2014年発売
信濃の要衝である高遠城を奪うことに成功した織田信長は、武田の息の根を止めるべく、自ら岐阜城を出陣し、諏訪に進軍を開始しようとする。しかし、そんな信長の行く手を遮るが如く、真田昌幸が尾張の清洲城を狙って不気味な動きを見せ始めた。昌幸は信長を倒し、新たな天下人となるべく、真っ向から戦いを挑んだのだ。一方、武田勝頼が窮地に陥ったことを知った上杉謙信は、越前攻めを中止し、信濃に向かうことを決意する。上杉軍が信濃に現れたことを知った勝頼は、武田の全軍を諏訪の総決戦に投入しようとする。しかし、羽柴秀吉や軍師竹中半兵衛などの活躍もあり、武田軍は確実に追い詰められていった。果たして謙信は、勝頼を救うことができるのか!?
兄は穀物商の跡取り、美人の妹は老舗旅館に玉の輿!豊臣秀吉似のサル顔が災いして、片田舎の農家に嫁がされたサダ。口も悪くて金払いも最悪のこの女に、それでもなぜ人は吸い寄せられるのか?悩みも悲しみも笑い飛ばす、最強女の一代記!
「新しいリンになっても、ぼくと一緒にいてくれる?」A.D.2501-「ココロシステム」を求めて、レンはリン、カイト、ルカたちと月に行く決心をする。しかし、荒廃した地球から月に行くには軌道エレベーターで宇宙ステーションに向う必要があった…。「ココロ」ノベルシリーズ完結!!
孤独を抱える少年・海斗(カイト)はある日、二人の少女と出会う。裕福な家庭で育った無邪気な未来(ミク)と、面倒見がよく心優しい流歌(ルカ)。互いにかけがえのない存在となった三人は楽しい日々を過ごす。未来が海斗への恋心を自覚して、歯車が狂いだすその時までは…。届くことのない想いー本当に愛しているのは?
2013年9月7日。2020年夏季オリンピックの開催地が東京に決定したその日、警視庁は早くも五輪対策に乗り出した。7年後の東京五輪のために始動したチームに召集されたのは、警備部機動隊や生活安全課など、さまざまな部署から選ばれた個性豊かな面々だった。チームの初陣は「五輪詐欺」。架空の五輪チケットを餌に金を騙し取る詐欺グループに、チーム・トウキョウが挑む!乱歩賞作家による本格警察小説シリーズ第1弾!!
辺境貴族のおてんば姫が恋したのは、王弟で最強の騎士。20歳差&身分差が壁の片思い? でも彼も私に恋を。彼は武骨で不器用ーーだけど私にだけは激甘。初夜を前にして、優しいHのレッスンをほどこされて……。
織乃は地味なOL。深夜のオフィスで憧れの社長に惚れ込まれーー私が秘書に!? 「君は原石だ。もっと淫らに磨きたくなる」大人の巧みな手管で愛撫され、導かれる甘い愉悦。これも秘書の仕事?それとも恋人として?
お君ちゃん、今日の菓子はなんだい?江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。でもこの一家、実はある秘密を抱えていて……。思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説! お君ちゃん、今日の菓子はなんだい? 江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。 繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。 若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。 娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。 でもこの一家、実はある秘密を抱えていて……。 思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説! 「たかが菓子だ。そんな大げさなものじゃねえさ」 武士から転身した変わり種 諸国の菓子に通ずる店の主・治兵衛 「お団子みたく、気持ちのまあるい女の子になりなさい」 菓子のことなら何でもござれ 驚異の記憶力を持つ出戻り娘・お永 「お菓子って、面白いわね、おじいちゃん」 ただいま花嫁修行中! ご存じ、南星屋の”看板娘”・お君 カスドース 若みどり まるまるの毬 大鶉 梅枝 松の風 南天月
戦国最強の部隊ー「赤備え」。戦場で最も目立つ朱の具足をまとった集団が現れただけで、敵兵は畏れ、逃げ惑い、敗れていった。「天下取りの部隊」として諸国に轟いたその強さに憧れる甲斐の地侍、成島勘五郎と、幼馴染みの百姓・飯沼藤太は、武田信玄配下の赤備えを率いる山縣隊に加わり、武功を立てる。武田家が鉄砲を主戦力とする織田・徳川連合軍に長篠の戦いで敗れた後、生き残った勘五郎は徳川に主家を替え、武田の赤備えを引き継いだ“赤鬼”井伊直政のもとで天下取りを目指す。
百瀬太郎は、青い瞳をした女性国際スパイの強制起訴裁判に指定弁護人として選任された。挙式の相談に乗ってくれない百瀬に困惑する婚約者の亜子。事務所に帰ってこない主を待ちわびる野呂と七重。飼い主と会えずに寂しい日々を送るテヌー。百瀬の事務所を手伝う赤井、百瀬の身を案じる法律王子と透明人間、百瀬を利用しようとする秦野…。一心不乱に裁判の準備をする天才弁護士は、シリーズ最終巻にしてついに法廷に立つ。
「夫は、仕事ができないらしい」。会社のこと、実家のこと、ご近所づきあい……どんな家庭にもある、ささやかだけれど悩ましい「問題」の数々をリアルかつ温かく描く短編集。(解説/吉田伸子)
恋をしてから、小説が書けなくなった「私」。自分を甘やかしたい。横になる寝台が欲しいのだ。そう言った私に、男友達はバリ島行きの航空券を手配してくれた。暑い国で休んでおいで。行っておいで、あの熱帯の安楽椅子に。そこで出会った男たちと愛しあううち、私の中にバリ島の熱が染み込んでゆく。豊潤で濃密な愛の物語。巻末に、綿矢りさ・村田沙耶香両氏による特別対談を収録。
大阪のデザイン事務所で働く傍ら、副業でライターの仕事をこなす奈加子。ある日、上司の代理の打ち合わせ先で、東京の建設会社に勤める重信と出会う。共に人間関係や仕事の理不尽に振り回され、肉体にも精神にも災難がふりかかる32歳。たった一度会ったきり、しかし偶然にも名字と生年月日が同じだったことから、二人はふとした瞬間に互いを思い出す。男女のささやかな繋がりを描くお仕事小説。
独身なのに、14歳から6歳までの孤児9人を同居させているかわり者、江戸町奉行所の町方同心、大和川喜八郎・32歳。めっぽう腕は立つが、情には弱い。同僚の妻をはじめ美女が次々失踪する謎を追う「南蛮船」。巾着切が浪人者からすりとった小判には秘密があり…「埋蔵金十万両」。ほか2編の連作短編を収録。喜八郎を居候の子どもたちが助け、事件解決に大活躍する痛快大江戸人情捕物帳!
町に初雪が降った日、廃墟の塔で男が殺害された。雪の上に残された足跡は、塔に向かう一筋だけ。殺されたのは、発見者の高校生・祐今の父親だった。8年前に同じ塔で、離婚した妻を殺した疑いを持たれ、失踪していた。母も父も失った祐今を案じ、親友の烏兎と獅子丸は犯人を探し始める。そんな彼らをあざ笑うように、町では次の悲劇が起こりー。衝撃の真相が待ち受ける、青春本格ミステリ。
神奈川県警港みらい署の若手女性刑事・菱川海月。署内で「女の子」扱いされ捜査の蚊帳の外に置かれることを不満に思っていたところ、後輩とコンビを組むことに。その後輩・亘善は頭脳明晰なイケメンだが、気の短い海月に叱り飛ばされたり殴られるたびに悦ぶ、とんでもないドM。海月は、嫌々ながら彼と捜査をすることになり…。横浜で起きるいっぷう変わった事件にSMコンビが挑む!
京から大宰府に左遷され泣き暮らす道真だが、美術品の目利きの才が認められる。大宰大弐・小野の窮地を救う為、奇策に乗り出すが……。朝廷への意趣返しなるか! 書き下ろし歴史小説。(解説/縄田一男)