2012年2月22日発売
やりたいこと、夢、特になし。自慢は家事の腕前だけ。そんな佳人が背中を押されて始めたのは、見ず知らずの男女6人+管理人のタカ先生での共同生活。“シェアハウス小助川”という名前の医院を改築した大きな“家”でー。優しすぎて生きづらい、不器用な若者たちの成長を温かい視線で描ききった長編エンタメ。
“知恵伊豆”この賢者なくして「徳川の平和」はなかった。老臣たちの権謀を抑え、江戸城下の建設に腐心する松平信綱に最大の試練「島原の乱」が迫る。松本清張賞作家が為政者の真の勇気を問う意欲作。
東欧の元諜報部員、国連平和維持軍の被曝した兵士、ハンガリー動乱で対峙した二人の将軍、古びた建物を駆け抜ける不思議な風の歌…。ベルリンの壁崩壊以後、黄昏ゆくヨーロッパをさすらう記憶の物語。
奇跡、幻影、魔法、予知夢ーーあらゆる超自然が信じられていた、暗黒の時代の物語 『オトラント城』は最初のゴシック小説であり、今日のホラー小説の原点である書。格調は損なわずに斬新な新訳で刊行する。『崇高と美の起源』は、そのゴシック美学をはじめて理論化したエッセイ。 『オトラント城』 ホレス・ウォルポール 著/千葉康樹 訳 『崇高と美の起源』 エドマンド・バーク 著/大河内昌 訳
書きたい気持ちが童話を生み出す力になる! アイデアの出し方や登場人物の描き分け、ストーリーの進め方などを、名作童話や小説、コントなどを具体例にして解説し、童話を組み立てるためのコツを余すところなくふんだんに伝授する。さあ、童話を書こう! まえがき 第1章 人称と文体 旅立ち 一人称と三人称 敬体と常体 第2章 アイデアは無限に 身近なものから 客と噺家 歌詞もメロディーも 一枚の絵 ヘンリー・ダーガー マリー・ローランサン 第3章 登場人物の魅力 個性をはっきり 性格を活用 キャラクターの奥行き 相関関係 第4章 背景の設定 舞台背景と時代背景 生活背景 異世界と現実世界 第5章 構成と構造 起承転結 三つの“リ” 枠のなか 第6章 ストーリーの進め方 展開法と帰納法 話の続き プロップのカード 第7章 小道具の活用法 パイプにリンゴに塗り薬 銃と帽子とカーネーション 白テン・トランク・録音機 ウサギの着ぐるみ・ぬいぐるみ 第8章 タイトルのつけ方 タイトル グレード 連作 第9章 パロディーとオマージュ 『ふたりのロッテ』 「蜘蛛の糸」 『シンデレラ』 『椿姫』 第10章 テーマとラスト テーマは背骨 ラストの余韻 楽園に あとがき