1999年5月10日発売
夫婦善哉夫婦善哉
しっかり者の新地の芸者蝶子は若旦那柳吉と駆落して所帯を持ち、甲斐性なしの夫を支えて奮闘するー大阪の庶民の人情を自在な語り口で描いて新進作家の地位を確立した「夫婦善哉」のほか、「放浪」「勧善懲悪」「六白金星」「アド・バルーン」、評論「可能性の文学」。作家生活僅か七年、裏町人生のニュアンスに富んだ諸相を書き続けて急逝した織田作之助の代表作六篇を収録。
デカメロン(上)デカメロン(上)
十四世紀イタリアのフィレンツェでペストが猛威をふるった時、七人の淑女と三人の紳士が森の館に避難し、毎日交代で面白い物語を話して聞かせることになった。-イタリア・ルネサンス期の巨人が残した世界文学史上不滅の古典に新たな生命を吹きこむ苦心の訳業。本巻には前半の第五日第七話までを収録(第三日、第四日は省略)。
光さすうちに光さすうちに
40代の主婦の座にある西川深雪が、中年の魅力あふれる野上謙三の中に見いだしたのは、夫に対するそれとは異なったもう一つの純粋な愛であり憧れであり心の支えであったのだが、神はそれを黙認するだろうか。感動のロマン。
仲間がくれたあたたかでつよい贈り物仲間がくれたあたたかでつよい贈り物
大学に進学した“ぼく”は、何かを求めてバトミントン部へ。先輩達との確執の中、仲間達に支えられ、レギュラーの座をかけた試合に臨む。情感あふれる青春ストーリー。
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