2007年11月29日発売
再訳 朝鮮詩集再訳 朝鮮詩集
日本帝国植民地下に編纂・和訳された『朝鮮詩集』。六十余年を経て、在日の民族詩人・金時鐘は朝鮮本土に原詩収集と詩人たちの経歴調査をおこない、詩の形態を含め、原詩の保全を第一とする再訳を果たした。祖国解放からあらたな文体を得てはじめて立ち現れる朝鮮の真なる詩人とはー。ハングル原詩との対訳、さらに詩人略歴を全面改訂。
トラやトラや
うつ病に苦しみ、老父の介護に疲れた私のもとへ現われた子猫。軒下で鳴いていた。トラや、ともに生き、生き延びてきた十五年をここに記そう。ささやかだけれどかけがえのない家族の年月を描ききって南木文学の新たな頂点を指し示す傑作小説。感動の書き下ろし作品。
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