2006年発売
ビール会社の若手宣伝部員のオレに突然下った転勤辞令。左遷先は売上最低、上司も無能な地方支店。田舎のドブ板営業を舐めきっていたオレだが、毎日酒屋へ足を運ぶうちに、やがてビール営業の面白さに目覚め始める。売らされているうちは半人前、自分で考えて売っていくのが営業の醍醐味だ!全国約3000万人(推定)の営業マン&ウーマンに贈る青春爽快物語。
将軍家が鷹狩りを催す御鷹場を荒らす尾白の鷲と、鉄砲方の人々との血みどろの葛藤(「鷲」)。兜を持っている者が連続して辻斬りに…。ひとりの女が届けた兜が、祟りをもたらす(「兜」)。吹雪の夜、妖麗な白い影が人家へ忍び込み、若い娘を招き去る(「雪女」)。-不思議な因縁の糸に導かれ、人知を超えた恐怖の世界を垣間見てしまった人々の運命は?全十編を収録。
風呂の排水口に○○タマが吸い込まれたら、自慰行為のたびにテレポートしてしまったら、突然家にやってきた弁天さまにセックスを強要されたら。人間の過剰な「性」を描き、爆笑の後にもの哀しさが漂う悲喜劇。
地下鉄車内で男が刺殺された。彼は謎の言葉を残していた。身元は不明だが、派出所で「警察の元締めはどこか」と尋ねていたこと、伊勢名物・赤福餅を持っていたことが判明。十津川は伊勢へ飛ぶ。
不幸な境遇にありながらも、太陽のように人々の心を照らす少女ハイジ。山奥で孤独に暮らすおじいさんとの絆、そして足の不自由な少女クララとの出会いーー壮大な自然の中で繰り広げられる、愛と幸福の名作。
聖遷暦一二一三年、偽りの平穏に満ちたカイロ。訪れる者を幻惑するイスラムの地に、迫り来るナポレオン艦隊。対抗する術計はただ一つ、極上の献上品「災厄の書」。それは大いなる陰謀のはじまりだった。
犯罪を超えたその先に、本当の闇がある。2日間の悪夢と、孤独な愛情の物語 直木賞受賞第1作 書下ろし長編小説 「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身によって明かされなければならない」
異才・中島らものB級ホラーの頂点! 瀬戸内海の小島に、サイコセラピーのために集まった5人の男女。薬の投与と催眠術を使った治療で、彼らの意識は10歳のこどもへと戻ってゆく。抱腹絶倒、やがて恐怖が襲う超B級ホラー。(解説/いしいしんじ)