ。 小役人として忙しなく働きつつ、この生活も悪くないと思っていたある日、旧友にして当代唯一の勇者となったミロスラフと再会する。 かたや英雄、かたや没落。二度と交わらないと思っていた関係は、ミロスラフの小さな問題を解決したことをきっかけに再び動き出す。 ただの小役人なのに勇者の仲間たちにギルド、何より勇者本人から注目され、彼らの抱える問題を解決していくことに……!?
ダンジョンで崖が崩れ、パーティーからはぐれてしまったナオとナツキ。ナオがとっさに放った魔法で何とか助かったが、そのまま川に流されてしまう。その後岩山に洞窟を発見するが、そこはボス部屋へと続く通路だった。一方、ナオたちを心配しつつも帰還ポイントに戻ってくるハルカ、トーヤたち。そこには一足先に帰還ポイントに戻ってきていたナオとナツキの姿が! 再会を喜ぶ一行は、ラファンに戻り、早速、ダンジョン二十一層の攻略に向けて準備を始めるーー。ダンジョン探索に加え、酒蔵造りに味噌&醤油作りと、王道スローライフも満喫のシリーズ、13弾! キュートなレミーの初めて冒険を描く、大ボリュームのサイドストーリーも収録! プロローグ/第一話 遭難/第二話 帰還/第三話 準備/第四話 副業/サイドストーリー「レミー、はじめてのぼうけん」/
「私のギルドに入らない?」欧州最強テイマー・レイナから突然のスカウトを受けた透。 なし崩し的におしかけてきた彼女との共同生活が始まりーー!? 有名配信者パーティーの先輩からは引き留められ、日本最高のギルド《熾天》からも引き抜きの話が。 引っ張りだこの透だったが、江ノ島に大規模ゲートが開いたことで事態は急変。 選りすぐりの仲間と、最大級の災厄に挑むーー! 最強ペットたちとのダンジョン探索ライフ、怒涛の第二弾!
『貸本屋おせん』で日本歴史時代作家協会賞新人賞受賞、 『梅の実るまで』で山本周五郎賞候補となった注目の新鋭が満を持して放つ感涙の長編時代小説! 南部藩の村に生まれたリュウは馬と心を通わせる10歳の少女。厳しい自然のなかで名馬「奥馬」を育てる村では、時に人よりも馬が大切にされていた。リュウの家にも母馬が一頭いるが、毛並みの良い馬ではない。優れた馬乗りだった兄が二年前に亡くなり、家族は失意のなかにあった。祖父は孫娘に厳しく、母は小言ばかり。行き場のない言葉を抱えたリュウが馬の世話の合間に通うのは「柳の穴」と呼ばれる隠れ家だった。姉のようにリュウを見守る隣村の美少女セツ。村の有力者の優しくてドジな次男坊チカラ。「穴」に住む家無しのスミ。そこでは藩境を隔てて隣り合う村の子どもが集まり、自由な時を過ごしていた。 ある日、片腕のない見知らぬ男が「穴」に現れる。「仔は天下の御召馬になる」。馬喰(馬の目利き)の与一を名乗る男はリュウの育てる母馬を見て囁いた。将軍様の乗る御馬、即ち「天馬」。しかし天馬は天馬から生まれるのが世の道理。生まれにとらわれず、違う何かになることなどできるのだろうか? リュウは「育たない」と見捨てられた貧弱な仔馬を育て始める。 村を襲う獣、飢饉、「穴」の仲間や馬たちとの惜別。次第に明らかになる村の大人たちの隠しごと。与一との出会いから大きくうねり始めるリュウと仔馬、仲間たちの運命。なぜ人の命も馬の命も、その重さがこんなにも違うのか。馬も人も、生まれや見た目がすべてなんだろうか。いつか大人になったら、すべてわかる日が来るのだろうか? 生きることの痛みも悔しさも皆、その小さな体に引き受けながら、兄の遺したたくさんの言葉を胸に、少女と仔馬は生きる道を切り拓いていく。 第一章 柳の穴 第二章 駿馬の仔 第三章 渡り狼 第四章 馬方節 第五章 飢饉 第六章 馬鈴 第七章 野馬捕り 第八章 シラカンバ 最終章 八高田
科学を信じることは、人を信じることじゃないかな? 元科捜研トップの鑑定技術力と知識から「彼に鑑定できない証拠物はない」と称された土門誠。民間鑑定人となった土門のもとに、大学教授の猪狩愛が訪れる。彼女は土門の過去を知る数少ない友人のひとりだが、研究中に起きた大学内での火事で記憶を失ってしまう。そればかりか放火の疑いをかけられ……。旧友を信じたい思いと、科学的事実の間で揺れる土門が導き出した答えとは? 孤高の鑑定人が真実を暴くサイエンスミステリシリーズ最新作、ついにドラマ化!
ごとうしのぶの珠玉の名作『シンプル・カオス』が完全版として登場! 名和四兄弟を巡る不思議とすべてを超越した切ない恋の物語、その先がここに。 「好き、って、なんなのだろう。」 自分が告白したことで、幼なじみの名和秀真と関係がこじれてしまった蕪木摂は、後悔の念に苛まれていた。 重い気持ちのまま登校した翌日、突如意識を失ってしまった摂は友人が大事にしていたトランペットを預かったまま、自分のいた世界とは似て非なる世界に転移してしまう。 存在しないはずの友人の双子の弟、いないはずの彼女ーーそして、目の前には昨日の告白がなかったかのように屈託なく笑う秀真。 「お帰り、摂」。 名和家と縁のある神様に願って摂をずっと待っていたという秀真は、あの夏のことを語り出す。 一方、名和家には新たな怪異が忍び寄っていて?
奴隷の自分を買った侯爵家当主で鬼人のロイから無条件に愛を与えられることで、心を開き彼の伴侶となった「渡り人」のリン。リンを巡っての王宮との騒動のほとぼりが冷めた頃、突然ヴェルデ侯爵家を茉莉花が訪ねてくる。どうやら、王政が弱体化したことにより、周辺貴族たちの間で王位争いが起こっているらしい。一方、渡り人を使って王族が何かを企んでいたらしいと情報を掴んだロイは、獅子獣人の友人を訪ねるが、そこでリンはかつての飼い主の貴族に遭遇し、攫われそうになる。間一髪でロイが救出するが、その貴族から、「リンを狙っている連中がいる」という情報を知り…?
H・P・ラヴクラフトの熱心な愛読者であり、とりわけ「クトゥルーの呼び声」に魅せられて自らも神話創造に参入したロバート・E・ハワードによるクトゥルー神話作品のほぼ全てを網羅する、21作品600ページを収録。 キンメリアのコナンが活躍した“ハイボリア時代”と『無名祭祀書』を結びつけるミッシング・リンクともいうべき無名の小説断片や、格闘ゲームでおなじみの"シュマ・ゴラス"の出典である「黄金髑髏の呪い」など、商業未訳作品を複数収録していることに加え、既訳のある作品についてもクトゥルー神話研究家・森瀬繚が語彙のひとつひとつを徹底的に監修。 ーーーーーーーーーーー 収録作品: アーカム(詩)/無名の断片(断章)/影の王国/黄金髑髏の呪い(断章)/バル=サゴスの神々/暗黒の民/大地の妖蛆/妖蛆の谷/スカル=フェイス/夜の末裔/黒の碑/屋根の上の怪物/憑かれた指輪/われ埋葬にあたわず/墓所に棲みつくもの/黒熊は噛む/例の屋敷(断章)/翡翠の神(断章)/アッシュルバニパルの炎/蹄のあるもの/庭園への扉(断章) ーーーーーーーーーーー
王族の専任護衛役ヨセフは、暫定統治団の副長官という大役を終えて帰還した元将軍副官ディルクとようやく再会を果たした。しかし過酷な任務によって、かつての剽軽さは鳴りを潜め、ディルクは刃のような硬質さを持つ成熟した男になっていた。一方、田舎者丸出しだったヨセフは王都の水に磨かれ、洗練された青年へと成長していた。互いの知らない二年の月日を超えて、再びヨセフとディルクの恋が動き出すがーー!?
六十年に一度、皆が伊勢神宮へ向かう、おかげ参りの年。六つになる姪の結に、大坂の大店の跡取りになる養子話が舞い込んだ。しかし、本家からの迎えは来ず、なぜか伊勢まで結を連れて来て欲しいと文が届く。うまい話に乗っていいのか見極めるため、両替商の三男坊・九郎は、姉夫婦から頼まれて結を送ることに。拾ったばかりの仔犬のまろ丸をお供に旅に出たものの、行く先々で困った事に遭遇し、九郎はそのたびに良い考えを求められ……。 己の居場所が見つからない九郎と、大店の財を継ごうとしている結が、明日を懸けて東海道を西へ行く! 一 上方からの文 二 日本橋〜品川 三 品川〜小田原 四 小田原〜箱根 五 箱根〜丸子 六 丸子〜島田 七 島田〜舞坂 八 舞坂〜吉田 九 吉田〜岡崎 十 岡崎〜四日市 十一 四日市〜伊勢 十二 西へ、明日へ