1993年3月5日発売
金雀枝(えにしだ)荘の殺人金雀枝(えにしだ)荘の殺人
70年近くも昔の奇妙な三つの死。昨年の冬、完璧に封印された館で発見された、不条理きわまる六つの死。…過去に9人もの命を奪った“呪われた館”を今また6人の男女が、警察も見放した謎を解明すべく訪れた。推理行の果てに浮かびあがる戦慄の犯人像、そして新たなる惨劇。恐怖と幻想の本格ミステリー。
神の子羊(2)神の子羊(2)
「ジルベールに会わせてあげる」セルジュ・バトゥールと美少年ジルベールの足跡を追い続けるアンリに思いがけない出来事が。…そして、過去へ向かう時計の針が、ゆっくりと回り始めた…。活字で甦る、名作漫画『風と木の詩』の続篇。
葡萄色の血の女葡萄色の血の女
ガソリンが混入された石油ストーブで焼死した香原周一郎。容疑者として香原家の家庭教師、笹山克典が犯行否認のまま逮捕された。逮捕理由は目撃証言と周一郎の妻と笹山との不倫。事件は罪状否認のまま公判に持ち込まれた。罪名は『現住建物放火ならびに殺人』。冤罪と確信した若林弁護人は、目撃証人の偽証を突き崩すべく、法廷での鋭い反対尋問を始めた…。
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