小説むすび | 2014年10月7日発売

2014年10月7日発売

IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅

インド人行者の不思議な旅を描く人生賛歌 インチキ苦行を見せ物にするヒンドゥー教のサドゥー(行者)、アジャタシャトルーは、彼を信じる人々から集めた金で格安航空券を買い、あのIKEAが発売した新型の針ベッドを買うためにインドからパリに渡った。全財産は、片面しか印刷されていない粗悪な偽造100ユーロ1枚のみ。タクシー運転手を偽札でだまして空港からIKEAへ、店内では気の優しいフランス人女性マリーから昼食をせしめたアジャタシャトルーは、目当ての針ベッドが発売開始される翌日まで店内モデルルームで過ごそうとタンスに隠れた。しかし深夜、展示替えのためそのタンスがトラックで搬出されてしまう。そしてイギリス、スペイン、イタリア、リビアへと、彼の奇想天外な旅が始まった…。 くすくす、爆笑、しんみり、じんわり…そして読了後はなぜかハッピーになれる、人生賛歌。フランスで30万部を売り上げたベストセラーがいよいよ日本上陸。

あなたがいてもいなくてもあなたがいてもいなくても

出版社

小学館

発売日

2014年10月7日 発売

不倫、だけど純愛。心に迫るラブストーリー 放送局に勤める倫子。3年近く一緒に暮らした局のディレクターである達彦が亡くなった。恋人として達彦と濃密な日々を過ごした倫子だったが、それは、許されぬ不倫の恋でもあったのだ。葬式の日に初めて会う達彦の妻・ひとみと娘。そちら側の席に自分ではない女性がいる現実に打ちのめされる。ストーリーは、葬式の日から遡り、二人の女性の間で揺れ動く達彦との日々を紐解きながら進んでいく。最後に妻ひとみから倫子へ手渡された達彦からの手紙。そこには倫子に対する深い愛情がしたためられていた。禁じられている恋だったかもしれない、だけどお互いが必要だと思えた確かな瞬間があればいい。「愛」だけを純粋に求め合った二人の軌跡をたどる物語。2007年4月に刊行した「六月の海を泳いで」からタイトルを変え、加筆改稿し待望の文庫化。 【編集担当からのおすすめ情報】 恋をしている全女性に贈りたい純愛ラブストーリー。倫子の気持ちが、時に淡々と、時に心乱れながらも、バランスを保っている様が真に迫る。愛する人を失うことが、逆にその人の存在を大きくするという事実に心が震える物語です。

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