2004年12月20日発売
ある日、黒崎一護の前に、死神・朽木ルキアがあらわれた!超A級霊媒体質の一護を狙う、虚と呼ばれる悪霊を追ってきたのだ。とばっちりを受けて襲われた家族を救うため、一護はルキアの力を借りて死神となり、虚を消滅させた。しかしその翌日、登校した一護を待っていたのは、尸魂界に帰ったはずのルキアだった。
淳平たち映像研究部のメンバーは、映画撮影のための合宿を行うことになった。部員である東城綾、北大路さつきに加え、ヒロイン役の西野つかさ、なぜかついてきた南戸唯も参加、合宿はなにやら波乱の予感?嵐の中、森の小屋にふたりきりになったり、肝試しでペアになったり、淳平のココロも揺れ動く。ジャンプフェスタで上映された特別編アニメのノベライズ。
中途半端な霊媒能力を持つ女子高生・八重。今回はなぜか、祖母の願い(脅迫?)で、イケメンヒーロー番組のクイズ大会に参加。ところが、それがとんでもない事件の発端に!現れた最強の敵を前に、八重は、十郎はどう戦う?命がけの勝負が始まる!「DEATH NOTE」の小畑健とのコラボによる幽霊ノベル第3弾。八重の秘密が、今明らかに…。
渋谷にバラバラ死体が降ってきた!!死体はすべて行方不明の女子高生。事件当日、「呪われた」という言葉を残し失踪した親友カヤノを探すため、リカは単身、「幽霊ビル」へ!頼れるのは「プラトニックチェーン」にアクセスできるという、奇妙な少女ナルミだけ。ケータイを駆使して女子高生が事件の謎に迫る。
憧れ、初恋、上京、旅立ち…今はコンクリート製だが、かつては粗末な木の橋だった。橋桁がゆるんでいて、人が乗るとふわふわと揺れた。子供たちはゆらゆら橋と呼んだが、大人たちのなかには戻り橋というものもいた。この橋を渡ってからよそから村に来た女は、この橋を渡って村を去っていく。こんな風説が健司の子供のころ、村中でささやかれていたことがあった。健司の脳裏を、去っていった身近な女性たちの顔がよぎる。女の心はゆらゆら揺れない。ゆらゆら揺れるのは男のほう。『コンビニ・ララバイ』から2年半、情感豊かにつづられた“ゆらぎ”の物語。人は一生に何度、恋をすることができるのか。
無学で貧乏、容姿に恵まれず、夫にも逃げられた「最も不幸な女」が唯一、持っていたものとは…それでも、幸福を信じていたい。それでも、誰かを支えていたい。貧しいアラブ人メイドとパリの上流階級の人々との心温まる人間ドラマをエッセイスト岸本葉子が翻訳。
明治三十七年十二月、少壮英文学者・夏目金之助が処女小説『吾輩は猫である』を世に問うた。ここに「作家・夏目漱石」誕生。…日本近代文学史上、最も重要な大事件であった。定説では、神経衰弱に悩んでいた漱石に、高浜虚子(正岡子規後継者、「ホトトギス」主宰)が「気晴らしの文章を書くことを勧めた」のが、執筆のきっかけとされる。しかし、今回新発見された漱石書簡によれば、それ以前から小説の構想と新しい文体をめぐって、あるウラ若き女性と意見を交わしていた重大新事実が浮上してきた。手紙には「美禰」という名が記されている。この謎の女性は、漱石作家デビューにどうからんでいたのか?さらに漱石の文豪たるゆえんは、現代日本語表現の基本を創り上げた功績にあるが、そんな大仕事を、なぜいきなり処女作で成し遂げられたのか?謎の書簡と謎の女の真実を求めて…“文学探偵”見参!その推理が冴える。
かつて忽然と消息を絶った旅客機が、今、還ってきた。しかし68名の乗員乗客にとって、時計の針は10年前を指したまま。歳月を超えて実現した奇跡の再会、そして旅立ちの物語。
生きる意味を見いだせない僕が選んだ“意志のない旅”。迷いこんだ国で待ちうけていたものは-パワフルでナイーヴ、スリリングでセンチメンタル。息をもつがせぬ冒険と哲学の物語。アカデミー賞受賞映画『グラディエーター』の脚本家が贈る、新しい時代の青春小説。
幼なじみのルーンの安全を守るため、フィリエルは、伯爵と女王候補アデイルに力を貸すことを約束。貴族の娘としてふるまうのに必要な教育を受けるべく、修道院附属学校に入学する。しかし平和に見えた学園は、乙女たちの陰謀が渦巻く場所。フィリエルは初日から生徒会の手荒い歓迎を受けることに…。胸躍る長篇ファンタジー第二巻。
山陰の大地主の跡取り息子として何ひとつ不足のない生活を送る青年園田順吉が、初めて知った真実の恋。その相手は山番の娘小雪だった。身分差ゆえ、順吉は勘当され、ふたりは松江に逃げ、友人の庇護でささやかな新世帯をもち、労働生活を始める。幸福もつかの間、順吉は戦争にとられ、残された小雪は…。ドラマ化・映画化された、至高の青春純愛小説の金字塔。
十八年ぶりに江戸の土を踏んだ浪人・生田嵐峯。かつて気鋭の漢詩人として活躍しながら、姦通の濡れ衣を着せられ出奔し、流浪の旅を続けていたのだ。詩を捨て、剣の道を選んだ嵐峯は、過去の真相を探り始める。その矢先、謎の刺客が来襲、背後に秋田藩の御家騒動をめぐる陰謀が浮上してきた…。ナポレオン騎兵の洋剣を打刀拵した直刀をたばさむ異端の剣士、見参。
「強欲」と悪評高い津築弁護士。が、司法浪人中の樹は、彼に理想の弁護士を感じ、押しかけ秘書になる。「本当の先生はそんな人じゃない!」噂通り、津築は金になる仕事しか引き受けず、優雅で自堕落な日々を送つていた。しかしある時津築の深い悲しみを感じ、樹は彼を救いたいと願う。過去に追われる津築に、強引に抱かれてしまうのも恋心ゆえなのに-。法曹界で生きる大人の男の恋。かきおろしは同棲生活の試練が甘く。