1995年2月25日発売
大勝利!南太平洋大海戦(1)大勝利!南太平洋大海戦(1)
昭和十六年十二月八日、米国太平洋艦隊の本拠地パールハーバーを奇襲攻撃した帝国海軍は、太平洋上の米軍基地を次々に占拠した。ガダルカナル島をはじめソロモン諸島全島に飛行場を建設、これを“浮沈空母”に見立て、米・豪の連絡線を遮断する大構想を立てた。しかしミッドウェー海戦に空母赤城ら四隻を失う敗戦の後、ガダルカナル島も米軍に奪取されてしまった。昭和十七年十月、ガダルカナル島ヘンダーソン飛行場の再奪取を目指し、帝国陸海軍は隠密作戦を展開する。高速戦艦金剛、榛名の艦砲攻撃と同時に陸軍歩兵部隊は夜闇にまぎれ、泥濘のジャングルを突き進む…。
欲望専科女教師欲望専科女教師
美しい顔をゆがめ、唇を噛んだり、身震いしたり、しきりに声をあげて-イイ、イイ、イイ-と泣くような細い声は耳の底で性感帯を刺激して…高額の学費を取る花ムコ学校だが、美人校長自らのベッド講習の人気で生徒は満杯。さて、その楽しみな実習が始まって…現代風俗と男女の営みをリアルな筆致で描く官能長編ロマン。
令嬢クリスティナ令嬢クリスティナ
これは若くして死んで現世を離れ切れぬ女の幽霊の恋物語だ。Z村の貴族屋敷の住人たち、モスク未亡人とその娘二人は、令嬢クリスティナの美しい絵姿を生前の寝室に飾り、さながら聖画像のように渇仰していた。令嬢は未亡人の姉で、ルーマニア全土を震撼させた1907年の大農民一揆に巻き込まれたのだ。まだはたち前だった。死骸は見つからなかった。物語の舞台はそれから30年近く経っていて、貴族屋敷を訪れた青年画家と考古学者は、令嬢クリスティナについて村では身の毛もよだつような噂がささやかれていることを知る…。
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