出版社 : KADOKAWA
上原蒼は海辺の病院を訪れる。 かつて、彼もここに入院していた。突如として謎の奇病に冒されたかつての仲間たちの殆どは死に絶え、生き延びた者たちもいまだに退院できていない。 蒼は”あの日”起こった出来事を思い出し、語る。とある地方都市に蔓延した、大人が死に至り、子供に力が宿る病のこと、そして戦いの結末をーー。
「大作映画のようだ。困るなー。俺より面白いんじゃないか?」と今野敏氏も驚愕! 伝説の元刑事とイマドキ刑事、執念の捜査行。 パイルドライバーの異名をとる元刑事久井重吾の元に訃報が届いた。元上司が残酷な手口で殺害されたというのだ。しかも十三年前の未解決少女殺害事件の手口と酷似していた。イマドキの刑事中戸川俊介とコンビを組み、アドバイザーとして捜査を開始した久井。やがて、元上司が引退後も追っていた未解決事件の裏に、不法滞在中国人の存在が浮かび上がり、県警警備部も事件を追っていることが判明。直後、第二の殺人が。謎が謎を呼ぶ事件の犯人の正体は。 進化を遂げた警察ミステリー!
過去の記憶を喪い、妖怪たちの住む世界で目覚めた人間の姿の私は、いつしか彼らと暮らすことになった。妖怪たちに乞われ、文字を教える「先生」となったが、彼らに教える日々は、時に退屈で、時に充実していた。だが、私が一体何者で、なぜこの世界に来たのか、誰も知るものはいなかった。いつも私の傍から離れないアオバズクは、なにか知っているのだろうか。ある日、烏帽子を被った一つ目の妖怪が私の前に現れ、二つ目の月に触れれば、元の世界に戻れるというのだが…。衝撃のラストが誘う切ない涙。注目の気鋭による長篇小説。
朝倉義景ー時に愚将と誹られながらも、一際異彩を放ち、信長をも追い詰めた男。名門朝倉家に生まれ、若くして家督を継いだ男は、もはや形骸化した幕府と将軍の世に己の活路を見いだす。誰からも理解されぬ苦しみと孤独を背負った男は、戦国の世に、そして天下に、何を望んだのか…。『天下は朝倉殿持ち給え。我は二度と望みなし』信長の上洛要請を拒否し、戦国最強の男の敵に自らなった男。戦国史上、もっとも異彩を放つ武将の生涯を鮮烈に描いた、書き下ろし長篇歴史小説。
その出来事のあと、強い絆で結ばれた少女たち。三十年前の、あの蔵の思い出が今、蘇るー。小学5年生の夏。遼子と美音は四葉の家でよく遊ぶようになった。四葉の家は幽霊屋敷という噂が立つほど、広大な敷地に庭園、広い縁側、裏には隠居部屋や祠、そして古い蔵のある家だった。亡くなった弟への伝えられなかった思い、こじれてしまった友情、記憶を失っていく大好きな祖母との関係など、自分ではどうにもできない思いを抱えた少女たちは、ある“蔵での出来事”をきっかけに絡まった糸をほどいていく…。繊細な少年たちの心を描いた椰月美智子の名作『しずかな日々』の少女版!輝く少女たちのひと夏の物語。
江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。 塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。 亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇! 第一話 開けずの間 第二話 だんまり姫 第三話 面の家 第四話 あやかし草紙 第五話 金目の猫
レイとザックの前に現れた、何の変哲もない「民家」。 だが、リビングに入ると部屋の中は血まみれ。そしてレイは突如として取り乱した。 「お願い、ザック、今すぐここで殺して! なにも知らないままで!」 そのまま失神したレイに呆然とするザックは、家の中を歩きはじめる。 レイが一体何者なのかを知るために。だが、ザックが辿りついた先で目撃したのはーー。 果たして二人は「約束」を守りぬき、無事にこのビルから脱出できるのか?
四万の亜人連合の軍勢に包囲された聖王国。 聖王国最強の聖騎士レメディオスの指揮のもと、防衛作戦が実行されるも疲弊した人間軍は亜人の蹂躙を止められない。 王としての約束を果たすため、 魔導王アインズは魔皇ヤルダバオトとその配下メイド悪魔にたった一人で立ち向かう。 そしてーー 紅蓮の炎につつまれた聖王国は救済されるのかーー正義に導かれる13巻。
『迷宮討伐軍』の迷宮攻略は、ポーションによって劇的に前進した。 『迷宮都市』に広められた知識は、街の薬師の在り方を変えていった。 錬金術師・マリエラの存在が街に影響を与え始めた頃、彼女を取り巻く人々の想いにも、少しずつ変化が訪れていた。 Aランク冒険者を目指し、さらなる力を求め始めるジークムント。 マリエラに対する愛情に気付き、決意を新たにするリンクス。 そんな二人の気持ちをよそに、うっかり食べ過ぎてしまうマリエラ。 ーー陽だまりでまどろむような日々。それが、いつまでも続くはずだった。 大人気ファンタジー小説、待望の第三巻! 『B's-LOG COMIC』にてコミカライズも好評連載中!
ラーソン警部の目の前で、監視中のアパートが爆発した。猛火に襲われた人々を救うべく奮闘するも虚しく、建物は焼け落ちた。焼死者の中にはある事件の容疑者が。出動したはずの消防車はなぜこなかったのか?
SNSで「閲覧注意」動画を目にしてしまった中学生、子どもの成長を逐一ブログに書き込む母親、ネットアイドル……日常生活の一部となったネットの様々な側面と、人とのつながりを温かく描く連作短編集。
コナン・ドイル財団が初めて公式作品認定をした八十数年ぶりの名探偵シャーロック・ホームズ新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』に続く第二弾(とはいえ、前作の続きでは無く、独立した物語として楽しめる)。「今、一番おもしろいミステリ作家」として名高いアンソニー・ホロヴィッツが贈る再読必至のミステリ大作! 本作の書名「モリアーティ」とは、世紀の名探偵ホームズに匹敵する知能を持った悪の権化であり、BBCのドラマ『シャーロック』等でも有名になったホームズの宿敵の名前(映画『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』の最後の最後にも登場)。この邪悪な天才こそが裏で糸を引く形で、ロンドンで起こる犯罪の半分が発生していたのだ(第二短編集『シャーロック・ホームズの回想』内の「最後の事件」より) 一八九一年に起こった、ホームズとモリアーティ教授の対決である「最後の事件」の5日後、その現場を、二人の男が訪れるーーピンカートン探偵社調査員のチェイスと、スコットランド・ヤードのジョーンズ警部だ。彼らは、情報交換の末、モリアーティ教授への接触を試みていたアメリカ裏社会の首領を共に追うことにする。ライヘンバッハ川から上がった死体が隠し持っていた奇妙な紙を手がかりに、捜査が始まるが……めくるめく推理劇の果てに、かつてない衝撃の結末が訪れる! 解説「期待に応え、予想を裏切る」:有栖川有栖 【アンソニー・ホロヴィッツ】 1955年生まれのイギリスの作家、脚本家。1900万部「アレックス・ライダー」シリーズなど多数の著書がある一方、脚本家として『名探偵ポアロ』『バーナビー警部』等の数多くのテレビ・ドラマ作品も手がけている。他に、『007 逆襲のトリガー』も執筆。他に『カササギ殺人事件』『メインテーマは殺人』等 ライヘンバッハの滝 アセルニー・ジョーンズ警部 ミッドナイト・ウォッチ 手紙 カフェ・ロワイヤルにて ブレイズトン・ハウス 血と影 スコットランド・ヤード 〈ボストニアン〉 チャンセリー・レーンのホーナー クラーケンウェルでの夕食 外国 三等書記官 罠 ブラックウォール・ベイスン 逮捕 デッドマンズ・ウォーク ミート・ラック 光の復活 外交特権 真相 続きから ーーー 三つのヴィクトリア女王像 ーーー 訳者付記 解説ーー期待に応え、予想を裏切る 有栖川有栖
フランスののどかな小村・セレ村にある聖マリー教会から、バチカンに奇跡申請が寄せられる。 山の洞穴に祀られた聖母像を礼拝している最中、「鳴ると奇跡が起こる」との言い伝えがある舌(ぜつ)のない鐘が鳴り、青い鳥が福音を告げ、全盲の少女・ファンターヌの目が見えるようになったというのだ。 証拠の映像も残っており、奇跡調査官の平賀とロベルトは、早速現地へと調査に向かう。 この一帯は、かつて「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれる怪物が出没したとの伝説が残り、狼男や人を惑わす妖精が跋扈すると噂の森が広がる地だった。さらにファンターヌは3年前、森で大ガラスの魔物に出会ったことで視力を奪われたらしく──!? 2人の活躍がたっぷりと楽しめる! 天才神父コンビの事件簿第14弾! プロローグ 鐘は鳴る、奇跡の印として 第一章 鳥と聖母 第二章 謎多き道の始めに立ちて 第三章 悪しき霊らの為業 第四章 墓標と少女 第五章 精霊たち 第六章 天は微笑む、良き者にも悪しき者にも エピローグ 主は全ての人々の傍らに
烏丸家売却騒動以降、衣更月の態度がおかしいことが気にある花穎。そんな中訪問先の植物園で起こった小さな事件。いつもは暴走する花穎を諌めるはずの衣更月が、なぜか自ら原因究明に乗り出して……!?
それはまるで明治大正の浅草。レトロな街並みを異形達が跋扈する不思議な街、華舞鬼町。狭間堂たちは常世を目指す魂が迷子にならないように、お盆の最終日に送り火として水路に灯篭を浮かべ道を示すのだ。那由多は狭間堂の手伝いでお使いの帰り、迷い込んだ小さな男の子の亡者がアヤカシに捕まるのを目撃し思わず後を追いかけるが、うっかりそのアヤカシのアジトに入り込んでしまう。隠れた物置の中から那由多は彼らの計画を知る。光に弱いアヤカシは、送り火を消してしまおうとしていた。壁越しに聞こえる声の中に円が混じっているのに気がつく。話を聞いた狭間堂は「本所七不思議」の一つである『送り提灯』を借りるため、那由多とふたりで錦糸町の報恩寺を訪ねる。狭間堂に言われて那由多が写真を撮ると、写っていたのは遠い昔の送り火の風景だった……。大人気シリーズ第三弾! 第一話 那由多と利根川の友だち 第二話 那由多と狭間堂の師 第三話 那由多と送り火 余話 狭間堂と海座頭の……
ゴジラに対して連戦連敗を繰り返す人類は、最終兵器・メカゴジラを開発して最後の戦いに臨むーー壮大なSF黙示録、対ゴジラ戦の記念碑的エピソードを収録した過去編。
「我々日本人は『故郷のあるユダヤ人』になろうじゃないか」。戦中・戦後の苦難を乗り越え、昭和25年に川崎製鉄を創設した西山弥太郎は、千葉に世界最新鋭の製鉄所を建設するとぶち上げる。日銀の一万田総裁が「強行するなら、ぺんぺん草が生えることになる」と毒づいたと言われる中、第一銀行の酒井頭取は「もはや矢は弦を離れた」と支援に踏み切り、通産省の若手官僚たちも「日本の再建には良質の鉄が必要だ」と後押しした。