2014年7月30日発売
日本最大の暴力団・菱口組系三次団体の佐村組組長が突然、姿を消した。二次団体である燦宮会の理事長になることが決まった直後のことだった。抗争なのか、内部犯行なのか。燦宮会会長の二木は旧知の元ヤクザ・矢能政男に調査を依頼する。物証ゼロ。容疑者は“動機あり、アリバイなし”のヤクザたち。果たして探偵・矢能の「推理」の行き着く先はー!?『藁の楯』著者最新作は、痛快無比の悪漢探偵小説!史上最凶、犯人当てミステリー!
デビュー作が大ヒットして一躍ベストセラー作家となった新人マーカスは第2作の執筆に行き詰まっていた。そんなとき、頼りにしていた大学の恩師で国民的作家のハリー・クバートが、少女殺害事件の容疑者となる。33年前の失踪した美少女ノラの白骨死体が彼の家の庭から発見されたのだ!マーカスは、師の無実を証明すべく事件について調べはじめる。全欧州で200万部のメガセラーとなった若きスイス人作家ディケールの傑作ミステリ。
ハリー・クバートの代表作『悪の起源』は、34歳のハリーと15歳の少女ノラの愛を下敷きにしていた!少女殺しの嫌疑をかけられたハリーの無実を証明すべく青年作家マーカスは独自の調査をもとに『ハリー・クバート事件』を書き上げ、再びベストセラー作家となったが…。次々に判明する新事実、どんでん返しに次ぐどんでん返し…。全世界32か国以上で翻訳出版され、眠れぬ夜を過ごす人々を続出させたスイス発のメガヒット・ミステリ。
何時だって何歳だって女の友情はめんどくさくって、あやうくって、美しい。OL、ママ友、中高生…。さまざまな年代、立場の女性の友情に隠された想いを情感あふれる筆致で描ききる!注目度ナンバーワンの新鋭が贈る連作ミステリ。
盲目のギリシャ人美術商ハルキスの葬儀が厳粛におこなわれた直後、遺言書をおさめた鋼の箱が屋敷の金庫から消えた。警察による捜索が難航する中、クイーン警視の息子エラリーが意外なありかを推理する。だが、捜査陣がそこで見つけたのは、身元不明の腐乱死体だったー“国名シリーズ”第四作は、若き名探偵が挑む“最初の難事件”にして、歴史に残る傑作である。
1931年のその日、ベルリン警視庁殺人課警部のラートを呼び出した副警視総監の機嫌は最悪だった。ニューヨーク・ギャングの殺し屋と目されている危険人物ゴールドスティンがベルリンに来訪しているというのだ。その目的は一切不明。犯罪組織リングフェラインが、彼に殺しを依頼したのだろうか?だれもが疑心暗鬼になる中、ラートはこの男の二十四時間の監視を命じられるが…。ベルリン・ミステリ賞受賞シリーズ!
警官に仲間を殺され、復讐を誓う窃盗犯の少女。アメリカの殺し屋はベルリン来訪の目的を明かさず、対立する犯罪組織は相手方がこの危険人物を招いたのではないかとパニックに。そんな中で、無理難題を次々と抱えていくベルリン警視庁のラート警部と恋人チャーリー。激動の時代背景を巧みに織り込みながら、抜群のストーリーテリングで読者を強烈に牽引する、警察小説の白眉!
スカイツリーを襲った宇宙怪獣を辛くも撃破してから二日。一騎と亜紀子、悠里とヒメは茨城県内のとある神社に護送された。そこで出会った美少女巫女ひかるは、ヒメとの意外な関係を明かす。一方、日本近辺には透明怪獣が次々と出現。その裏には地球侵略を企むチルゾギーニャ遊星人の恐るべき目論見があった。最強の宇宙怪獣を前に人類は?本格SF+怪獣小説『MM9』第3部。
高橋新吉、辻潤、秋山清…大正の世にかりそめに咲いた前衛芸術の徒花。韓国文学史上唯一のダダイストの交友の軌跡から、その鮮烈な青春のきらめきをエピソード豊かに描く。刹那的な彼ら“三国同盟”の友情。日/韓式ダダ群像。