小説むすび | 2014年6月25日発売

2014年6月25日発売

まるまるの毬まるまるの毬

出版社

講談社

発売日

2014年6月25日 発売

お君ちゃん、今日の菓子はなんだい?江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。でもこの一家、実はある秘密を抱えていて……。思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説! お君ちゃん、今日の菓子はなんだい? 江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。 繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。 若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。 娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。 でもこの一家、実はある秘密を抱えていて……。 思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説! 「たかが菓子だ。そんな大げさなものじゃねえさ」 武士から転身した変わり種 諸国の菓子に通ずる店の主・治兵衛 「お団子みたく、気持ちのまあるい女の子になりなさい」 菓子のことなら何でもござれ 驚異の記憶力を持つ出戻り娘・お永 「お菓子って、面白いわね、おじいちゃん」 ただいま花嫁修行中! ご存じ、南星屋の”看板娘”・お君 カスドース 若みどり まるまるの毬 大鶉 梅枝 松の風 南天月

人生は彼女の腹筋人生は彼女の腹筋

出版社

小学館

発売日

2014年6月25日 発売

早すぎる死。惜しまれて逝った作家の小説集 51歳で突然この世を去った著者が生前発表した作品の中からセレクト。いずれも単行本初収録。 親友の妻の鍛えられた腹筋に惹かれていく主人公の複雑な心情を描いた「人生は彼女の腹筋」。高級リゾートの取材で出かけたバリ島で虐げられる犬たちを目撃したことから始まる「バリ島の犬」。夜の闇の中で飛行機の離発着を眺めながら繰り広げられる「那覇空港のビーチパーティ」。アメリカのニューオリンズでハリケーンに導かれるように出会う日本人女性と現地老人との交流の物語「ルイジアナ大脱走」。離婚してから4年偶然京都で再会した男女の感情の移ろい「秋になれば街は」。夜の国道沿いの中古車センターで明らかになっていく友人とその妻と僕の真実「完璧な土曜日」。いずれの作品も、「場所」をきっかけに変化していく人と人の関係を、丁寧な筆致、意表をつく設定、鋭い洞察力で物語化した、読む者の心にじんわりと染みこむサプリメントのような小説。 【編集担当からのおすすめ情報】 著者の駒沢敏器さんは、2012年、51歳の若さで突然この世を去った作家、翻訳家です。彼の小説は、豊富なアメリカ文学からの読書体験と、世界を旅して培った鋭いフィールドワークの眼が見事に生かされたもので、これからも素晴らしい物語をたくさん私たちに届けてくれるはずでした。ここに編まれた小説は彼のベストといってもいいものばかりです。こうして1冊の本にしながら、かえすがえすも彼の早すぎる死が悔やまれてなりません。

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