小説むすび | 1988年12月発売

1988年12月発売

オ-ルド・ドッグ出撃せよオ-ルド・ドッグ出撃せよ

カムチャツカ半島北方のカバツニャに、ソ連のレーザー基地が設置された。その怖るべき威力により、アメリカの偵察機RC-135と偵察衛星、さらに新型大陸間弾道ミサイルが一瞬のうちに消滅した。脅威を感じたアメリカは国連安全保障理事会を召集、ソ連の行為を非難してレーザー基地の封鎖を図る。だが、その試みは失敗した。そんな折り、ネバダ州の空軍基地から飛び立った一機の爆撃機があった。B-52“オールド・ドッグ”-B-52Hを全面改装して最新電子機器と強力なミサイルを搭載、レーダー波を吸収する金属で覆ったステルス爆撃機である。卓越した技術と不屈の魂を持つレーダー航法士のマクラナハン大尉、その相棒の航法士ルーガー中尉、重傷を負いつつも操縦輪を握り続けるエリオット将軍、副操縦士のオーマック中佐、そして二人の女性、電子戦オペレーターのウェンディと銃手のアンジェリーナ。彼ら六名の搭乗員が、死力を尽くして息づまる航空戦を展開する。元航法士が最新情報を駆使して描く軍事スリラーの超話題作。

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