1995年5月20日発売
半七捕物帳半七捕物帳
日本にもシャーロック・ホームズはいた。江戸の風物、人情に関する綺堂の豊かな造詣と限りない郷愁を身にまとった神田三河町の岡っ引・半七の名推理は、大衆文学史に、“捕物帳”という魅力のジャンルを拓いた。江戸ならではの怪事件の謎を通して、この街に生きた人びとの息づかいをも活写した探偵譚六十八編から、江戸市井物に才筆を振るう直木賞作家が十編を厳選、雑誌発表時の挿絵とともに贈る。
Engage(1)Engage(1)
「君は私のものだ」-舞台がはねた後、伊関拓朗を待っていたのは、大手広告代理店課長・永見潔の熱烈なアプローチだった。永見の艶やかな眼差しに心を奪われながらも、自分の未来を決めつけたような言葉に反発し、思わず犯してしまう…。
PREV1NEXT