2002年9月20日発売
グリ-ン・アイスグリ-ン・アイス
恋人が起こした事件の罪を被って二年の刑に服したアーニーが出所したとたん迎えにきた恋人は射殺され、彼が信頼していた男も彼の目前で殺される。彼が次に訪ねた男もまたわずかな隙に射殺された。自らが何故か罠にはめられたことを知ったアーニーは、真相を探るべくしゃにむにギャングの仕掛けた包囲網に飛び込んだ!ハメット、デイリ、チャンドラーと並ぶハードボイルド派の伝説的名作を、気鋭の翻訳で贈る、ファン待望の一冊。
誰かに、似ている誰かに、似ている
特別なことじゃない。あり得ない話でもない。もしかすると、これは「彼女」の昨日を描いたものかもしれない。スチュワーデス、幼稚園教諭、ビール会社営業職、商社OL-。流される日々の中で澱のように積み重なる、誰にも言えないホンネのキモチ。あなたの隣の「彼女たち」を紡いだ、四つのストーリー。
子供たちの探偵簿(1(朝の巻))子供たちの探偵簿(1(朝の巻))
ミステリに庶民的な明るさとユーモアを初めて導入した仁木悦子の、少年・少女を探偵としたユニークな本格推理小説集。母の連れ子、教育ママに悩む少女と親友、野球コンビの同級生など、性格や境遇は違っても、子供たちの澄んだ眼は真犯人を逃がさない!意外なヒントから謎を解いていく彼らの名推理は、大人たちが忘れ去った星空のようにキラメいている。
原罪原罪
小説編集の桜井透也は、担当作家の穂高櫂とプライベートで親密な関係にある。憧れの作家と恋愛をしていること自体、透也にとっては信じられない上に、仕事の立場で、肉体関係をもっている相手にどう接していいのか戸惑っていた。そんな時、透也は新人作家の担当になる。新鮮な気持ちで仕事に夢中になる透也だが、その分、穂高に会う時間がなくなり…。甘く切ないラブSTORY。
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